「次の夢は主演作品の主題歌をモーニング娘。に歌ってもらうこと」工藤遥が女優目指し卒業

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モーニング娘。’17 秋ツアーファイナル「工藤遥卒業スペシャル」
モーニング娘。’17 秋ツアーファイナル「工藤遥卒業スペシャル」

「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2017秋」のファイナル公演が11日、日本武道館で開催され、同公演をもってメンバーの工藤遥さんがグループを卒業した。

今回のツアーは9月から全国17会場36公演で、約8万2千人の動員を集めて開催され、工藤遥卒業スペシャルとなる最終公演は1万2千人の満員の観客を迎えて行われた。

工藤さんはモーニング娘。に2011年に10期生として加入。18歳ながらグループの中心を担うメンバーへと成長し、ハロー!プロジェクトを中心とした「演劇女子部」の公演では“イケメン”女優としても活躍を見せていたが、「演技することに専念したい」との理由で今年の4月にモーニング娘。及びハロー!プロジェクトからの卒業を発表していた。

ライブ中はまぶしい笑顔をたたえ続けた工藤さんだが、中盤で「ハロー!プロジェクト」のリーダーとして和田彩花さんが手紙を読み上げる場面や、メンバーから花束を受け取ったり、メンバーから声をかけられて抱き合う場面では、嬉しさと寂しさの入り混じった複雑な表情を見せた。

工藤さんを慕うメンバーたちは口々に「離れたくない」と別れを惜しみ、石田亜佑美さんは思わず「辞めないでよ!」と気持ちをぶつけてしゃがみ込む場面もあった。リーダーの譜久村聖さんは「どぅー(工藤)はモーニング娘。を支えてきてくれた存在なので、明日から1人でもゼッタイ大丈夫だと思います。でも、卒業したらたくさん甘えて、たくさん頼ってきてください。寂しくなったらいつでも連絡してね。モーニング娘。として6年間、そしてハロー!プロジェクト8年間、お疲れ様でした!」とはなむけの言葉を送った。

工藤さんはスピーチで、「“卒業したって芸能界に残るし、そんなに悲しむことはないでしょ”と卒業を発表したときは思っていました。でも、そうではない何かがあって、モーニング娘。であることに意味があって、今の自分が特別だったんだなって知りました。皆さんが私を特別にしてくれたんです。ありがとう」と涙ながらにファンへの感謝を伝えた。

さらに「女優として誰もが知っている存在になって、今ここで見てくれているみんなに“アイドル時代もよかったんだよ”って自慢してもらえるようにがんばります。私の次の夢は、自分の主演作品の主題歌をモーニング娘。に歌ってもらうことです」と目標を語った。加入当初はもやしっ子と呼ばれていた工藤さんだが、「私にはこんなにたくさんの味方がいるから大丈夫です。もう、もやしっ子じゃありません。ハル、強くなりました!」と、すっかり成長した姿をアピールしていた。