原菜乃華、映画『見える子ちゃん』の舞台裏 おばけ屋敷のメイキングツアー公開

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©2025『見える子ちゃん』製作委員会
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6日に公開された映画『見える子ちゃん』より、主人公・四谷みこ役の原菜乃華が、劇中の文化祭の目玉である“おばけ屋敷”を紹介するメイキングツアー特別映像と学園生活のオフショットが公開された。

泉朝樹のホラーコメディ漫画「見える子ちゃん」を中村義洋監督が実写映画化。原菜乃華が霊が見える女子高生・みこを演じ、久間田琳加が親友の百合川ハナ役、なえなのが二暮堂ユリア役、山下幸輝が映画オリジナルキャラクターの権藤昭生役、京本大我(SixTONES)が謎めいた教師・遠野善役を務める。堀田茜、吉井怜、高岡早紀、滝藤賢一が脇を固め、個性豊かなキャストが彩りを添える。

物語では、突然霊が見えるようになったみこが、霊を「見えていないフリ」でやり過ごす中、親友ハナに異変が起き、遠野先生の謎を追う。文化祭とおばけ屋敷が重要なテーマとなり、みこが恐怖と向き合い親友を救う姿が描かれる。中村監督は原作3巻を基に脚本を制作し、原作2巻のおばけ屋敷から着想を得て文化祭を導入。「物事に向き合わない人が向き合う話にしたい」との思いから、ネット調査や高校生へのヒアリングを経て、おばけ屋敷を物語の中心に据えた。

公開されたメイキングツアー映像は、2024年の撮影時にロケ地の校舎で手作りされたおばけ屋敷を、原菜乃華と美術担当の久渡明日香氏が紹介するもの。原さんはハンディカメラを持ち、空中に浮くガイコツや落ちてくる蜘蛛などの装飾を巡り、映画制作の裏側を伝える。久渡氏は「国語の授業中にみんなに作ってもらった」と明かし、劇中で生徒たちが遠野善(京本大我)の授業中に制作した段ボールの不気味な目などの装飾が使用されたことを紹介。高校の文化祭らしい雰囲気が再現されている。

久渡氏は美術の工夫について、「窓を真っ暗にすると部屋が暗くなりすぎるので、カラフルなステンドグラスを取り入れて明るさを演出しました」と説明。さらに、「ミイラ化したキューピーちゃんや包帯を巻いたぬいぐるみで、怖いだけではない女子高校生らしいかわいさをテーマにしました」と語る。

原さんは「絵とか色とかもすごくおしゃれでかわいい!」と目を輝かせ、「根っからの怖がりなので、最初はビビりましたけど、だんだん楽しくなってきました」と笑顔で振り返った。解禁されたオフショットでは、劇中の霊に怯えるみことは異なる、リラックスした原さんの表情が捉えられている。

映像では、原さんが劇中で制作した「みこ柳」(原命名)のオブジェや、ウサギの看板の仕掛けも紹介。久渡氏は「ハナ(久間田琳加)をギャーギャー言わせたい」と意気込みを語り、その願いは叶った。なえなのがプロモーションで「本気でウサギの仕掛けにハナがビビり散らかしていた」と暴露し、「私も現場でハナの反応見て笑っちゃいました。めっちゃ叫んでて、リアルで面白かったです」と付け加えた。久間田さんは「ウサギの看板、ほんとに怖かったんです! 飛び出してくるタイミングが絶妙で、心臓バクバクでした」と振り返り、撮影の臨場感を伝えた。

オフショットでは、美術スタッフが作り上げた“学校”で自然体なキャストたちの姿が映し出され、青春の雰囲気が漂う。原さんは「文化祭のシーンは、みんなでワイワイ準備してる感じがほんとに楽しかった。撮影の合間にみんなで笑い合ったり、青春そのものでした」と語り、なえなのさんも「学校のセットがリアルすぎて、撮影中なのに自分の高校時代に戻ったみたいだった」と懐かしんだ。山下さんは「昭生役として、みこやユリアと一緒に謎を追うのが楽しかった。文化祭の準備シーンは、みんなのチームワークがそのまま映ってると思います」とコメント。京本さんも「遠野先生として、ちょっと不気味な雰囲気を出したかったけど、美術の細かさに助けられました」と美術への賞賛を述べた。

公式サイト https://movie-mierukochan.jp/
©2025『見える子ちゃん』製作委員会

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