【坂ノ上茜インタビュー】主演映画『愛ちゃん物語』が公開「これが“初主演”になるとは思ってなかった」(!?) | GirlsNews

【坂ノ上茜インタビュー】主演映画『愛ちゃん物語』が公開「これが“初主演”になるとは思ってなかった」(!?)

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これまでドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)など女優として多彩な作品に出演する一方、情報&バラエティ番組で面白いキャラクターを発揮している坂ノ上茜さん。その初主演映画となる『愛ちゃん物語』が29日に公開される。実は、本作が初主演作になるとは思っていなかったという坂ノ上さん。その理由とは?

--最近はBS-TBSで放送中の『町中華で飲ろうぜ』でも注目されている坂ノ上さん。町なかの個人経営の中華料理店に一人で入っていき、店の方々やお客さんたちと交流する番組ですが、番組では本当においしそうに瓶ビールを飲む姿が印象的です。番組を始めてから……

「もう4年目になります。お酒大好きなんですよ!」

--番組で心掛けていることは?

「自分が楽しくいることですね。『カメラが回ってても回ってなくても変わらないね』とよく言われます(笑)」

--本当に素で楽しんでいる様子が伝わってきます。さて、今回公開が決まった主演映画『愛ちゃん物語』は、ポップでユニークな世界観や、坂ノ上さん演じる主人公・愛ちゃんのカメラ目線の語りが随所に出てくるなど、いろいろと斬新な作品となっていますね。

「なかなか映画ではないですからね、カメラ目線で話すということは。でも『王様のブランチ』のレポーターとかやっていたので、意外とそこはあんまり気にせずにやっていました」

--ここで映画の内容の紹介を。16歳の愛ちゃんは、仕事人間であり毒親の父に過度に束縛され、自由を知らずに成長。友達もおらず、オシャレも知らない愛ちゃんは、ある日偶然、聖子さんと出会います。文化も生活も異なる二人は一緒に過ごすなかで 、家族のようで友達のような関係になっていきますが、実は聖子さんにはある秘密があり……という物語。坂ノ上さん演じる愛ちゃんはかなりユニークなキャラクターですが、共感できる部分もありますか?

「世界観がユニークで個性的だから、自分に近いかと言われればわからないんですけど、似ているところは根が明るかったりだとか、わりと素直なところは似ているんじゃないかなと思います」

--動きやリアクションがオーバーめなのも印象的です。

「ポップな作品なので、多分その世界観の中でナチュラルとはこういうことなんだろうなと思います。愛ちゃんが地に足がついているのではなく3cmくらい浮いているような感じで(笑)。とにかく映像がきれいでポップ。日常を描いた作品にはまぁないような色彩だったり、その非日常感が観ていて楽しい作品だなと思います」

--キャストのファッションや登場するインテリアもポップで可愛いですね。

「そうですね。聖子さんの部屋は一面ピンクだし、実際に住むとなったら落ち着かないと思うんですけど(笑)、本当にキュートで!」

--撮影が行われたのは3年前だそうで。

「そうなんですよ、顔もだいぶ変わって(笑)。今26歳ですが、“16歳の役を演じるのにどう思いますか”って言われて、10歳下というのはちょっとヤバイなって(笑)。当時は23歳ですけど……」

--ちなみに坂ノ上さんの16歳の頃って?

「高校1年生くらいまではわりと愛ちゃんに近かった気がします。高校の入学式で、むっちゃ元気すぎて引かれた思い出があるんですよ。“唐揚げ食べたーい”って入学式のときに叫んでたり、『“うるさいなこの人”って思った』って言われました。高校デビュー失敗しました(笑)」

--懲りて大人しくなったり?

「大人しくはなってないです(笑)」

--でも、その物おじしない感じは今の『町中華で飲ろうぜ』で生かされているのかも。

「私、特に一期一会な場所だったら人見知りしないんです。逆に、“このメンバーでレギュラー番組をやっていきます”というときなど、今後もずっと付き合っていかなければならない人だと、一回どういう人なんだろうと窺ってみるんです。一期一会の場だったら、その日限りだったりするわけじゃないですか。だったら人見知りしてる場合じゃないと」

--映画の撮影で特に苦労したシーンや考え込んだシーンは?

「愛ちゃんが友達と自由に遊びたいと思ったときに、“父親”という壁があって、そこにぶつかるところで、愛ちゃんが感情をむき出しにするのですが、そのシーンは自分の中でどう表現しようか悩みました。一発OKではあったんですけど、“どうなんだろうな、大丈夫だったかな”と未だに心配しています」

--ところで、坂ノ上さんがもともとこの世界に入ったきっかけは?

「2009年に事務所の全国オーディション(アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』)で入賞したことがきっかけです。それが中学2年生になってすぐのころで、そこから高校を卒業するまでは地元の熊本にいたので、ほとんど仕事はなく、月に一回福岡までレッスンを受けに通っていたくらいでした。大学入学と同時に上京し、そこから少しずつお仕事をしたりオーディションを受ける機会が増えていきました」

--全国オーディション入賞後、すぐに上京したいという思いはありませんでしたか?

「事務所も家族も“高校を卒業するまでは地元にいたほうがいいよね”ということでわりと早い段階でまとまっていました。“学業優先で、学校行事なども参加したほうがいいよね”と。私自身も嬉しかったです。地元が好きだし、学校行事や部活動にも取り組めたし。この仕事をしている人で“修学旅行に行けなかった”“最後の体育祭出られなかった”という人も多いじゃないですか。そんな中で、普通の学生が経験することをちゃんと経験させてもらえたのはよかったなと思います。一方でオーディションの同期がどんどんどんどんドラマやCMなどで活躍しているのを見ていて、“あ、吉沢(亮)くん、『仮面ライダー』決まったんだ”とか“野村(周平)くん、好青年な役やってるな(笑)”とか頑張っている様子を見ていると、正直“早く東京に行きたいな”という気持ちもありました」

--でも長い目で見て、女優として活動していくには、一般の学生だったり普通の感覚を体験できたことは大きかったのかも。

「たしかにそれは大きかったです。“メビウス”(主演映画『ぬけろ、メビウス‼/2022年公開予定)では、専門学校卒業で大学に行ってないことだったり、派遣社員ということがコンプレックスという女の子の役だったんですけど、私の周りで専門学校に行ってたけど中退してロサンゼルスの大学に行った友達がいるので、その子に話を聞いたり、そういうこともできて。芸能人が多い学校に通っていたら、そういう友達とも出会えなかったかもと思いますし、友達にはいろんな仕事をしている子がいて、幼稚園の先生やピアノの先生、建築関係や助産師……本当にいろんな仕事に就いている人が多いから、そういう役が来たら、相談できる子がいっぱいいて、それはよかったなと思います」

--公開にあたって、これまでにない、主演映画ならではのワクワク感みたいなものってありますか?

「まだあんまり実感がなくて、今日取材日ということで、“ああ、公開なんだ”と少し感じました。そもそも劇場公開できることになったのがびっくりで、3年前に撮影していたときは自主制作で撮っていた映画で、時間を経て映画祭で賞をいただいて、そして劇場で公開できることになったのですが、初主演作品だけど、実はこれが私にとってスクリーン初主演作になるとは思ってなかったんです。今年公開予定の『ぬけろ、メビウス‼』が私にとって初主演になると思ってたんですよ。だから、あれ⁉って感じです(笑)。不思議な感じです。そもそも公開するって決まってなかった作品なので、“これ、公開するんだ! メビウスより先じゃん”って。こういうことってあるんだ!って(笑) すごくラッキーだなと思います」

--改めて『愛ちゃん物語』についてメッセージを。

「何も考えずに気軽に観に来てほしいなと思います。感じるものもきっとそれぞれだと思うし、刺さる人にはきっと刺さるものがあると思うし、刺さらなかったとしても“楽しそうで元気をもらった”という気持ちになってもらえると思うので、ちょっとでも気になったら気軽に観に来てもらいたいなと思います。観終わったあと、ルンってした気持ちで帰れると思うから」

--たとえば、“人生やりたいことをやって、楽しんでいこう”というようなメッセージ性も感じますが、そこを伝えたいということでなく?

「それが全体のテーマかと言われたらそうでもない気がして、いろんな愛があって、家族に愛を感じる人もいるかもしれないし、聖子さんとの関係性に愛を感じる人もいるかもしれない。捉え方は人それぞれだから、あんまり“こういうテーマです!”と決めすぎなくてもいいんじゃないかなと思います。いろんな好きが詰まっていて、観てハッピーになれるんじゃないかなと思います」

--今後も女優活動もタレント活動も?

「はい、どっちも楽しくやれたらいいなと思います」

--特に女優としてやってみたいことは?

「和服を着たいです。最近あまり言われることが少なくなったけど、以前は“上京3日目みたいな顔してるね”ってよく言われていたので、和服とか着たら意外と似合うんじゃないかなと思って。たまに着物の着付けも勉強していて、和服には興味があります」

--時代劇への出演経験は?

「一度もないですね。ぜひやってみたいです。あ、やっぱり大河ドラマに出たいですね!」

坂ノ上茜(さかのうえ・あかね)
1995年12月15日生まれ、熊本県出身。2015年にドラマ『ウルトラマンX』で女優デビュー。以降、映画&ドラマ『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-』(2019年)、ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系/2019年)などに出演する一方、『王様のブランチ』(TBS系/2021年まで出演)、『町中華で飲ろうぜ』(BS-TBS /レギュラー出演中)など情報&バラエティ番組でも活躍。

映画『愛ちゃん物語』は29日、シネクイントほか全国順次公開。

昨年のぴあフィルムフェスティバルにてエンタテインメント賞(ホリプロ賞)と映画ファン賞(ぴあニスト賞) をW受賞した本作。「歴史から消えた小野小町」(2017)がカナザワ映画祭や東京学生映画祭で話題となった新鋭・大野キャンディス真奈氏が、2年の構想・製作期間を経て完成させた⻑編初監督作品。毒親の⽗親に厳しく育てられ⾃由を知ら ない16歳の愛ちゃんが、ある出会いによって世界が⼀変していく成⻑物語となっている。

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