髙石あかりと伊澤彩織が揃って登場 映画『ベイビーわるきゅーれ』でトークイベント

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「ベイビーわるきゅーれ」トークイベント
「ベイビーわるきゅーれ」トークイベント

全国公開中の映画『ベイビーわるきゅーれ』のトークイベントが2日、池袋シネマ・ロサにて行われ、主演の髙石あかりと伊澤彩織の二人が揃って登壇し、阪元裕吾監督が司会を務めた。

本作は、ダンスボーカルグループ「α‐X’s」を卒業後、女優として活躍し、舞台『鬼滅の刃』の竈門禰豆子役が好評の髙石あかりと、女性スタントアクションとして『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』をはじめ、内外の作品で活躍し、TTFCオリジナル作品『ヨドンナ』などにも出演している伊澤彩織の二人が主演。

社会不適合者な元女子高生の殺し屋コンビが社会に馴染もうと頑張る“明るい殺し屋映画”で、アクションシーンとほのぼのシーンのギャップが絶妙な持ち味となっている。7月30日に封切り後、Filmarks初日満足度ランキング1位に輝き、リピーターが続出している本作は全国で拡大公開されている。

髙石さんと共に本作で初主演を飾った伊澤さんは、海外作品の撮影でドイツにいたため、本作の初日舞台挨拶を含め、観客の前に登壇することができていなかった。ついに二人が揃って登場するとあって早い時間から行列ができるほどの人気ぶりで、コロナ対策で席数制限を設けた客席は満席となっていた。

上映後に行われたトークイベントでは、撮影の雰囲気などについて聞かれ、髙石さんは「監督から好きなようにやっていいと言われて、いい意味でふざけられる現場でした」と振り返った。

阪元監督の前作『ある用務員』で初めてセリフのある役で出演した伊澤さんは「私をよく主役にしようと思いましたね」とつぶやきつつ、「今でも主役をやったか定かではない気がする。本当に私がやったけ?というぐらい今も不思議です」と心境を明かした。

役作りのコミュニケーションについては、二人で食事に行くような時間が作れなかったが、LINEを交換して仲を深めたという。伊澤さんが「作中の二人みたいに絶妙な距離感がいい。ご飯は食べに行けなかったけど、ワッフルを食べるシーンは食べに行った」と振り返ると、髙石さんは「自分の撮影がないときにもよく来ていましたよね」とうなずいた。アクション監督に代わって、伊澤さんが髙石さんのアクションを指導したシーンもあり、二人の仲が息のあった演技に繋がったようだ。髙石さんは「ずっと練習ができたわけじゃないけど絆を深めていたおかげで、いいバディ感が出せたと思う」と語った。

本作のパンフレットには、ミニボイスドラマと二人が歌う挿入歌を収録したCDが付属する。歌の経験がなかった伊澤さんは、収録1週間前に聞かされ、ボーカルレッスンとカラオケに通いながら練習したと苦労を明かした。監督が「続編があったら、今度はバラードを歌ってもらおうかな」と言うと、伊澤さんは「今度は早めに言ってください」と焦り、髙石さんも「一緒に行きます!」とうなずいた。

髙石さんが「伊澤さんが隣にいると安心して気が楽にトークができてよかった。この劇場でも9日まで上演延長が決まり、まだまだこういう機会ができるように、もっと広めてほしい」と観客に呼びかけると、井澤さんも「お客様の行列の写真が監督から送られてきて、『ベイビーわるきゅーれ』がこんなに愛されていると改めて実感しました。チケットが買えなかったというツイートも見かけたので、また舞台挨拶に立てるように応援してほしい」と願っていた。

『ベイビーわるきゅーれ』公式サイト https://babywalkure.com/