女優の増田璃子さんが、映画『ちょき』(12月3日公開)で長編映画初主演を果たしている。 目が全盲という難役だが、儚くも力強い主人公・サキを見事に表現している。
舞台は和歌山にある小さな美容室。店主の直人の元に一本の電話がかかってくる。それは10年前、美容室の階上で妻・京子が開いていた書道教室の生徒・サキからのものだった。10年前のある事件以来会っていなかった少女。彼女は視力を完全に失っていた。直人も最愛の妻を5年前に亡くしていた。空白の10年間に何があったのか?サキの思いを知り、直人は大きな決断をする…。
増田さんは長編映画初主演になるが、目が全盲という役柄を聞いて、「不安や緊張が大きくて、最初は『私でいいのかな』『大丈夫なのかな』という気持ちでした」と明かす。撮影前には、白杖を借り実際に歩いてみることで、目が不自由な人の感覚を実感したりなどの準備をしたという。
そして撮影の直前、地元の盲学校で目が全盲の少女と出会ったことが大きかったという。「私より3つくらい年下の女の子で、すごく明るくて、『何かできることがあれば言ってください』とおっしゃってくださって…。彼女と話せたことで気が楽になりました」と語る。
今回のサキ役は増田さんに当て書きだったとのこと。サキの性格が自分に似ているところもあり、ありのままで演じることができ、特に役を作り込んだり、役の気持ちがわからなかったり、ということはなかった。「サキは目が不自由ですが、一人の女の子という部分は変わらないので、本当に感じたまま動きました」という。
現在19歳の増田さん。役柄のサキと同じように40代の男性に恋愛感情を持つ気持ちをわかるかと問うと、「自分自身はそんなに年上の人を好きになったことはないですけど、もしサキの立場で、そういう存在の人がいたら恋愛するんじゃないかなと思います」という。作品の中では「お互い大切なものを失くし、困難があったからこそ、この二人は惹かれあったのかなと。そう考えると自然と恋愛する気持ちになれました」という。増田さんが作品の中で恋心を演じるのは今回が初めてだが、撮影は台本の順番通りに行われたため、気持ちは作りやすかったそう。
撮影は昨年の12月の中旬、物語の舞台となった和歌山で行われた。和歌山には今回の撮影で初めて行ったという増田さんだが、「ほっこりとした雰囲気が好き」とすっかり和歌山の魅力に惹かれたようだ。この作品を通して「和歌山の素敵なところを知ってもらいたいです」と語り、そして「この作品が私の代表作になればいいなと思います」と目を輝かせた。
映画『ちょき』は和歌山での先行公開に続き、12月3日(土)より渋谷HUMAXシネマにてレイトショー公開。
〈プロフィール〉
増田璃子(ますだ りこ)
生年月日:1996年12月26日生まれ
血液型:B型
出身地:埼玉県
趣味:貯金、買い物
特技:水泳、習字
小学生の頃にスカウトされ、芸能活動を開始。これまで映画『わたしたちがうたうとき』(2011年 ※主演)、『転校生』(2012年)などに出演。
スタイリング=難波雅恵、ヘア&メイク=佐々木愛
衣装協力=11、Hello UFO
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