長谷川京子 11月に放送されるドラマ『長谷川町子物語』で町子の姉、毬子役に決定!

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長谷川京子(左)・尾野真千子(右) (C)フジテレビ
長谷川京子(左)・尾野真千子(右) (C)フジテレビ
  • 長谷川京子 (C)LesPros entertainment

9月20日、国民的人気アニメ『サザエさん』放送45年を記念し、サザエさんの生みの親である作者・長谷川町子の人生を描くドラマ『長谷川町子物語』の放送が決定、尾野真千子が主演、町子役となることが発表されたが、さらに町子の姉、毬子を始め魅力的なキャスト陣が発表された。

町子がサザエさんを生み出すにあたっては、毬子ら家族との生活を抜きにしては語れない。長谷川京子演じる毬子は姉妹社を設立、世に「サザエさん」を広めていくことになる。さらに、妹の洋子には木村文乃が決定。

長谷川一家にはかかせないムードメイカーを演じる。若くして急に夫を失いながらも驚くべき決断力と行動力で3姉妹を育てる母、貞子には松坂慶子。娘たちのたぐいまれな芸術的感性に気づくとすぐに町子は漫画界の重鎮、田河水泡に弟子入りさせ、姉、毬子は洋画家の大家のもとに弟子入りさせるなど決断の早い母であった。町子を温かく、父のように、兄のように見守る漫画家、田河水泡役には三浦友和が決定した。この魅力あふれるキャスティングにより『長谷川町子物語』があざやかに描かれていくこととなる。

長谷川京子演じる毬子は特に戦中、戦後を通じて一段と苦労の多い役どころ。だがそんな毬子の心を町子の漫画が救うこととなる。今まで知られることのなかった長谷川町子の生涯が明らかに!!

18日(水)のドラマクランクインで初めて出会った二人にお互いの印象を聞くと二人よりそいながら答えてくれた。

尾野真千子は「大人の女性のイメージで(今日は)長谷川さんが10代という姿をずっと妄想していました。兄弟感を味わいたくてずっとくっついています。」とほほえむと長谷川京子も「(二人の距離が)近いよね」(長谷川京子)と常に顔をくっつけている尾野に声をかけながら「収録中もずっとスカートのすそをつかんでるものだから動きづらいんですよ」とほほえんだ。

さらに長谷川京子は国民的人気漫画家町子の姉・毬子というこれまでもNHKの『マー姉ちゃん』など描かれてきたキャラクターを演じることになることについて感想を訪ねると「今回の脚本の中で自分の立ち位置を確認しながら、お母さんが天真爛漫な分、しっかりせざるをえなかったけれど、おかあさんや町子ちゃんにたっぷりと愛情を持っているというところを出していきたいと思います。」と意気込みのほどを語った。

いよいよ、国民的人気漫画『サザエさん』を生み出した町子一家の夢や希望を家族と共に実現していく第一歩を踏み出した尾野、長谷川。クランクインを迎えた二人は既に初日にして姉妹のよう。

「いつもおしゃべりしていて三浦友和さんにも『本当に女性はおしゃべりがすきだよね』って言われました」(長谷川京子)と語るほどの仲むつまじさ。

尾野真千子と長谷川京子という二人とも演じる役と共通の名前であることをたずねると「二人あわせて『長谷川町子』って。」(尾野)「って一緒に話してたんですよね」(長谷川京子)と仲良く語りあっていた。

サザエさんという人気漫画、アニメを生み出した長谷川町子物語に出演することについては尾野真千子は「こんなに長く皆に愛されている作品って本当にすごいなと思います。それを書いた方を演じさせていただけるなんて本当に幸せです。」とあらためて喜びをかみしめ「サザエさんというといつも夕方家族が集まってご飯を食べる準備をしている時に見ていたという記憶があって、そんな風に自分の人生のあるひとつの風景になっているってすごいなと思います。 」(長谷川京子)と作品への思いを語った。

さらに、今回恋人のアズママナブ(東学)を演じることになる徳井義実さんについて感想をたずねると(共演シーンはこれから収録)「お会いしたら無口で借りてきた猫みたいな方で」とほほえみこれからの収録シーンを楽しみにしているようだった。

ここにさらに洋子役、木村文乃、さらに母親貞子役松坂慶子が加わることとなり今後の収録にさらに期待が高まるところ。時代と世代を超えて愛される「サザエさん」がいかにして生まれたかその秘密に迫りたい!

<ドラマ解説>
長谷川町子のエッセイ漫画「サザエさん うちあけ話」など過去の文献や資料をもとに、人気漫画家の生涯を徹底取材。戦前、戦中、戦後にわたる波乱の一生を、笑いと涙にあふれた『サザエさん』に通ずる世界観でドラマ化する。 
 長谷川町子を主役にその人生を描くドラマが制作されるのは今作が初めて。最愛の父の死、母の英断による福岡からの上京、漫画界の御大・田河水泡に15歳で弟子入り、義兄の戦死、など戦前戦中戦後の厳しい道のりを家族皆で支え合いながら生き抜いていく姿を中心に、漫画「サザエさん」が誕生する瞬間、そしてそれが戦争で傷ついた人々、老若男女の心を励ましていく様子が描かれ、1946年のサザエさんの誕生から67年経ってなおこれほどまでに日本人の心をつかんで離さないのか、「サザエさん」の人気の秘密にも迫ることとなる。町子が漫画のサザエさんを描くと、そこからアニメのサザエさんが浮き上がってくるという演出のシーンもあり、尾野演じる長谷川町子とサザエさんとの共演にもご期待いただきたい。

【ドラマ概要】
<タイトル>
フジテレビ開局55周年特別番組
アニメ「サザエさん」放送45周年記念
『長谷川町子物語~サザエさんが生まれた日~』

<放送日時>
11月放送予定

<キャスト>
長谷川 町子・・・尾野 真千子
長谷川 毬子・・・長谷川 京子
長谷川 洋子・・・木村 文乃
長谷川 勇吉・・・イッセー尾形
アズママナブ(東学)・・・徳井義実
長谷川 貞子・・・松坂 慶子
田河 水泡 ・・・三浦 友和

<あらすじ>
昭和2年、長谷川町子7歳。町子は福岡で暮らす元気いっぱいの女の子。自然の中で一日中跳ね回り、家に帰れば片っ端から紙という紙に絵を描いていくという絵が大好きな女の子だった。炭鉱の技師をしていた父親はオシャレで、なによりも家族を大事にする人、町子はそんな父親が大好きだった。しかし、昭和9年、町子14歳の時、他界。一家は東京へ行くことを決意する。決断の早い母は、漫画が好きという町子に15歳にして田河水泡への弟子入りを進め実現させ、それがきっかけで町子は漫画家デビューを果たすのだった。内弟子として順風満帆な生活を送っていたが、戦局は厳しくなり一家は福岡へ疎開。終戦後、地方新聞から町子の元へ4コマ漫画の連載依頼が入る。アイディアに困った町子は、家の近くの百道の海岸で海を眺めながら、「サザエさん」を生み出すヒントと出会うのだった。「サザエさん」誕生の瞬間。それは、町子にとって苦難の始まりでもあった。

情報提供:(C)LesPros entertainment (C)フジテレビ