アニメオタクとして知られるタレントの中川翔子と、声優アイドルグループ22/7の天城サリー、そして、お笑いコンビ・インパルスの板倉俊之が2日、池袋・東京建物Brillia HALLにて開催されたアニメイベント『TOKYO ANIME NEXT』で、トークショーを行った。
最初のテーマは「アニメに夢中になったきっかけ」。中川さんは、『美少女戦士セーラームーン』第1話が人生を変えたと明かし、「毎日セーラームーンのことを考えたまま41歳まで生きてきた」と告白。「女の子が足が長くて、男子を守りながら友情も恋も叶えていく。前世や宇宙、宝石、リボンと、この世のすべての可愛いが詰まっている。人生って面白いかもと教わったのがセーラームーンだった」と熱く語り、「死ぬ瞬間もセーラームーンのことを考えて死ぬと思う」と話した。ブルース・リーと並んで「考えていない瞬間がない」と言い放った。
板倉さんは、小学生時代に夢中になった『北斗の拳』を挙げた。男3兄弟の次男で、兄をラオウ、自身をトキ、弟をケンシロウに見立てていたといい、「ジャギは誰なのかという論争になった」と明かした。また、子供の頃は「アムロがいい者、シャアが悪者」としか見ていなかった『機動戦士ガンダム』が、大人になって見返すと「シャアの物語なんじゃないか」と深く感じるようになったと語った。
アメリカで育った天城さんは、アニメにはまったのは中学生のときだったと振り返る。学校になじめず、行くのをやめようとしていたところ、ネットで『銀魂』の画像に出会ったのがきっかけだったという。母から「学校に行かないなら銀魂を見ちゃダメ」と言われたことで学校に復帰できたといい、「銀魂のおかげで最強のメンタルで復活した」と話した。声優という職業を知ったのも、日本語を覚えたのも『銀魂』だったという。
続いて「自分にとっての推しアニメ作品」を発表。板倉さんは『進撃の巨人』、天城さんは劇場版『呪術廻戦 0』を選んだ。天城さんは同作を13回以上劇場で見たといい、夏油傑が大好きだと告白。「見れば見るほど愛が重くなる。13回目も大号泣した」と話し、「人生でいろいろ辛いことがあっても、あの頃の夏油傑に比べたらと思う」と語った。
中川さんが選んだのは『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』。母になった今、改めて見て泣いたと明かした。「レベル40を超えると、人生の半分を折り返したんだ、あの頃に帰りたいとばかり考えてしまう。でも、思い出を抱きしめながら、思い出と共に未来に向かって生きていかなきゃいけないのが大人だと、ひろしに教わった」と語り、しんのすけが東京タワーで何度も転びながらも「家族と一緒にいたい、大人になりたい」と進む場面に触れて、「5歳児がそう言ってくれるなんて、グサッときた」と話した。「どうしたらしんちゃんにお年玉を振り込めるのか」と笑わせる一幕もあった。
話題が海外でのアニメ人気に移ると、中川さんは「アニメソングは日本語のまま通じる」と語り、今年イベントで訪れたフランスでアニソンを歌った際には、会場全員が日本語で合唱してくれたといい、「アニメが好きという気持ちに年齢も時差も関係ない」と話した。
天城さんは、「以前は学校の子たちにアニメが通じず、ジャパニーズカートゥーンと呼ばれていた。アニメのTシャツも、マニアックな店の奥にあるものだった」と振り返る。それが今では、おしゃれな女の子が通う店のレジ横にもグッズが並ぶようになったといい、「アニメを見ていてもオタクとは言わない時代になった。自分が日本に来てから向こうでも一般的に広がってくれてよかった」と話した。これを受けて中川さんは、「ギャルの聖地だった渋谷の街がアニメとコラボしている。アニメが好きと言うのに勇気がいる時代は息苦しかったが、今は深呼吸しやすい」と語った。
続いてアニメ音楽の話題へ。板倉さんは、少年時代にTM NETWORKに夢中になったといい、『CITY HUNTER』の『GET WILD』などを、テレビの前でカセットテープに録音していたと明かした。「洗い物の音や家族の声が入ると、また1週間待たなければならなかった」と笑わせた。
天城さんは、自身がアニソンに出会ったのは中川さんの『空色デイズ』だったと明かした。アメリカのアニメイベントで開かれたカラオケ大会では、「出場者10人のうち6人が『空色デイズ』を歌っていた」といい、海外の人でもアニソンが日本語で歌えることに驚いたと振り返る。今でもランニング中によく聞いており、「熱い気持ちになって、いつもより速く走れる」と話した。
さらに、22/7のオーディションでも同曲を歌ったことを告白。これを聞いた中川さんは「そうなんですか!」と声を上げ、司会者も「台本にない話でした」と驚いた。
トークの後は、アニメ音楽の名曲が、オーケストラの生演奏とともに披露され、中川奈美、ヒグチアイ、倉木麻衣が歌声を届けた。
イベントの最後には、新たに設立される「日本アニメアワード」が2027年11月21日にSGCホール有明で開催されることが発表された。
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