吉岡里帆、関西弁の役柄に意欲「地元のノリや温かみを表現できる作品に挑戦したい」

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女優の吉岡里帆さんが、DIC株式会社の新たな企業ブランドCM「DIC岡里帆」シリーズの第6弾に15日より出演、進化したキャラクター「AI DIC岡里帆」を演じている。

今回のCMでは、デジタル社会の進化を支える「ケミトロニクス材料」がテーマとなっている。これまで5年間続いてきたシリーズで愛されてきた「DIC岡里帆」が、AIとして新たなステージに進化し登場する。公開に合わせて、AI生成された吉岡さんの声と会話が楽しめる特設サイトもオープンした。

AI役を演じるにあたり、吉岡さんは人生初のAI生成用ボイス収録に挑戦した。インタビューでは「ナレーションや声優の経験はありますが、AI生成用ボイスの収録は初めてでした。抑揚を抑えた不思議な言葉や難しい羅列を淡々と読む作業は衝撃的でしたね。新しい扉が開いた気がします」と語っている。また、自身の声がどのようにAIとして再現されるのか、期待とともに若干の不安を抱いている様子も見せた。

1月15日に誕生日を迎える吉岡さんは、新しい1年への抱負についても語った。昨年は海外旅行や仕事に精力的に取り組んだ一年だったが、2025年は日本史の勉強を含め、さらに挑戦を続ける意欲を示している。「2026年の大河ドラマ出演に向けて、健康を保ちながら心も健やかに過ごしたいと思います。日本史を改めて学び直し、時代を旅するような感覚で役に取り組みたいですね」と語った。

抱負を漢字一文字で表すなら「旅」と述べた吉岡さんは、私生活でも仕事でも新たな発見を求める姿勢を強調した。また、この冬は自炊に力を入れたいとも話し、「撮影中は外食やお弁当が増えるので、ランチや朝ごはんくらいは自分で作れるよう頑張りたいです」と意気込んだ。

さらに今後挑戦したい役柄としては、関西弁を活かした役を挙げた。「関西弁で話す役はあまり経験がないので、地元のノリや温かみを表現できる作品に挑戦したいです」と述べ、プライベートではマリンスポーツや再度のパラセーリングにも挑戦したいという。

CM「AI DIC岡 登場篇」では、吉岡さん演じるAI DIC岡里帆が半導体部品と会話し、その進化への感謝と期待を伝える様子が描かれている。高速処理を象徴する超人的な動きやコミカルな表情が見どころとなっており、未来のデジタル社会を支える材料技術を親しみやすく伝える内容だ。

吉岡さんはCM撮影について、「AIの動きを演じることが難しかった」と語る。具体的には、抑揚を抑えつつも感情を込めるバランスや、無機質な表情を維持しながら身体表現でストーリーを伝える挑戦があったという。「監督やスタッフと何度も話し合いながら調整を重ねました。細かい動作一つひとつに意味が込められているので、集中力を保つのが大変でした」と振り返る。

また、収録現場の雰囲気についても触れ、「チーム全体が一体となって作品を作り上げる情熱を感じました」とコメント。特にCGチームとの連携が重要だったといい、「現場でのモーションキャプチャの動きを確認しながら、技術的な部分と演技をすり合わせていく過程が新鮮で楽しかったです」と語った。

インタビューの最後には、ファンへのメッセージも寄せられた。「このCMを通じて、未来の可能性やテクノロジーの進化について考えるきっかけになれば嬉しいです。私もこの作品から多くの刺激を受けました。皆さんに楽しんでいただけたら幸いです」と語り、視聴者との新しいつながりを期待している様子を見せた。

特設サイト「AI DIC岡里帆」
https://www.dic-global.com/ja/dic-oka/ai-dic-oka/

 

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