東京女子流 山邊未夢 & AKB48 山邊歩夢姉妹、ライブ初共演が実現! 新たな挑戦も光った山邊未夢生誕ライブ

アイドルユニット/グループ ニュース

4人組ガールズグループ・東京女子流が先月25日、ワンマンライブシリーズ「新*定期ライブ」の「EPISODE-94 山邊未夢生誕ライブ ~Be-nation~」を東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURにて開催。メンバーの山邊未夢さんは自身の生誕公演で、実妹である山邊歩夢さんと初共演を果たした。以前AKB48のテレビ番組で共演経験のある二人だが、ライブでは今回が初。二人で東京女子流楽曲、AKB48楽曲を女子流メンバーたちとともに元気にパフォーマンスした。

5月の13周年公演でお披露目された、最新のガーリーな花柄衣装で登場したメンバー4人。ライブは、山邊さんが発売時「ここ数年で特に大好きな曲」と絶賛していた『days 〜キミだけがいない街〜』からスタートした。そして2曲目にはOfficial髭男dismのカバー『Universe』を山邊さんがソロで歌唱、普段の女子流での歌唱の雰囲気とは違う山邊さんに、冒頭から、このステージでさらにどんな新たな一面を見せてくれるのか、楽しみな予感をさせた。

MCでは、タイトルの「~Be-nation~」(ベー・ネーション)について「“山邊”だからみんなに“べーちゃん”や“べーさん”と呼ばれているので、このタイトルをつけさせてもらいました」と説明。そして「このライブを通していろんな私を感じていただける、まだ見たことのない、知らないような私の一面をみんなにお届けしたい、そういうライブになっているんですけど、今日は私一人じゃなくスペシャルゲストにも来てもらっています」と語ると、場内から大きな歓声が。そして「スペシャルゲストAKB48の山邊歩夢です!」との呼び込みで妹の歩夢さんが登場。「緊張はそんなにしてないんですけど……。不安が大きいけど頑張ります!」と語り、二人で東京女子流の『大切な言葉』を披露した。続いてAKB48の『365日の紙飛行機』を二人で歌唱。歩夢さんはやや緊張気味ながらも大切そうに歌う姿が印象的だった。曲中女子流メンバー3人も合流し、美しい歌声を響かせた。歌唱後スタンドマイクが登場。そして歩夢さんの「ヘビーローテーション!」「1、2、3、4」の掛け声とともにAKB48の大ヒット曲を5人でパフォーマンス。場内からはAKB48のライブふうの歓声も。女子流の4人も実に楽しそうに歌う姿が印象的だった。

歌唱後、「『ヘビーローテーション』を5人っていう少ない人数で歌うのがすごく斬新だなと思いました」と語り、笑いにつつまれる中、「最初のカウントは緊張しました」と振り返る歩夢さん。冒頭の「ヘビーローテーション!」の叫びについては、リハーサルで未夢さんから「可愛い感じじゃなく、みんなのテンションぶち上げる感じで!」とアドバイスされたという。そんな姉妹間でのライブのアドバイスもこの公演ならではのことだ。

続いて、東京女子流の『ちいさな奇跡』を“5人の女子流”として違和感のないパフォーマンス。間奏では4人とともにキレのいいダンスを見せる歩夢さんだった。未夢さんは「(東京女子流は)もともと5人組グループだったのが、今では4人でのフォーメーションに慣れているから、今回5人で歌っていて“あれ!? この位置でよかったっけ?”というのがあって……」と。そして女子流のライブの定番曲『鼓動の秘密』を披露し、5人でのステージはここでひと段落。

歩夢さんは「ずっと未夢たち東京女子流さんの曲を観ている側だったので、今一緒に踊って、“どうしよう!”みたいな気持ちになりました」と率直な思いを語り、未夢さんが「歩夢の入った女子流の曲はいかがでしたか?」と問うと、場内は温かな拍手につつまれた。

中江友梨さんは「このステージに山邊姉妹二人が立っていることに拝みというか……」「私たちは歩夢ちゃんのことをよく知っているんですけど、こうしてステージで見られるなんて、みなさんと一緒に感動ですね」と感慨深そうに語った。また「大きくなったねぇ」(庄司芽生)、「きれいになられてねぇ」(中江友梨)など、まるで叔母のように語り場内の笑いを誘った。

ここからは女子流のかっこいい曲のパフォーマンスのステージへ。『ディスコード』でスタイリッシュでキレのいいパフォーマンスを見せたあとは、メンバーそれぞれイメージカラーのステッキを使った『rainy step』。可愛い楽曲とパフォーマンス、女子流のアイドルらしい一面も見せ、観客を喜ばせた。そして最新アルバムの代表曲『コーナーカット・メモリーズ』へ。未夢さんはこのブロックについて、「私が絶対生誕でやりたかった曲、こうして届けられてとても嬉しいです」と満足そうに語った。

このライブの前に未夢さんがSNSで「超超しょうもない質問を送って」と投げていたが、ステージで「靴下どっちから先に履く?」など、寄せられた本当にどうでもいいような質問について、未夢さん以外の3人で盛り上がっているところに、“お色直し”して真っ赤なドレスに身をつつんだ未夢さんが登場。その美しさに観客たちは惹きつけられていた。

ここからは未夢さんソロでのカバー曲コーナー。「普段女子流ではなかなか歌わないタイプの曲を選曲させていただきました。この曲は私の女子流の活動ではあまり引き出せない引き出しを自分の中で引き出せるように、練習した曲たちであるので、みなさんに聴いてもらいたい」と語り、『だから僕は音楽を辞めた』(ヨルシカ)、『あいつら全員同窓会』(ずっと真夜中でいいのに。)を披露。女子流曲ではあまり見られないようなハイトーンボーカルなど彼女の“挑戦”が見られたらブロックとなった。

最新アルバムのリード曲『Viva La 恋心』を安定の4人のパフォーマンスで魅せたあとは、ラストに改めて歩夢さんが登場。「みんなで一緒に踊って幸せなおんなじキモチになって終われたら……」と東京女子流の『おんなじキモチ』を5人のステージを披露、幸せな空気感いっぱいのままライブは幕をおろした。

歩夢さんは「楽しかった! みんなとおんなじ一緒の時間を過ごせて嬉しかったです」と感想を語ったあと、未夢さんへのバースデーソングを女子流メンバー、観客と共に歌った。そして「普段やることない楽曲だったり、普段やっている曲もそうなんですけど、みなさんに見ていただけてすごくうれしかったです」と改めて感想を語る歩夢さん、メンバーたちからも「可愛かったよ〜」と称賛されていた。

そして最後に未夢さんが「みなさんのペンライトがすごくパワーになりました。これからも私たち東京女子流と楽しい思い出を一緒にまた作っていってもらえたら嬉しいので、引き続き東京女子流をよろしくお願いします!」とメッセージを送り、ステージをあとにした。

山邊姉妹のライブ初共演が注目されたこのライブ。姉妹を中心に、メンバー、観客とで醸し出された温かい空間が印象的だったが、ただ、それだけではない、未夢さんの“精一杯いいライブを作りたい”という強い想いを感じさせた、素敵なステージになった。

なお、この日の夜にはメンバーの中江友梨さんの生誕ライブも開催された。その模様も近日掲載予定。

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