舞台『ローファーズハイ!!vol.5』が千秋楽 白井杏奈「みんなで協力して最後までがんばれた」

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『ローファーズハイ!!vol.5』
『ローファーズハイ!!vol.5』

浅草九劇公演『ローファーズハイ!!vol.5』が9日、浅草九劇にて全8公演を終え千秋楽を迎えた。

同作品は、新垣結衣らが所属するレプロエンタテインメントの若手女優たちが集結した”浅草少女歌劇団・ローファーズハイ!!”による公演。”ローファーを履いた女子高校生”という設定の中で、演劇とタップダンスをかけ合わせたパフォーマンスで、会場を盛り上げた。千秋楽となった今回の公演では、物語のクライマックスで目に涙を浮かべるメンバーも見られた。

本公演は、以前人気を博したvol.1、vol.2のリメイク版ということで、観客の期待も高まっていた。メンバーの多くはプレッシャーを感じていたとのことだったが、先輩たちの作品に恥じることなく、タップダンスに情熱を注ぐ女子高生たちの葛藤や青春を見事に表現した。

さらに、以前の公演では存在しなかった「第二部」では、次々と流れるさまざまな音楽に乗せて、メンバーが可愛いらしいダンスや歌を披露。仲の良さが伝わる和気あいあいとした姿を見せた。これは、来年度の夏に決定している公演に向けた「予告編」という設定で、第一部を終え、緊張の取れたメンバーはステージを楽しんでいるようだった。

千秋楽を終えてのカーテンコールでは、日頃よりローファーズハイ!!を支えた、キャプテン・駒木根心捺さんが「みんなが助けてくれて、相談聞いてくれて、助けられました」と涙で言葉に詰まりながらも、感謝の気持ちを吐露した。また、普段は雑誌ニコラの専属モデルとして活躍し、2回目となる今回のステージで普段とは異なる“地味キャラ”を好演した白井杏奈さんは「みんなで協力して最後までがんばれた」と晴れた笑顔でメンバーとの絆を噛み締めた。

本公演の開幕前には、WEB配信による彼女たちの冠番組「ローファーズハイ!!」内にて、【主演女優選考サバイバル】と題して、ファンの声によってメンバーを主演女優へと後押しする、視聴者投票が行われていた。そして、その甲斐あってか、先輩たちも演じてきた主役のデコピン役に菊地樹美さんが抜擢され、主役のライバルであるオジョー役には卯野梨音さんが抜擢された。終演後に菊地さんは「今、この九劇の舞台に立てているのも、デコピン役として立てているのも、今ここにいる皆さんのおかげと、スタッフの皆さんのおかげです」と主役を演じきれたことへの、感謝の言葉を口にした。

今回のローファーズハイ!!は、新しく在籍期間を2年と定め、今まで随時開催していたオーディションを年に一度の定期募集とするなど、大きな変化の時期を迎えている。そして、その年に一度のオーディションが今募集中であり、来春にお披露目会を実施予定であるとのことだ。

撮影/山本勲