【アップアップガールズ(仮)インタビュー 】新曲は「初めてアプガを観た人もその場で盛り上がれる」ことをめざした一曲
5人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が6日にニューシングル『愛愛ファイヤー!!/私達(with friend)』をリリース。今回、この最新シングルについて、そして同世代のグループが今年続々と解散していくなかでのアプガ(仮)としての決意をメンバー5人が語った。
--『愛愛ファイヤー!!』はこれまでの楽曲以上に、情熱的で勢いがありますね。
佐保明梨「とにかく初めて聴いた人も盛り上がれる曲になっています。サビの繰り返しが多く、振りもみんなでハートを作っていたりしてわかりやすくて。今までも盛り上がれる曲や一体感を出せる曲はあったんですけど、その中でもさらにわかりやすくなっていて、対バンライブで初めてアプガを観た人もその場で盛り上がれるような、そこが一番のポイントです。今いろんな対バンライブで歌わせてもらうと、初めての方も曲が進むに連れて振りを覚えてくれていて、それがすごく嬉しいなと思いますし、この曲でみなさんとのつながりが深まったら嬉しいです」
--振付は今回も古川さんが担当を?
古川小夏「今回は私たちメンバー全員が一から作った曲という形で、振付についても、みんなで『こんなのがいいよね』『これだったらみんなで楽しめそうだよね』と話しながら、それをまとめて、ふざけた感じで動画を撮ってマネージャーさんに送ったら、それをそのまま使ってもらえました(笑)」
--歌詞をじっくり読むと、これまでになく結構オトナっぽくて情熱的ですね。
古川「そこは森さんのこだわりなんですよ」
森咲樹「やっぱり年齢もアップアップしてきたので、オトナな曲を歌いたいなと思っていたところでした。今年発売したアルバムの楽曲で『唇はナイフ』という曲があるんですけど、そういう世界観がありつつ、かつライブで盛り上がれるという無茶振りを作曲のmichitomoさんにして、そしたらこの曲を作っていただきました。一回聴くとただ情熱的だと思えるんですけど、歌詞もきっちり聴いてもらうと、『あ、アプガ、オトナな曲を歌ってるじゃん』と思ってもらえると思います」
--「年齢もアップアップ」ということですが、最年少の新井さんも20歳を超えて。
新井愛瞳「21歳になります」
古川「あの新井さんが21歳というのは感慨深いですね」
--アップアップガールズ(仮)が始まったときって……。
古川「最年長の仙石(みなみ)が20歳だったので」
--もう全員がその年齢をもう超えたんだ!
古川「あの頃の自分たちを超えてしまいました」
--そんな、最年少ながら20歳を超えた新井さん、『愛愛ファイヤー!!』の歌詞の世界は理解できた?
新井「多少時間がかかりました。けど、ここは森の気持ちになろうと、レコーディング中は森の声を聞きながら、『森が言ってた歌詞ってこういうことなんだろうな』と考えながら歌いました。歌詞が出来上がって一回送ってもらったときに、森が『ちょっとダイレクトすぎない?』と言ってたんですけど、あなたが最初にこれを希望したんやないかと。オトナっぽい歌詞って、これまで『青春の涙』や『ナイトフライト』くらいだったけど、こういう歌詞もすごくいいなと思いました」
--“アプガの歌姫” 関根さんは、この曲を歌うにあたって心掛けたことは?
関根梓「ラップの部分はいつもより激しく歌うんですけど、Bメロの部分で落ちるところでは息を多めに歌うように心掛けました。歌っていてすごく楽しいです、この曲は。歌い方をころころと変えるという意味では、頭を必死に動かさなきゃならないんですけど、でも今までの曲に比べて、自分の中で研究ができた曲なので楽しかったです。ダンスも曲が進むにつれてクレッシェンドしていって、『暴れてやるぜ』というのが出ていて楽しかったし、お客さんもサビに向かってボルテージが上がっていって楽しいんじゃないかなと思います」
--実際にライブでお客さんの反応もよかった?
古川「はい。対バンとか、リリイベとかでもやってるんですけど、特に自分たちの単独じゃないときに盛り上がってくれるとうれしいなと思います。このためにこの曲を作ったんだなと実感できます」
--対バンといえば、アイドルの対バンライブに最初に出始めたころ(2012年ごろ)と比べると顔ぶれもかなり変わったんじゃないかと思います。
新井「大型の対バンで『一緒に写真を撮ってください』と言って来てくれた子が、『アプガさんが昔から好きで、それがきっかけでアイドルを目指しました』と言ってくれて、うちらが長くやってるんだなとそこで改めて思いました」
--今年は当初一緒に対バンライブで共演していた、アプガ(仮)とも縁深いグループが数多く解散していますね。
森「チキパ(Cheeky Parade)の解散ライブを観に行かせてもらったり、PASSPO☆からは『アプガに託したから。まだまだ盛り上げてね』と言ってもらって寂しい気持ちもあるんですけど、同世代のみんなも気持ちを背負って、これからも突っ走らなければと気合が入ります」。
古川「結構疑っている方も多いと思うんです、応援してくださる方で。『そうは言ったって、アプガだって……』と。それも悔しいなと最近思うようになって、裏切っていきたいなと思っています(笑)」
新井「解散はしないけど、年上のメンバーが卒業しちゃうんじゃないかなという不安もどこかで抱えていました。仙石(みなみ)が『年齢も年齢なので』といって卒業していったこともあったので。もちろん女優をやりたいのが一番ではあったのですが……。でも年上メンバーの今の雰囲気だと大丈夫かなと。結婚してもアプガでいるんじゃないかなって思います。うちのグループは寿退社は認められません!」
古川「ライブ中、子ども預かってもらえるかな(笑)」
森「ステージのそでから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたり(笑)」
--途端に生活臭が出るグループになりますね(笑)。でも意外と新井さんが一番最初に結婚したりして。
古川「それ、ありますよ」
新井「占いで私が一番最初に結婚すると言われましたから」
古川「でも、それだけは阻止したい」
新井「なんでよ!」
古川「年功序列を守ってもらわないと」
新井「結婚の話をみんなでするようになって、年功序列だからといわれていたけど、上のメンバーに一向に春が来ないんですよ。だからいつまでたっても……」
古川「いや、わかんないよ。まだ言ってないだけかもしれない」
新井「程よいペースでお願いします」
--今さらの質問ですが、そもそもアプガ(仮)って恋愛禁止じゃないの?
新井「昔はよく禁止って言われてました」
古川「今もOKというわけではないです」
新井「『君たちはアイドルだからね』とは言われてはいます」
--やるなら、こっそりやれと。
新井「いや、それもダメでしょ」
古川「こっそりやるくらいなら、堂々とやったほうが」
--(笑)スタッフさんにはもちろん正直に話すけど、ファンの人には気づかれない形で、ということで。ライブやイベントの活動をやっているうちは夢を壊さないようにと。
森「最近、ファンの方から、恋愛しても結婚しても私たちは応援していくよって言われるんですよ。年齢も上がって、現実味を帯びてきたからかもしれないんですけど、それが最近おもしろいなと思います」
--なんだか、この先10年も20年も続いていくのではないか思いますが、一方で新メンバーも入ることもなく5人で。
新井「入れるかなとも思ったんです。昨年アプガ(2)ができたタイミングで。でも、そこで入ると入った子がかわいそうかなと思います」
森「もし新たに入れるならスポーツ選手のように、心が強くて、体力もある子がいいですね」
--森さんの腕力自慢路線を引き継ぐような?
森「いや、それはダメです。同じ持ち味のメンバー二人はいらない」
新井「でも、もう引退したんでしょ?」
森「してないですよ。まだ」
古川「往生際が悪い」
新井「ほんとだよ」
--TOKYO IDOL FESTIVALやT-Palette Recordsのイベントでのアイドル腕相撲大会で、シーンを引っ張ってきた森さんでしたからね。
森「ライバルのさかっち(酒井瞳/元アイドリング!!!)も引退するようなことを言って、私もそう言ったんですけど、さかっちは我妻ちゃん(我妻桃実/ハコイリ ムスメ)に負けて悔しいからもう一回やりたいと言ってて、アプガと同じジムに通い始めたらしくて、これは負けてられないと思って私も頑張っています」
--我妻さんもまだまだやるだろうし、また腕相撲大会でこれまでと同じようにライバル対決が繰り広られそうですね。
新井「また来年もやるの?」
森「大会がある限り参加し続けたいと思います!」
--そういえば、佐保さんのステージでの空手披露は最近やっているんですか? 以前は瓦やバット、ときには氷柱を割ったりしたこともありました。
佐保「大きめのライブのときに披露してきたんですけど、最近そういう場があまりないので、ちょっと溜まってるんですけど……」
古川「怖い怖い」
佐保「次に大きなライブといったら全曲ライブ(12月27日)じゃないですか。全曲ライブのオープニングで空手をやって怪我してしまったら……」
新井「元も子もないね」
佐保「だから厳しいなと思って。今回は辞退させていただきます」
新井「また来年だね」
佐保「また大きい会場のときにやれたらいいなと思います」
古川「佐保さんのためにも大きな会場でやれたらいいですね、そろそろ爆発しちゃいそうなので」
--そんな全曲ライブ、「アップアップガールズ(仮)Live of All Songs ~立ち続ける事~」がZepp Tokyoで開催されますが、全曲といっても何曲くらい?
関根「80曲です。それをフルコーラスで披露します」
新井「3部構成なのでどうしようかなと」
--3部なら1公演につき27曲くらい? それはハードだ!
森「フルコーラスで27曲とかやったことがないですから、ライブで。どうなるんだろう!って」
--この企画は自分たち発信で?
新井「はい、自分たちからやろうと。7人時代、二人が卒業するときに最後に全曲ライブをやりたいという話があったんですけど、結局実現できなくて、卒業した仙石(みなみ)と佐藤(綾乃)から『5人に託したよ』って言われたので、なんとか年内にやろうと。ギリギリで叶いました」
--アプガ(仮)は体力自慢のグループではありますが、今回はまた未知の領域ですよね。
古川「フルマラソンに挑む前のように、終わったあとどうなっているかが楽しみですね。最後の曲のときに自分がどんなテンションになっているのか楽しみです!」
--話はシングルに戻って、もう一曲の『私達(with friend)』はアルバムに収録された曲を、改めて作り直したということで、さらに曲を作ったTHE イナズマ戦隊によるバンド演奏で。アルバム収録のオリジナルと比べてどうですか?
関根「どっちも好きなんですけど、でも一つ違いを挙げるとしたらシングルバージョンの(with friend)のほうが、一個一個の言葉が聴いている人に届く気がします。歌っていても説得力の度合いが違うというか、自分で歌っていてグッとくるのは(with friend)です。曲の最後、イナ戦さんのアレンジで、みんなで歌える『ラララ』というのが入っているんですけど、それも初披露したときからみんなが大合唱してくれて、より『私達』というこの曲の世界観が、みんなに浸透しやすい感じに仕上がったんじゃないかなと思います。この発売を機に、改めて制作できたのはよかったなと心から思います。今までそういう形はなかったので、ほかの曲でも改めて作り直すことをやってもいいなと思います」
--ここがゴールというのはないと思いますが、アプガ(仮)のひとまずの大きな目標というのは?
一同「武道館です」
--2016年以来、もう一度やりたい?
一同「はい」
森「今回の全曲ライブもやり切っちゃってそれで終わっちゃうの?と聞かれるファンの人もいるんですが」
古川「その場で卒業を発表するんでしょ?と疑われているんですね」
森「でも『私たちはまだまだ突っ走っていくよ』という意味を込めて“全曲”をやるので、それは勘違いしないでほしいなと思います」
新井「“これが最後かもしれない”とさんざん匂わせておいて、『今まで本当にありがとうございました……じゃあ、また来年!』とか言ったりして」
古川「なんだ、あいつらって」
--徹底的に匂わせておいて……
古川「それでやめないという」
新井「炎上ものだよ!」
--周りにそういう風潮があると、ふとした一言に敏感になるファンもいるかもしれませんね。
古川「いますね」
新井「『大事なお知らせがあります! ……シングルを発売します!』とかいうと、『びっくりさせるな』と怒られることもありますから」
古川「『それなら、ためないで、あっさり発表してくれ』と」
--“大事なお知らせ”というのは敏感になるワードですね。
森「最近は『続けてくれてありがとう』と言われることもあります」
新井「私たちは楽しいから、アイドル活動をやっていて、その楽しんでいる姿を見に来てもらいたいと思います」
古川「ズルイかもしれないけど、心配してもらえるというのは嬉しいですね」
新井「言われているうちが花というね」
古川「多くのグループが解散していくなかですが、アイドルファンをやっている人には『アプガがいるから安心して』といいたいです。アプガファミリーにはちょっと心配しつつ、いつまでもついてきてほしいなと思います」
--では、最後に新曲についてなど、佐保さんに締めてもらいましょう。
佐保「はい! 今回、私たちのこうしたいという意見を聞いてもらったりだとか、たくさん関わらせていただいた一枚になったので、私たちの愛がたくさんつまっているし、たくさんの方の愛もつまっています。これをきっかけに新たにアプガファミリーが増えたら嬉しいと思うし、全曲ライブへの挑戦など、まだまだ走り続けるアプガを楽しみにしてほしいなと思います。私たち8年目ですけど、若い人たちに負けないように。長くやってきたからこそできるライブだったり、作れる楽曲を歌っていきたいなと思いますので、応援よろしくします!」
アップアップガールズ(仮)(あっぷあっぷがーるず かっこかり)
2011年、ハロプロエッグの研修過程を修了した7人で結成。2012年3月、初のオリジナル曲『Going my ↑』をリリース。2014年に中野サンプラザ公演、2015年に日比谷野音公演、2016年にはZeppツアー、そして念願だった日本武道館単独公演を実現させた。2017年9月に仙石みなみ、佐藤綾乃がグループを卒業、5人体制で再スタートした。
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