制服向上委員会11代目リーダー・野見山杏里、ピンチにも負けずポジティブにグループの新時代を切り拓く | GirlsNews

制服向上委員会11代目リーダー・野見山杏里、ピンチにも負けずポジティブにグループの新時代を切り拓く

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リーダー就任直後のインタビューより(2016年)
リーダー就任直後のインタビューより(2016年)

アイドルグループ・制服向上委員会の11代目リーダーに先月就任した野見山杏里さん。この秋で主力メンバーがすべて卒業、残ったのは自身と新人3人のみという前途多難な船出となったが、ポジティブな気持ちでグループの新時代をリードしている19歳に、新リーダーとしての意気込みを聞いた。

1992年に結成され、女子アイドルグループとしては最長の歴史を誇る制服向上委員会。先月行われたライブ「生誕24年祭」で、前リーダー・清水花梨さんがグループからの卒業を発表。そのステージで11代目リーダーとして指名された野見山さん。リーダー就任を聞かされたのはライブの3日くらい前だったという。

「まさかリーダーになると思ってなかったというのが本音です。びっくりでした! 私は同期の中では踊れなかったし、最初は大丈夫なのかなという不安しかなかったです。(元リーダーの小川)杏奈さんや(清水)花梨さんのようになれる自信はなくて…」と当時の率直な思いを明かした。

前リーダーの清水さんが学業との兼ね合いで、この半年ほどはイベントやライブを欠席する機会が多く、代わって中心になって引っ張っていたのが野見山さん。考えてみると順当な人選のように思えるが、当人は、清水さんが卒業してもしばらくは「リーダー不在」の状態で活動するものだと思っていたという。

野見山さんが考えるリーダーに必要な条件とは「指導力」。「みんなをちゃんとまとめ、しっかり後輩に教えられる人がなるというイメージがあります。いいところは褒めて、ダメなところもきちっと指摘してあげられるような、そういう存在になれたらなというのはあります」と語る。これまでどちらかといえばおっとりした雰囲気の野見山さんだが、リーダーとして厳しくすべき時はきちっと厳しくする、そんな意気込みを見せた。

今回のタイミングでは、前リーダー・清水さん、9代目リーダーで卒業後も会長としてグループを支えた小川さんのほかにも、中心メンバーだった齋藤優里彩さん、乃愛さん姉妹も卒業。現在、野見山さん以外は新人メンバーのみということで、グループは新たに生まれ変わる。

まずは新人の歌やダンスのスキルを一定レベルまで引き上げることが急務といえるが、以前に比べてレッスンの時間もなかなか取れないという。「私が入った時には歌も踊りも自信はありませんでしたが、週に2、3回くらいレッスンがあったので、それはすごく大きかった。今の新人の子も基礎をじっくり学べる時間を取れたらいいなと思います」という。

今はレッスンを週1回もできない時期もあり、「各自で自主練してこようねという形が多いのですが、入ったばっかりの時は自分も覚えるのに苦労した思い出があります。できれば集まって練習することでスキルを上達させるだけでなく、コミュニケーションも図れるので集まる機会を増やしたいです」と。今後改良するためにリーダーとしてできることは積極的に進めていきたいと意欲を見せる。

制服向上委員会のレパートリーは1400曲以上。美しいフォーメーションが魅力の曲も多いが、メンバーが4人の現状ではパフォーマンスすることは難しく、現在は大きなライブではOGメンバーに助っ人に入ってもらう形が多い。「大人数で踊って歌う曲でいい曲は本当にたくさんあります。でもそういう曲をライブでやろうとすると、新人の子が覚えるのが大変になってしまう。だからしばらくはOGの方に頼らざるを得ないんです」と悩ましい胸の内を明かす。

そんな中、新メンバーを一人でも多く増やすこともまた急務。だが、制服向上委員会は2011年の東日本大震災以降、脱・原発運動を積極的に展開したり、昨年は神奈川県大和市のイベントに出演した際にその楽曲の内容が自民党批判になるということで市が後援を取り消した問題で、全国ニュースで取り上げられたことで注目された。ただそういうグループの方向性がアイドル志望者にとって近寄り難くなっている面もある。

それについて野見山さんは「最近はどうしても活動内容が政治系統のものが多くなっているので、普段のアイドルソングのライブも気軽に見てもらえるような場ももう少し作っていければと思います。制服向上委員会の曲はプロテストソングだけでなく、可愛い曲もいっぱい。可愛すぎて歌うのに照れるくらい(笑)の曲も。こういう歌もあるんだと知ってもらえれば、アイドルを目指す人にも興味を持ってもらえるんじゃないかなと思います。また制服向上委員会はボランティア活動にも力を入れていて、音楽、ボランティア、社会活動の3つが今よりバランスよくなるように活動していければ」と語る。

そして、「多少でも興味があれば気軽に応募できるような環境を作っていければいいなと思います。社会問題についてしっかり意見がある子しか入れないということは決してないです。また歌やダンスについても、経験はなくても少し興味あるくらいでも大丈夫。私もそういう状態で、それで3年間続いているので」という。

野見山さんはグループに親しんでもらうための施策として、脱・原発のような大規模な問題だけでなく、たとえば渋谷のハロウィンのゴミのポイ捨てのような身近な問題をネット番組の生放送で語り合うような場を作れればという。「若い人も身近に感じるような問題を話し合って、それで見ている人がリアルタイムで意見をぶつけ合えるような。そのほうが、イベントで私たちが一方的に自分の意見を発表するより、いいディスカッションになるんじゃないかなと思うんですよね。大学の友達にも、『こういう形で生放送するから参加して』と言いやすくなります。ネット放送なら見るという子も多いと思います」と語る。そして「そういう場で制服向上委員会の可愛い楽曲を『それではこの曲を聞いてもらってお別れです』という感じで流しても楽しそう。それで楽曲にも親しんでいただければ」と微笑む。

ネット動画番組となるとネガティブな反応も多くなるだろうが、「それはそれで一つの意見。ちゃんと理にかなっている意見なら、『こういう考えもありますね』と受け入れられれば。自分としては理解できない意見もしっかり聞く。でも『私はこう思ってるからこう言うんだよ』と言えたら言い争いにもならないかなと思います」と語る。

またリーダーには『清く正しく美しく』『SKiのテーマ』といったグループの代表曲のリードボーカルを務めるという役割もある。「それが今の一番の課題です!来年は『25年祭』という、歴史の節目となるタイミングなので、その時までにはもう少し踊れるようにならないと」というが、やはりアイドルグループの一員として活動する以上、センターで歌えるのは大きな喜び?「うーん、がんばろうと思えてはきたんですけど、嬉しいというより複雑…」と今の正直な気持ちを明かした。

そんな野見山さんを盛り立てる新メンバーを現在絶賛募集中。対象は音楽が大好きな10代の女の子で、メンバーが少ない今なら、レッスンを通じて成長が認められれば、いきなり主力メンバーとして活動できる可能性もある。

また制服向上委員会のドキュメンタリー映画『脱原発へかけた少女たちの青春』が2017年2月の公開に向けて製作中。そのクラウドファンディング企画も展開中だ。オーディション情報とも、詳細は公式ホームページを参照のこと。

【近日開催の制服向上委員会参加イベント】

10月30日(日)12:40~、『Smoke-Free Walk 2016 in Tokyo』のパレードに参加。
11月6日(日)『はごろも舞うニライカナイまつり2016』に参加。宜野湾市海浜公園野外劇場にて。詳細は下記にて。
https://www.facebook.com/events/277977129244773/

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