すみれおじさん、二度目の中国武術全国大会出場、演技レベル11位の結果に「改めて基礎の大切さを知りました」

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すみれおじさん
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人気コスプレイヤーの「すみれおじさん」が12日、東京体育館で開催された「第41回全日本武術太極拳選手権大会」に昨年に引き続き、二度目の出場を果たした。

同大会は素手で演武する徒手種目、剣や刀、槍などを用いる器械種目などの演舞を競い合う。今年は個人34種目に1,496人、団体4種目に合計54チームが集結した。本大会は日本代表選手選考も兼ねて行われる。

すみれおじさんが出場するのは、女子伝統器械部門。武器を使った派手なパフォーマンスが期待される部門で、女性34名のなかで順位を競い合う。中国武術では練習をする武器を決めて何年も練習するのが普通だが、すみれおじさんは半年間で習得した朴刀(プー・ダオ)と呼ばれる薙刀のような武器で出場した。

演武の審査基準は、動作の質と演技レベルの総合点で競い合う。研鑽を積んだ全国の猛者を相手に善戦をしたものの最終得点では28位で終了した。昨年から下半身のトレーニングや体力づくりに重きをおいたが、バランスを崩してしたことで0.20ポイント減点されたことが順位に大きく響いた。

その一方で演技レベルの審査項目では、11位と好成績をおさめた。迫力とスピード感のある演武が評価されたようだ。

すみれおじさんは今回の敗因について「下半身のトレーニングを積極的に行っていましたが、2回もふらついてしまいました。もっと深く足を沈めないといけないところもできていなかったので、改めて基礎の大切さを知りました」と苦い顔を浮かべる。

続けて「みなさん何年も練習を積んだ武器で出場されているので、朴刀歴半年の私では太刀打ちできないのは当然だと思います。でも、演技レベルが意外と評価されていたのでそこは素直に嬉しいです」と語った。

仮にバランスを崩していなかったら上位10位の成績を収めることができたことから、かなりの接戦であったことがわかる。

すみれおじさんは、ネクソンやサンボーン(散爆)などの企業専門のプロコスプレイヤーとして活動するほか人気ゲームのモーションアクターもしていることで知られる。そのほかに女優業、ロリータブランドをはじめとしたアパレルモデルもしているマルチタレント。最近では獣医師の佐藤貴紀氏とともにペット業界での活動もはじめている。

学生時代に事故で右腕を複雑粉砕骨折した後遺症で腕を完全にまっすぐ伸ばすことができない等のハンディキャップを背負いながらの参加だった。

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