アプガ&吉川&田﨑ドラマ 『サクラ咲く』スペシャルトーク「役柄も歌もいろんな”成長”が」

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仙石みなみ、吉川友、新井愛瞳、関根梓、田﨑あさひ(左から)
仙石みなみ、吉川友、新井愛瞳、関根梓、田﨑あさひ(左から)
  • 新井愛瞳
  • 吉川友
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  • 関根梓
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ドラマ初主演の新井愛瞳さんをはじめアップアップガールズ (仮)メンバーや、吉川友さん、田﨑あさひさん(Bitter & Sweet)ら注目の美女が多数出演し話題の連続ドラマ 『サクラ咲く』。そのキャストが撮影現場でスペシャルトークを行った。本作は直木賞作家の辻村深月さん原作をドラマ化した“青春感動ミステリー”。

—-新井さん、関根さん、田﨑さんの3人は今回初めてのドラマ。どんな準備をしましたか?

新井愛瞳「まず原作を何度も読みました」

関根梓「私は役柄について、まず『琴穂はどんな性格なんだろう』と考えて、どういう動きや仕草をしたらそれがより伝わるのかなと考えました」

田﨑あさひ「私も原作を読んで、私が演じる紙音(しおん)の行動からその気持ちを考えました」

—-5人の中では吉川さんが一番演技経験豊富ですが、4人は勉強になることも多いのでは?

吉川友「私は4人とは登場している場面が違うので、ほとんど一緒にお芝居をすることがないんです。でも、まあな(新井)の撮影とかちょくちょく見てましたよ」

新井「私もきっか(吉川)の芝居を見ていて勉強になりました。きっかの演技は昔から好きなので…」

吉川「やだぁ!」

新井「“女優宣言”(田﨑さん以外の4人が在籍していたハロプロエッグの2009年からの企画)の時から好きだった」

吉川「懐かしいね(笑)」

—-実際に撮影をしていて大変だと思うことはありますか?

仙石みなみ「舞台では最初から順番に演じるので気持ちが続いていくんですけど、ドラマだとシーンをバラバラで撮るので、気持ちをつなげるのが難しいです」

関根「この3人(関根、仙石、新井)は物語が進むに連れてだんだん仲良くなっていくのですが、心の距離が離れているシーンを撮ったと思えば、仲良くなってからのシーンを撮ったり、そこはすごく難しかったですね。特に3人はお互いをよく知ってて、その距離感でしゃべっちゃうから、監督からよく注意されていました」

新井「普段はばりばりしゃべってるから」

関根「あと私はセリフを言う時に、役柄の琴穂としての言葉じゃなくて、どうしても台本を読んでる感が出ちゃって。監督によく言われたのが、『セリフが生きてない』『生身の人間として届けられてない』と。セリフは覚えられるけど、それを自分のものにして琴穂としての言葉で伝えられるのかということが課題でした」

—-どうしても“関根梓が台本を読んでいる”という感じになっちゃうと。

関根「監督から『キャラと役柄が一番近い』と言われたのですが、たとえば謝る芝居でも、役としては悪気もなくという感じなのが、関根梓としてはちょっと引いちゃう、申し訳ないと思う部分が出ちゃったり、素の自分が出てしまわないように最後までなりきるように心掛けました」

—逆に吉川さんは素とは真逆の役柄だったそうで。

吉川「はい。クールで心に壁がある女の子というのは初めてでした。“近寄んないで”オーラを出したり、闇を抱えている女の子を表現するのは難しかった」

新井「素を抑えないとね」

吉川「だから私、楽屋でもおとなしかったよね」

新井「特に『はい、本番入ります』という声がかかった時の切り替えがすごかった!」

—-さすが女優ですね

新井「女優でした!」

吉川「上げてくる~ぅ」

—-もうすぐクランクアップですが(取材は2月初旬)、初めての撮影を振り返ってどうでした?

新井「とてもはやく感じました!撮影終盤になって、監督から『今の、塚原マチになりきれてたよ』と褒めてもらえて嬉しかったです」

関根「最初は台本を覚えることから苦手意識があったんですけど、池田( 千尋 )監督から日々いろんなことを教えていただいて、やっているうちにすごく楽しいって思えるようになって…」

—-やさしい女性監督さんで良かったですね。

関根、新井「一から教えてもらえたのが良かったです」

—-ところで全員制服姿がよく似合いますが、実は現役は新井さん一人だけなんですよね。

吉川「はい、みんなひーひー言いながら着ています」

新井「撮影の初日にきっかと初めて制服を着て『がんばろうね』って話してたのを思い出します』

吉川「この子、『(吉川の制服姿は)キツイね』って言ったんですよ!」

新井「言ってないですよ!『全然イケてるよ』って言ったんですよ!」

吉川「一言多い新井愛瞳ですから」

新井「『生徒会長みたいだね』って言ったのに…」

—-田﨑さんは20歳ですが、一番現役感があるような。

一同「うん、現役っぽい!」

—-そんな田﨑さんは不登校児という難しい役柄ですが、初ドラマで難役ということで大変だったかもしれませんね。

田﨑「最初、なぜ私が選ばれたかなって不思議でした。自分は毎日学校に行ってたし、気持ちを理解するのは大変かなと。でも台本を読み込んで撮影に臨んでいるうちに、紙音の闇の部分と私の暗い部分が似てるような気がして。演じるということには慣れてなくて難しいのですが、気持ち的には理解できました」

吉川「撮影はすごく楽しそうでしたよ。初日とか『どうしたの!?』というくらいハイになってて(笑)」

田﨑「これだけ年が近い人がたくさんいる仕事現場ってなかなかないので(笑)」

—-ドラマの経験が歌に生きることってありますか?

関根「やろうとしていることは一緒で、どれだけ歌詞の世界や物語の世界を自分が理解して届けられるか。今回の経験を生かして、今まで自分たちが歌ってきた曲もこれから届ける新曲もさらに愛情を持って寄り添ってわかりやすく届けたいなと思います」

田﨑「私はドラマの撮影をしたあと、自分のライブに出るとすごく新鮮に感じました。撮影でただ本を取る、ただ歩くというような一つ一つの何気ない動作を客観的に見るとすごく新鮮に感じて、その後でステージに出ると、視野が違ったというか、見ている風景はいつもと同じなのに、すごく鮮やかに見えました。すごく楽しいなって思いますね」

—-“自分はこんなふうに歌ってる、動いてる”とステージで歌う田﨑あさひをより客観的に見られるようになった?

「はい。そのおかげでステージから一人一人の方の顔がはっきり見えるようになりました。この曲ではこういう表情をしながら聴いてくれるんだとか、細かい部分まで…」

—-吉川さんは今回の現場を経験していかがでしたか?

吉川「今回やったことがない役を経験して、これからもっといろんなキャラクターに変身できるようになりたいなと思いました。いろんな役者さんから技を盗みたいなと」

—-そんな吉川さんの主演ミュージカル『雪のプリンセス』が3月30日から始まりますね。

吉川「今回は主演でミュージカル作品。今はどちらかといえば“主演”のほうで引っ掛かっています。ミュージカルは2回目になるんですけど…」

—-座長ということで演技以外の部分でも気を遣う部分もあるかもしれません。

吉川「場の雰囲気の作り方だったり、あと私はコミュニケーション力が欠けているので(笑)、本気で頑張りたいと思います。そうすることで仲間に対する接し方も変わってくるんじゃないかと思います。仙石さんとかにもやさしくなるんじゃないかなと」

仙石「変わってほしいです(笑)」

—-そんな仙石さんにこの作品の見どころを。

仙石「このお話はいろんな“成長”が描かれています。最初は仲がよくなかったり、学校に来たくなかったり、それぞれ抱えている問題があって、みんなで助け合って解決していくという。あとは本当にピュアでキュンとする青春のお話なので、そこを楽しんでいただきたいと思います」

—-新井さん以外の4人はこのドラマでは恋愛がらみのシーンはないんですか?

4人「ないですね(笑)」

—-そういえば、これまで恋愛の演技をしたことは?

吉川「私はドラマだと『スプラウト』(2012年)で青春ものの恋愛があったり、昨年の舞台『シアワセでなくちゃいけないリユウ+カワイクなくちゃいけないリユウ』では抱き合ったり濃いラブシーンがあったり…」

田﨑「もし私にラブシーンがあったら、悩んで倒れてしまいそうです」

仙石「私はこれまで人を殺したり、殺されたりする役が多くて、キュンキュンとした恋愛ものはないんです。やったらどうなるんだろう…」

吉川「やってみる?二人で。GL(ガールズラブ)やる?」

仙石「やんない、やんない!」

吉川「いい企画を待ってまーす!」

ドラマ『サクラ咲く』はスマートフォン向け放送サービス・NOTTV( ノッティーヴィー )で3月6日(日 )より放送。3月27日(日)19時から無料放送を実施。こちらはNOTTV非加入者も視聴可能だ。

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