こぶしファクトリー、思い出の地でデビュー4 周年記念ワンマン 浜浦彩乃「この一体感を守り続けていきたい」

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ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・こぶしファクトリーが、自身のメジャーデビュー4 周年記念日にあたる2日、東京・豊洲PIT でのワンマンライブ「こぶしファクトリー ライブツアー2019 秋 ~Punching the air!スペシャル~」を開催。10月2日に2ndアルバム『辛夷第二幕』のリリースも決定している、こぶしファクトリー、この日のライブではニューアルバム収録の新曲が6曲も初披露された。

豊洲は4年前のメジャーデビュー日にもリリースイベントで訪れた場所であり、メンバーにとっては思い入れのある場所。ライブにはこれまでの周年ライブで一番多くの“こぶし組”(=ファン)が集う形となった。

ライブは新曲『Come with me』からスタート。リーダーの広瀬彩海をフィーチャーし、ジャジーなピアノとベースサウンドに大人びた歌唱をのせた洒脱な曲に仕上がっている。一方前半ブロックではグループ初期曲である『念には念(念入り Ver.)』も当時の PV 映像つきで披露され、メンバーが当時を思い出す場面もあった。

こぶしファクトリーは昨年からライブや動画でのアカペラワークに励み、メンバー一人ひとりが歌唱力を大きく伸ばし、また少し大人にもなり、歌える曲の幅を一気に広げた。「みんな大人になったねー」とMCで広瀬がしみじみ呟きつつ、MC開けには恒例のアカペラコーナーとして、初のカバーアカペラ『LOVE マシーン』を披露。ボイスパーカッションも交えての堂に入ったパフォーマンスに会場もじっと聞き入る。

中盤での披露となった新曲『好きかもしれない』では井上玲音が要所の歌割りを担い、切なくもクールな楽曲で会場の声援を集めた。実はニューアルバムに収録される新曲群は一曲ずつメインになるメンバーが異なる。次の MC では『辛夷第二幕』のジャケットも初公開され、メンバーからも次々に「かわいい!」と感想の声があがっていた。

ライブ後半では野村みな美の爽やかなロックボーカルが魅力的な新曲『開き直っちゃえ!』、和田桜子が持ち前のクリーンな歌声でビターな歌詞に挑んだ新曲『アンラッキーの事情』といった新しい魅力を垣間見せる楽曲たちとともに、ライブを盛り上げるパワフルなこぶし曲を9曲ノンストップで披露。最後は『ドカンとBREAK!』で拳を突き上げ、熱気たっぷりのまま本編を終えた。

アンコールでは、ここまで登場していなかった浜浦彩乃メインの新曲『明日の私は今日より綺麗』をお披露目。1 番ではアコースティックギターに 5 人のハモりが美しく響きわたり、2 番では全員がタオルを掲げてのポップ・ロックで会場をまとめ上げる。

ここでメンバーそれぞれの感想も伝えられた。まずは井上が「今日は本当にたくさんの方が来てくださって、嬉しさを実感しました。成長を実感したし、まだ成長できるなって部分もあります」とコメント。野村は「今日はデビュー時と違う意味で緊張したけど、楽しい一日だったなって思いました」と語り、浜浦は「今日はほとんどの曲をオリジナル曲でできたことがすごく嬉しかったです。あと、一体感がすごかった。この一体感を守り続けていきたいです」、和田は「ライブやってみて、“楽しかった”しかないです」とはしゃぎながら「4 周年ということで、5 色です!」とメンバーカラーで塗り分けたネイルを披露した。

広瀬は「4 年前はみんな豊洲で泣きながら感想を言ってたと思うんですけど、懐かしいですね。こんなにたくさんの方々と周年を祝えたのは初めてです。ありがとうございました!」と感謝の言葉を伝えた。

続く『シャララ!やれるはずさ』ではこの日一番の大合唱がホールをつつみこみ、さらにはこぶし組のコールに応えてダブルアンコールも実現。会場が真っ白なペンライトの光に包まれ、『辛夷の花』でこぶしファクトリーの 4 周年ライブは終幕となった。

こぶしファクトリーは今後、10月2日にニューアルバム『辛夷第二幕』をリリース。その前に9月14日から全国9カ所18公演にわたるコンサートツアーをスタートさせる。

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