【本西彩希帆&岩立沙穂(AKB48)インタビュー】「食育」をテーマにした舞台『明日、君を食べるよ』が上演
人気脚本・演出家なるせゆうせいさんが手掛ける「食育」をテーマにした完全オリジナル舞台『明日、君を食べるよ』が、12月1日より3日まで新宿村LIVEにて上演される。公演に向けての意気込みを、出演する本西彩希帆さんと岩立沙穂(AKB48)さんに尋ねた。
2.5次元舞台も数多く手掛けるなるせさんによる本作は、2014年に初演され杉並演劇祭にて優秀賞を受賞。2016年、2019 年に再演、そして今年、文化庁子供鑑賞体験支援事業として、子供たちへの食の大切の発信や教育を目的とした文化芸術を届ける作品として 4度目の上演が決定した。
キャストは、今春、劇団4ドル50セントを卒業し、舞台を中心に活躍中の本西彩希帆さんと、AKB48のメンバーで、舞台・ミュージカルにも意欲的に出演する岩立沙穂さんの二人が姉弟役で出演するほか、若手からベテランまで実力ある俳優陣が顔を揃えた。
【本西彩希帆&岩立沙穂(AKB48)インタビュー】
— 出演依頼を受けたときの感想をお聞かせください。
本西「子供に向けての作品に携わるのが初めてだったので、とても嬉しくて。私は保育士を目指していた時期もあったくらい子供が好きなので、新しい自分の挑戦として、すごくやりたいと感じました」
岩立「私は食べることが好きなので、お仕事でも食に関われたらいいなと願っていました。食育がテーマのこの作品は、自分がやりたいと思っていたことに重なるので、素敵なことだなと嬉しく思いました」
— 具体的にどんな仕事をやってみたいですか?
岩立「趣味でいろんな地方の食べ物や、駅弁を食べることが大好きなんすけど、日本の食文化や、食の歴史を、大切に伝えていきたいです」
— それぞれの役柄について教えてください。
本西「私の役は、12歳の少年“サナギ”です。役作りでは、私に10歳くらいの甥っ子がいるので参考にしています。サナギはまだ自分の感情をうまく出せない部分があるのですが、そこがすごく愛らしいです。サナギの気持ちに寄り添って、感情を出すところは出す、隠すところは隠して演じることを心がけて、サナギとしても私自身としても、1本芯を持つことができればと思います」
岩立「私が演じる“ミゾレ”は、サナギのお姉ちゃんで、中学生にしてはどっしり構えてる子だという印象を受けました。サナギやお母さんが来るまで、きっと お父さんを支えて2人で生活していたのだろうと思うシーンが たくさんあるのですが、しっかりした部分と子供らしい部分のバランスを意識したいです。サナギはなかなかミゾレを受け入れてくれないのですが、私には仲のよい弟がいるので、姉らしく、明るくやれたらいいなと思います」
— お互いの印象について聞かせてください。
本西「岩立さんは、すごく大人なお姉さんという印象です。私はいま25歳なのですが、中身が少年みたいなところがあるので……。落ち着いた雰囲気があるので、頼らせていただこうと思っています」
岩立「私は久しぶりの舞台なので、どういう方と一緒にできるのだろうと楽しみにしていました。思っていたよりも話しやすいし、お姉さんみたいと言って慕ってくれるので、私もしっかりしなきゃなと思います。でも、本西さんは今までたくさん経験されてきているので、サナギに付いていきます」
— 食育についてこれまで関心をもっていましたか?
本西「学校の授業で食物連鎖の話を聞くなどはしていましたが、実際に家畜がどのように飼育されて食卓に届けられているのか、あまり考えてはいませんでした。“いただきます”の本当の意味も知らずに、ただ挨拶としてやっていたので、自分自身もこの脚本から教えていただきました。『明日、君を食べるよ』という題名を最初に見た時は、(どういうことだ?)って、ちょっと身構えてしまったんですけど、読んでみると、家族の温かさだったり、生き物と共存していくことだったりと、深く考えさせられました」
岩立「私は親戚がお米を作っているので、子供の頃から“1粒1粒に神様がいるから残しちゃダメだよ”と聞かされて育ちました。そのおかげで残さず食べる習慣がつきましたし、今もご飯が大好きです。私は1日3食じゃ足りないくらい、ほんとに食べることが好き過ぎるんですけど、それだけに食事に対して大事に向き合いたくて、適当に済ませたくはないんです。人それぞれいろいろな考え方があると思いますが、この作品を通して、改めて食について考えるきっかけになればいいと思います。食への関心が高まっているこのタイミングでこの作品に出演できて、自分が発信できることに意味があるのかなって感じています」
— 演出のなるせゆうせいさんの印象は?
本西「すごくフランクで、親しみやすく話かけてくださるし、優しそうな方で安心しました」
岩立「以前になるせさんが演出された『Zip&Candy』に出演した時にもお世話になっています。それ以来、1年半ぶりぐらいにお会いしましたが、面白くて楽しくて賑やかで温かい作品を作られているイメージなので、今回もそういう作品になると予感しています」
— 最後に作品に対する意気込みを。
本西「食育について、“いただきます”の本当の意味について、テーマをしっかり伝えつつ、家族の温かさや、お話の魅力をふんだんに、観に来てくださるお客様にお届けするのが 1番の目標です。そして、なるせさんも仰っていたのですが 、小学生から高校生のみなさんにとっては、初めて観る舞台がこの作品になるかもしれないので、そういう子たちの思い出に残るような、記憶に残るような作品にしたいです」
岩立「お子さんにも伝わりやすい、わかりやすい作品ですが、大人の方にとっても、きっと刺さる部分がある作品だと思います。観ていただいた皆さんがいろんな感想を持たれると思うんですけど、なにが正解ということではなく、それでも、自分たちが暮らしている中の一部として身近に感じていただけるように、日常感を大事に演じたいです」
舞台『明日、君を食べるよ』
12月1日(金)〜12月3日(日)※計5公演
会場:新宿村LIVE
脚本・演出:なるせゆうせい
出演:
岩立沙穂
本西彩希帆(AKB48)
遥りさ
上之薗理奈
渡辺優空
岡内美喜子(演劇集団キャラメルボックス)
森山栄治
三浦克也
山口渓
公式WEBサイト
https://fact8075.wixsite.com/ashitabe-stage
【あらすじ】※資料より
都会っ子でへそまがりな少年サナギは、母親の再婚を機に田舎へ引越してくるが慣れない田舎暮らしに閉塞感を感じていた。しばらくして再婚相手の連れ子のミゾレに連れられて1頭の牛の世話を始める。うしのすけと名付けられた牛の世話に、最初は嫌がっていたサナギだが徐々に心を開いていく。そのうしのすけはやがて食べられてしまう食育用のウシだとは知らずに……。やがて、少年は「いただきます」の本当の意味を知る。
一人の少年と一頭の牛が織りなす命の物語。
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