坂ノ上茜、主演映画『ぬけろ、メビウス!!』が公開「観てくださった方の背中を押せるような作品」

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坂ノ上茜
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女優の坂ノ上茜さんが3日、新宿シネマカリテにて行われた主演映画『ぬけろ、メビウス!!』の初日舞台挨拶に、共演した藤田朋子さん、細田善彦さん、加藤慶吾監督とともに登壇した。

本作は、敷かれたレールを歩いている途中で、そこから降りることの難しさを描く、いまの若者たちの物語。建築会社の契約社員として働く櫻川優子(坂ノ上茜)が、通称「5年ルール」が原因で正社員になる前に雇い止めを宣告され、24歳にして突如大学進学を志す。その過程で生じる、母親、婚約者、友人との間での問題に向きあっていく成長物語となっている。

本作で恋人・太一役を演じる細田さんとは、坂ノ上さんの女優デビュー作の『ウルトラマンX』で共演し、それ以来の共演となるが、「初めてご一緒したのが19歳のときだったんですよ。だから居酒屋で一緒にお酒を飲むシーンは新鮮な感じでした」と微笑む坂ノ上さん。この日の舞台挨拶では、終始息の合った、わちゃわちゃ楽しいやりとりを見せ、場内の笑いを誘っていた二人だった。

そして物語の見せ場となるのが、優子が進路や結婚を巡って母親と衝突するシーン。母親役の藤田さんとは「空き時間にプライベートの話をたくさんさせていただいたり、すごく気さくな方なのでぐっと距離が縮まりました。撮影では、特に親子喧嘩のシーンですごく引っ張っていただきました」と坂ノ上さんは感謝を表した。

一方藤田さんは、作中では喧嘩がちな二人ということで「仲良くなりすぎるのもどうかと思いながらも、喧嘩のシーンでは“もっともっと怒って!”という感じでやったね。“もっともっとだよ!”って」と、いい場面になるように、坂ノ上さんの演技を引き出していたようだ。

舞台挨拶の最後には、坂ノ上さんは「観てくださった方の背中を押せるような作品なんじゃないかなと思っていて、一歩踏み出したいときとかに見返してもらえるような作品になってほしいなと思います」と思いを語った。

映画『ぬけろ、メビウス!!』は新宿シネマカリテで公開中。ほか全国順次公開。

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