坂ノ上茜、進路に悩んだ大学時代に就職面接も受けていたことを明かす「今となってはこの道を選んでよかったなと…」
女優の坂ノ上茜さんが19日、新宿シネマカリテにて行われた主演映画『ぬけろ、メビウス!!』の完成披露上映会・舞台挨拶にキャストや加藤慶吾監督と登壇。撮影エピソードや映画のテーマに合わせ、人生のターニングポイントについても語った。
本作は、敷かれたレールを歩いている途中で、そこから降りることの難しさを描く、いまの若者たちの物語。建築会社の契約社員として働く櫻川優子(坂ノ上茜)が、通称「5年ルール」が原因で正社員になる前に雇い止めを宣告され、24歳にして突如大学進学を志す。その過程で生じる、母親、婚約者、友人との間での問題に向きあっていく成長物語となっている。
舞台挨拶で、撮影でのエピソードを振り返ったキャストたちと監督。細田善彦さんが「居酒屋のシーンで、朝7時からの撮影なのに普通にお酒を飲んでいてびっくりした」と坂ノ上さんがお酒が強かったエピソードを明かすと、「飲んでるシーンは本当に飲んでます。ノンアルコールじゃなくって。飲みの番組(BS-TBS『町中華で飲ろうぜ』)もやっているから、仕事で飲んじゃダメという感覚がないんです」と笑顔の坂ノ上さん。スタッフがノンアルコールビールを用意したものの、それにはまったく手をつけず「せっかくだから」と本物を飲んでいたそうだ。
自身の役柄については、「『20代前半のとき、私もこうだったな』と思って。撮影しているときがちょうど私自身も乗り越えたられたくらいだったので、自分と役を照らし合わせやすかったなと思います」と振り返った。
また本作のテーマの合わせ、“人生のターニングポイント”を問われた坂ノ上さん。「私は13歳で今の事務所に入ってずっと活動を続けているんですけど、大学入学を機に上京して、大学3年生くらいになると周りはみんな就職活動を始めるんですよ。そのときは今より仕事が少なかったから、このまま芸能活動を続けるべきなのか、私も就活をやったほうがいいのか、悩んだ時期がありました。実際企業合同説明会に行ってみたり、企業の面接も受けました。でも面接で周りがスーツを着ている中、私だけカジュアルな服装で……。そのときに、あんまり就活に対して本気じゃないんだな、やりたいことってこれじゃないんだなと思って。それで就職する道ではなく、この道を選びました。今となっては違うレールには乗らなくてよかったなと思っています」と当時のエピソードを明かした。
最後に坂ノ上さんは「誰しもコンプレックスや悩みってあると思うんですけど、私は『頑張れ』という言葉は得意じゃなくて、自分の中に葛藤だったり悩みがあるときにそっと背中を押してくれる作品じゃないかと思っていて、一歩踏み出したいなというときに、観てくれた方の力になれたらいいなと思います」とメッセージを送った。
なお舞台挨拶には、田中偉登さん、松原菜野花さんも登壇した。
映画『ぬけろ、メビウス!!』は2023年2月3日より新宿シネマカリテほか全国順次公開。
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