神村風子「こいつは女優だ!って思わせたい」 舞台「真約 魔銃ドナー」が上演中

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ガールズ演劇のアリスインプロジェクトの8月公演『真約 魔銃ドナー』が池袋シアターKASSAIにて7日に開幕した。ダブルキャスト星組は8日に初日を迎え、本番直前のゲネプロがマスコミに公開された。

ゲネプロを終え、演出・脚本の細川博司氏(バンタムクラスステージ)は、「この作品は、登場する女の子たちが全員自分の意見を通すために何者にも負けず、弱音も吐かず、まっすぐに生きるお話です。それはこのアリスインプロジェクトに出演してくれる女の子たちの一生懸命な姿と重なっていて、みんなが一生懸命生きて、輝いて欲しいという願いを込めて作りました。非常にカロリーを使うお芝居で、18公演という長丁場ですけど、ぜひ応援してあげていただけたら」と語った。

個別でインタビューに答えた白石まゆみさん(御船彼岸子役)は、「私は初舞台で演技に苦手意識があったのですが、演出の細川さんがとても優しくゼロから教えて下さいましたし、悩んだときには悠木美優だったり、女優の経験のある方が相談にのってくれて助けられました。この座組がものすごく温かくて、みんなで支え合って作っていくというのをものすごく実感しました。みんなで作り上げた作品なので、そういうところも観客に伝わっているんじゃないかなと思います。アクションシーンも激しいのですが、怪我なく初日を迎えられて嬉しいです。見ている人を感動させられるように頑張りたいと思います」

里於奈さん(浅倉神酒役)は、「稽古では観客がいないので、実際に舞台に立ってみないと判らないことがたくさんありました。初日を迎えて、ここで笑いが起こるんだとか、こういう反応をするんだとか知ることが出来て、演じていてテンションが上がりました。これからの公演の中でみんながドンドン成長していくんだろうなと、すごく楽しみになりました。もっともっと上に上がっていけるんじゃないかと思います。ドナーのみんなは稽古でアドバイスしたり、LINEグループでも相談したり、演技に対して高め合っていて、家に泊まりに行ったり、私生活でも仲がいいです。舞台ではツンデレの集まりですけど、私はミキみたいに強がって1人ではいられない性格なので、そのギャップもファンの方には楽しんでもらえるポイントだと思います」

結城美優さん(吾妻レイカ役)は、「私は変則出演なので今日が初日なんですけど、先に初日を迎えたみんなの足を引っ張らないようにしつつ、星組のみんなと初日を迎えた勢いを出せたらと思います。星組はおっとりした子が多いんですけれども、月組とはキャラクターの雰囲気を変えてやっていて、それぞれいい芝居をしているので、是非注目して見て欲しいです。もちろん私も見ていただきたいなと思います」

神村風子(坂上桜子役)は、「魔銃ドナーという作品自体がすごく愛されている作品なのでファンの方の期待をすごく感じていますが、私たちなりの“真約魔銃ドナー”として、この座組でしか見られないものを見せられるように頑張っていきたいなと思っています。私、神村風子が桜子を演じ、その桜子が映画の登場人物を演じるシーンがあり、さらにもう一つ演じる役柄があって、実質3役やってるような感じです。演じ分けるのが難しいのですが、課題でもあり 注目してもらいたいポイントでもあります。今回そこに賭けようと思っているので、神村風子のことも桜子のことも“こいつは女優だ!”って思わせるように演じられたらと思います」とそれぞれコメント。

また、神村さんはバイツ(吸血鬼)役である白石さんとの最後のシーンについて尋ねられると「“艶めかしく”とのご指示をいただきまして、耽美なゴシックの世界観を意識しています」と明かし、「百合は素晴らしいな」と笑っていた。

※初掲載時に出演者のお名前が間違っておりました。訂正するとともに関係者並びにファンの皆様にお詫び申し上げます。