木下晴香、メーテル役にプレッシャーも「キャラクターの持つパワーを強く感じました」

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『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠 ゲネプロより
『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠 ゲネプロより

舞台“『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠”が20日、東京・明治座にて公演初日を迎えた。本番直前に行われたゲネプロがマスコミに公開され、キャストの中川晃教、凰稀かなめ、前山剛久、矢沢洋子、木下晴香、美山加恋らが囲み取材に応じた。

松本零士の原作・総監修による人気アニメの舞台化で、2018年に上演され好評を博した舞台『銀河鉄道999』~GALAXY OPERA~の続編。原作にない新しいストーリーを加えて、最大の敵プロメシュームとの対決、そして鉄郎とメーテルの別れまでを描く。

配役は星野鉄郎役を中川晃教、キャプテン・ハーロック役を平方元基、クレア役を美山加恋らが続投するほか、メーテル役を木下晴香と伊波杏樹がダブルキャストで務め、プロメシューム役に松下由樹を据える。

ゲネプロを観劇した松本零士さんから「素晴らしい。小学生からの夢がかなって本当に嬉しい」と絶賛を受けて、中川晃教さんは、「松本先生の作品の中に登場するブラックホールが、つい最近、僕たちの目で確認できるという瞬間を迎えることが出来ました。作品の中で感じながら、そして、ブラックホールの姿を見ながら、いまこの作品に携われたことに運命を感じます。出会うべくして出会った私たちが今日、初日を迎えられて、体中が熱くなっています!」と興奮気味に意気込みを語った。松本さんも「もっとリアルに描けるので楽しみ。これからまだ頑張らなきゃ」と熱を帯びたようだった。

今回メーテル役に抜擢された木下晴香さんは、「この役にプレッシャーは感じましたが、実際に衣装やメイクをして映像やセットの中で稽古をするうちに世界観とキャラクターの持つパワーを強く感じました。積み上げてきた銀河鉄道999の世界をお客さんに届けるのが楽しみ」と意気込んだ。

また、松本さんは同時代を生きたモンキー・パンチさんと小池一夫さんの訃報が続いたことについて聞かれ、「永遠の旅に発たれて寂しい」と偲びつつも、「俺のRAILWAY、人生は幸せだったと思う。まだ旅を走り続けたい」と元気を見せていた。