工藤綾乃、宮崎・えびの市のオリジナル曲のMVで主演 世代を超えた3役を演じ分ける

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『忘れられない歌』ミュージックビデオより
『忘れられない歌』ミュージックビデオより

女優の工藤綾乃さんが宮崎県えびの市のオリジナル曲のミュージックビデオで主演、その映像が公開された。曽我部恵一さん(サニーデイ・サービス)とBoseさん(スチャダラパー)とのコラボによる、同オリジナル曲『忘れられない歌』、その
ミュージックビデオは地元高校生のアイデアで企画制作されたものだ。

「霧島山の めぐみ めぐる えびの 山と水、 米と肉。 温泉と四季のまち。 」をキャッチコピーに掲げる、えびの市。同市がシティプロモーションの一環として、 市内唯一の県立高校である飯野高校の3年B組の生徒と、アートディレクターで京都精華大学講師の光嶋崇氏を迎え、 市のPRを考えるワークショップを開催。 参加した生徒から生まれたアイデアをもとにミュージックビデオが制作された。

誰もが口ずさめる歌詞とメロディーに共感できるメッセージがラップで重なる『忘れられない歌』は、 えびの市の雄大な景色や空をイメージさせる。そのミュージックビデオは、 映像監督を気鋭の映像作家・木村和史氏が務め、 宮崎県出身の工藤さんが主演。 同市の出身で今は都会で暮らす主人公役を、 高校生の10代、 都会に暮らしている20代、 そして子供を持った30代と、世代を超えた3役を見事に演じ分けた。

映像にはワークショップに参加した生徒たちも出演し、 高校生とクリエイターが一体となって制作。 ミュージックビデオを観る人それぞれが、自分の「ふるさと」を想い起こしたり考えたりすることができるような作品に仕上がっている。

えびの市の人口は2万人弱。将来を担う同市の高校生の視点でのPR動画制作を行いたいという市の主旨に曽我部さんとBoseさんが賛同し企画が実現。 4回にわたり行われたワークショップでは、 自分たちが暮らしている地域の魅力をデザイン思考で掘り下げて行った。

ワークショップ後半では、 デモ音源を元に、 映像のアイデアを試行錯誤しながら練り上げる試みも。最終回でグループごとにまとめた企画を発表すると、 参加者と講師の間に温かい絆が生まれていたという。

■宮崎県えびの市PR動画「忘れられない歌(えびの市×飯野高校×クリエイター)」