舞台「魔銃ドナー」 アイドリング!!!の高橋胡桃がバンパイア物に新境地を開く

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「魔銃ドナー」月組ゲネプロより
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  • 「魔銃ドナー」星組ゲネプロより
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6月25日に初日を迎えたアリスインプロジェクトの舞台「魔銃ドナー」が、池袋・シアターKASSAIで絶賛上演中だ。

本作は、人間の血を摂取する不老不死の種族・バイツと、特殊な血液型を持ち、その血を弾に込めることで彼らに対抗し得る戦士・ドナーとの戦いを描いたハードボイルドなガンアクションドラマ。

こう聞けば悲壮感漂うドラマを勝手に想像してしまうかもしれない。実際にドラキュラを初めてとして、これまで吸血鬼は人とは相見えない存在として描かれ、どちらの視点から見つめたとしても悲しい物語として描かれることが多かった。

「魔銃ドナー」も例によって人間とバイツの“血で血を洗う戦い”が繰り広げられるわけだが、登場する少女たちのキャラクターが瑞々しく描かれていて、観劇のあとに不思議と前向きな気持にさえさせてくれる作品に仕上っている。

この作品の独特なカラーを色濃くしているのは、高橋胡桃さんが演じるバイツ・彼岸子(かなこ)のキャラクターに拠るところが大きい。ゴスロリを着た天真爛漫な少女としての一面を持ちながら、千年王国の理想を抱いた、かたくなな一面も持ち合わせている。物語が進むに連れて、彼岸子をどれだけ観客に理解してもらえるかが作品の肝となっているが、高橋胡桃さんは豊かな表現力で存分に魅力的な彼岸子を演じていた。

高橋胡桃さんは初日を終えて、「まだまだ公演が長いので、体調と怪我に気をつけて、みんなで力を合わせていきたい。お客さんにお話をきちんと伝えて、楽しんでもらえる作品にしたい」と意気込んだ。

同じくバイツでありながら、貴族としての誇りを尊び、彼岸子と対立するハイネ役の船岡咲さんは、すっかり“ふにゃおか”の名前を返上し、堂々としたアクションを見せていた。「まだまだこれからだと思うので、昨日の緊張感を今日も持って、もっともっとレベルアップ、パワーアップしていけるように頑張りたい」とさらに意欲的だ。

大塚愛菜さんは、バチカンからバイツを狩るために派遣されたエージェント・コートニー役を演じる。聖剣を振りかざし、殺陣の要ととして活躍している。「月組と星組では、それぞれ個性が豊かで、演じている私たちも違いを感じている。そこにも注目して観て欲しい」と見どころをアピールした。

加藤智子さんは、彼岸子が心を惹かれた女優・坂上桜子を演じる。舞台の上でさらに芝居をする場面は、力の加減が難しいと思われるが、ひたむきな姿勢に桜子の一途な面が表れている。「シングルメンバーはきのう初日を経験して、いい意味で少し慣れたので、今日のゲネプロで星組のメンバーを引っ張っていけたと思う。このいい雰囲気を星組初日にも持っていけるよう、しっかり頑張りたい」と、加藤智子さんは話した。

荒木未歩さんは彼岸子の理解者として行動を共にし、明晰な頭脳でサポートする。白衣と眼鏡が知的だが、難解なセリフに稽古では手こずっていたらしい。おちゃめな部分やセクシーな部分も同居して、他との掛け合いが見ていて楽しい。初日を迎え、「実際にお客さんが入ると皆んなのテンションが上って、すごく迫力のあるいい作品に成長していくと実感しました。今日の星組初日も力を合わせていきたい」とコメントした。

アリスインプロジェクトの作品に多数出演する高橋明日香さんは、妹のために我が身を犠牲としてバイツと戦うドナー・浅倉神酒を演じる。観るものが高橋明日香さんであることを忘れてしまうほど役と一つになっていて、思わず引き込まれる演技で物語を引っ張っていった。

今回は高橋明日香さんの他にも演技とは思えないほど自然に思えるキャラクターが多いが、実はそれぞれの役者さんを念頭に脚本が書かれたという。高橋明日香さんは「いちばん役柄のままなのは花梨ちゃんかな。花梨ちゃんの個性が物語にも生かされていると思う。舞台の役から私たちの普段も想像しながら観てもらえたら楽しいと思います」と紹介した。

また、浅倉神酒の妹・玉串役の木下結愛さんは「シングルキャストのメンバーは、初日でダメだった点を直して、少しずつ成長して今日の本番に活かせたら。Wキャストの子は今日が初日なので緊張していると思いますが、私たちが引っ張っていけたら」

ドナーの戦士たちを率いる香住更紗役の中村まいさんは「2日目ですけれど、Wキャストで半分ぐらい違う顔ぶれなので、緊張がいまだに止まりません。ちょっとずつでも進化していけるようにがんばります!」

彼岸子が召喚する謎のバイツ(?)を演じるのは、特別出演として劇中でバイオリンを演奏するAYASAさん。「アリスインプロジェクトさんの公演はアイドルの女の子の舞台と聞いていましたが、昨日の本番で自分も一緒にステージに立って、女の子がかわいいだけでなく、たくましさや強さ、みんなの度胸っぷりも見せていただきました。どの公演も一つづつ大切にして、気を抜くことなく皆んなでガンバッていけたら」

星組のWキャストで彼岸子を守るバイツ役の瑞穂友梨さんは「今回の舞台が台詞のある役もアクションも殺陣も初めてで不安でしたが、頼りがいのある経験者の方々に助けられて今日を迎えられました。ああすればよかった、こうすればよかったとかは全部ゲネプロに置いてきたので、本番は完璧になるよう臨みます」と、それぞれ意気込んでいた。

舞台「魔銃ドナー」

2015.6.25(水)~7.5(日)
池袋・シアターKASSAI
演出:まつだ壱岱 × 脚本:細川博司

アリスインプロジェクト
http://alicein.info

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