鞘師里保、avex traxよりメジャーデビュー発表 “赤”が印象的な新アー写も公開「過去があってこその自分。自信を持って赤を押し出して更新していきたい」

アーティスト ニュース

歌手の鞘師里保さんが31日、東京・品川インターシティホールにて「RIHO SAYASHI BIRTHDAY Fan Meeting -PLAYGROUND!- vol.4」を開催。イベントでは、avex traxからのメジャーデビュー、6月18日に配信シングル「Super Red」、7月23日にEP「Too much!」のリリース、そして全国ツアー「Too much!」の詳細が発表され、会場は大きな歓声に包まれた。

イベントのライブパートでは、「DOOM PA」「WE THE ONES」など全7曲を披露。エネルギッシュな歌とダンスで会場を盛り上げ、ファンミーティングならではの親密な雰囲気を作り上げた。さらに、鞘師さんが「DJ Riho Riho」として初のDJパフォーマンスを披露するなど、盛りだくさんの内容でファンを魅了した。イベントのクライマックスで、鞘師さんはavex traxからのメジャーデビューを発表した。

イベント前に行われた囲み取材で鞘師さんは、その経緯をこう語った。「これまではプライベートレーベルでマイペースに音楽と向き合ってきましたが、昨年、フルアルバムをリリースし、改めて自分の表現の原点であるダンスミュージックに立ち返ることを決意しました。avexのみなさまとの対話を通じて進みたい方向性が明確になり、決意しました」と語った。ダンスミュージックに強みを持つavex traxからのデビューは、彼女の音楽性をさらに深化させる一歩となる。

新アーティスト写真も公開され、テーマは「赤/RED」。鞘師さんは「グループ時代のメンバーカラーが赤で、ファンのみなさんにも『鞘師は赤』と言っていただける。今回は過去を肯定しつつ、今の自分らしい新しい赤を表現したかった」と語る。赤いグローブをはめたビジュアルは、情熱と努力の象徴であり、「Super Red」というデビューシングルと共鳴する強い意志を込めたものだ。「数年前は新しい自分を見せたい気持ちが強かったけど、今は過去があってこその自分。自信を持って赤を押し出して更新していきたい」と、過去と未来をつなぐ決意を述べた。

イベントでは、鞘師さんが「DJ Riho Riho」として初のDJパフォーマンスを披露し、ファンを驚かせた。彼女はDJ挑戦の背景について、「ファンミーティングでは音楽的な実験をしてきた。楽曲のステムデータを分解して解説する中で、音源を自分で編集することに興味が湧いた。ツアーでDJと一緒に回っている影響もあり、今年は自分でDJに挑戦しようと決めました」と説明。ファンから親しまれる「リホリホ」という愛称をそのままDJ名に採用し、「キャッチーだと思って自分でつけました」と笑顔で明かした。練習にはツアー同行のDJが指導者として協力し、本番に向けて準備を重ねたという。

メジャーデビューに伴い、7月27日から9月6日まで全国9都市を巡るライブハウスツアー「Too much!」も発表された。仙台、札幌、大阪、名古屋、東京、熊本、福岡、金沢、広島を回るこのツアーは、鞘師さんにとって過去最多の都市数となる。「今年は海外ライブも経験し、フェス出演も目標。自分らしいパフォーマンスで規模を広げていきたい」と意気込みを語った。

記者会見では27歳という節目を迎えた心境についても触れ、「12歳でデビューして、いろんな経験をさせてもらった。27歳は大人として自立しなければとハッとさせられる年齢」と振り返る。ダンスについては「5歳から始め、どんなことより長く続いている。力を抜いて表現できる筋トレを心がけている」と、進化を続ける姿勢を強調した。

最後に、鞘師さんはファンに向けて、「いろんな時期から支えてくれて、新たなスタートをお知らせできることが嬉しい。27歳の私からしか届けられないものを、これからも勇気や感動として届けたい」と語った。

    Comments are closed.