【アップアップガールズ(仮)インタビュー 】26日に5年ぶりの日比谷野音ライブを開催「次のステージへ 新たな一歩となるライブに!」

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アップアップガールズ(仮)(左から)古川小夏、関根梓、新井愛瞳、佐保明梨、森咲樹
アップアップガールズ(仮)(左から)古川小夏、関根梓、新井愛瞳、佐保明梨、森咲樹

5人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)が26日、東京・日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブ『アップアップガールズ(仮) ENDLESS SUMMER in 日比谷野音』を開催。今月1日には記者会見を行い、この公演をもって現在の5人体制が終了し新体制移行の準備期間に入ることを発表した。5人体制最後のライブを前にした現在の思い、コロナ禍の中でのライブへの思いをメンバーたちに聞いた。

--5年ぶりとなる野音、どんなライブになりそうですか?

森咲樹「タイトルが“ENDLESS SUMMER”ということで楽しくわちゃわちゃと盛り上がれる感じもありつつ、5人体制になってから大人っぽい曲も増えているのですが、そんな現在のアプガ(仮)を見せるという部分もあります。久々の曲もやりますし、多彩な内容になる予定です」

関根梓「今回の野音ではまた私が新衣装を考えさせてもらいました」

--ここ最近のアプガ(仮)の衣装は関根さんがデザインを考案していますが、野音で初披露の衣装も登場するんですね。

古川小夏「初披露の衣装しかないです!(笑)」

関根「新衣装は“生まれ変わる”ということを大きなテーマとして作らせてもらっています。5年ぶりに野音に立つアプガ(仮)、今までの歴史も刻みつつ、新たな歴史を進み出すアプガ(仮)というのを感じてもらえればと思って作りました」

--そう、何より今回の野音の注目ポイントは“5人体制最後”“新体制へ”というところになります。でも「今回で5人体制は最後、その後どうなるかはライブの中で発表します」というのは結構珍しい発表の形ですね。たとえば 「今度の野音ライブをもってこうなります」ということを事前に発表して、その記念ライブという形で実施する形が多いと思います。

古川「そう思います。コロナの世の中じゃなければその形もあったかもしれないけれど、今できるライブの状況と私たちが発表できる形を併せて考えて、この形になりました。今言えることはあれが精一杯、でも今言っておくほうがいい。私たちもそうだし、見てもらうファンの方にも『やっぱり見ておけばよかったな……』と後悔はしてもらいたくなかったので」

関根「でもライブ自体は、しんみりした5人体制の最後を惜しむような内容ではなく、楽しく盛り上がるアプガ(仮)らしいライブになっています」

古川「次のステージへと向かっていく、新たな一歩となるようなライブにしたいと思います!」

--ファンは結構ドキドキしているかもしれません。SNSで内容を予想する声もあったようですが……。

新井愛瞳「記者会見の前には『どんな内容の会見なんだろう?』『まさか小夏っちゃんの結婚発表じゃないかな』という声もあったり(笑)。新体制って『もしかしたら(妹分グループの)アプガ(2)のメンバーが加入するんじゃないか』とか『新メンバーのオーディションやるのかな』『誰か卒業しちゃうんじゃないかな』とか、いろんな憶測の声が上がってました」

古川「アプガって約10年間アグレッシブに活動してきて、アプガファミリー(ファン)を驚かせることは多々あったと思うので、その一つとして捉えてもらえれば。この自粛期間中に、何もできない、何も発表できない、この先何にチャレンジしていいかわからない、前に進めないほうが不安だなと思ったので、もし今の5人から変わっていったとしても、アプガ(仮)が進化を続けるということをワクワクしながら楽しみにしてもらえればと思います。いろんな憶測がとんでいるのもそれは一つの楽しみとして、こういうことが起きるんじゃないかと想像してもらいながら、ワクワクドキドキしながら、待っていただければ嬉しいですね」

--新曲の『I LIVE YOU』(YouTubeでMVを公開中)はそんな中でのメッセージが色濃く出た曲になっていますね。ライブができない今、ファンに向けてのメンバーの思いが伝わります。

古川「私たち自身自粛期間を経て、この曲に出会いました。本当に私たちのそのときの気持ちをまんま歌にしてもらっているので、歌っていてすんなり言葉が出てきます」

佐保明梨「自分たちはライブがすごく好きで、ライブを中心に9年間走ってきたので、心のどこかでライブをするということが当たり前になっていたこともあったのかなと。今回、私たちがステージに立てて、みんなが見に来てくれて、そういう場所があるということはすごいことなんだなと改めて感じたので、そういう気持ちを込めて歌いました。徐々にライブでみんなの前で歌う機会もできて、そういうみんなへの感謝への気持ち、ライブをできるありがたさを感じて、改めて私たちはライブが好きなんだなという気持ちを込めています」

--アプガ(仮)の場合、コロナ禍になってからも比較的早い時期からライブをやってましたよね。無観客ライブも3月に実施しているし。

古川「緊急事態宣言前にもやりましたし、明けてからもすぐにやりました。全てが早かったです。そこは『社長さすがだな』と思いました(笑)。アプガ(仮)のライブって、私たちは“一体感”と言っているんですけど、ステージと客席の垣根を超えて、一つのグループみたいに盛り上がれていて、私はその空間がすごく好きでずっと活動してきました。そのライブができなかったり、ライブができてもその空気になれないとき、直接ライブする意味ってあるのかなと。オンラインでもできたので、お客さんにわざわざ来ていただく意味ってなんだろうなと思っていたんですけど、やっぱりお客さんの目がある中でライブをすると全然違って、やっぱり私たちはライブが好きなんだなということを改めて実感しました。オンラインならではの良さももちろんあるんですけど……」

--アプガ(仮)も来年結成10周年。最初は“デビューできなかった子の集まり”みたいに言われていたところから、ここまで走ってこれました。

古川「うれしいですね、自分がやってきたグループが10周年を迎えるというのは。一緒に生まれた子がもう10歳になっている(笑)。すごいことだなって」

--アプガ(仮)は今やライブアイドルの中では、シーンを引っ張る立場でもありますね。

新井「対バンの現場では『アプガさーん!』って呼ばれることが多くなりました(笑)」

「対バンなどでライブをしていると、最初の頃と比べてファンの方のスタイルも変わってきているなと感じます。私たちもその変化についていかなければと思います。対バンに出るたびに勉強になっているなと」

新井「世代が変わってきたね」

「一緒に頑張っていたチキパ(Cheeky Parade)、PASSPO☆とか私たちの世代のファンと、最近ライブが盛り上がっている、たとえば、まねきケチャ、FES☆TIVEなどの世代のファンとはちょっと違うなって」

古川「空気感が全然違いますね」

--ライブアイドルの中ではベテランとなったアプガ(仮)には、こういう時期にこそ、シーンをリードする動きを見せ続けてもらいたいですね。

古川「ライブができない、ライブをするのが不安というアイドルもいるかもしれないけど、その中でも楽しみは見つかるんじゃないかと、それを率先して提示していきたいと思います」

--アプガ(仮)の動きを見て、ほかのアイドルやその運営の人が「あ、こういうやり方もあるんだ」とヒントをもらえたり。

古川「はい。またアイドルに限らず、自分のお仕事で悩んだり停滞している人に、アプガ(仮)が常にアクティブなところを見せて、背中を押せたらと思います!」

なお日比谷野音のライブに向けたクラウドファンディング「アップアップガールズ(仮)の日比谷野音LIVEを成功させたい!」を実施、見事達成した。

アップアップガールズ(仮)(あっぷあっぷがーるず かっこかり)
2011年、ハロプロエッグの研修過程を修了した7人で結成。2017年9月に現在の5人体制となった。47都道府県ツアーや、前人未到の富士山頂ライブ、2時間完全ノンストップライブ、インディーズアイドル初の日本武道館での単独公演、81曲フルコーラスライブの敢行など、鍛えた体で、どんな時も激しく熱いライブで魅せるLIVEアスリート集団。9月26日日比谷野音でのライブで現体制を終了し、新体制への移行期間に入ることが発表されている。

■I LIVE YOU/アップアップガールズ(仮)

■【アップアップガールズ(仮)】Light It Up【MUSIC VIDEO】

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