STARMARIE ワンマンでO-EASTを赤く染め尽くす! 新年を迎えたスタマリの始まり
1月2日、STARMARIEのワンマンライブ「STARMARIE単独サーカス~DARK FANTASY WORLDの始まり。~」が渋谷・TSUTAYA O-EASTで行なわれ、正月早々の開催にもかかわらずSTARMARIEの自己記録を上回る約500人を動員し、集まったファンをダークなファンタジーの世界にいざなった。
STARMARIEのワンマンライブがTSUTAYA O-EASTで行なわれるのは2014年4月以来となる。前回のワンマンを観たものはステージの左右に張り出てセッテングされた花道を見て、あの時の記憶を呼び覚まさずにはなかっただろう。
それまで3人編成だった“Starmarie”は、前回のワンマン前日にメンバーの一人の脱退が発表された。開催が危ぶまれる中、残された木下望さんと高森紫乃さんの2人だけでライブを敢行し、力の限りのパフォーマンスで観客の応援に応えた。それは涙をさそうほど美しく感慨深いステージであったけれど、Starmarieの幻想の世界に魅了されたというよりは、現実とのせめぎあいに満身創痍になりながらも笑顔で立ち向かった彼女たちの姿に心が打たれた理由のほうが大きかった。
それから、僅かな時を経て新メンバーを迎えると“STARMARIE”として再出発を果たした。7月にTSUTAYA O-EASTで5人体制のライブをお披露目してからは、以前にも増して積極的に活動を繰り広げて成長を続けた。2014年12月3日にリリースされたニューシングル「サーカスを殺したのは誰だ」がオリコン週間インディーズシングルランキングで2位にランクインし、ホラーティストなPVが国内外で話題となるなど、ますますの躍進ぶりをみせている。
ユニットとしてパワーアップし、成長と加速を続けるSTARMARIEが、どれほどのステージを見せてくれるのか、と期待に胸が高なる想いと、ファンたち自らが“ライブを存分に楽しむぞ!”という熱気を溢れさせて、開演前から会場は熱いテンションに包まれていた。
やがて、某テーマパークのお化け屋敷のアトラクション風の不気味なナレーションが時が満ちたことを知らせる。観客は“ホテル・サーカス”の客人ということらしく、どうやらすでに閉じ込められてしまったらしい。支配人・サーカスの「それでは、ごゆっくりとおやすみください…永遠に。」という言葉が今宵のナイトメアの始まりを告げた。
ステージは、1曲目の「グッモーニン!!ハマムラSHOW」から、実からはじけたような勢いのオーラがメンバーからみなぎってきた。赤い照明に浮かぶメンバーの姿に意気込みが滲みだす。
ステージのどこかしこにもSTARMARIEの世界の広がりを感じさせるのは、単にメンバーが増えたからではない。時にセンターに、時にかみしもにとフォーメーションを変えながら、呼吸を合わせ一体となった彼女たちが生み出すフィールドが観客の心を引き寄せていくのだ。
引き込まれるまま、気が付くと5曲が過ぎ、衣装チェンジとなる。白いフェミニンなドレスに身を包み、曲の方もちょっぴりだが和やかな雰囲気が続く。比較的初期の曲の「1000年恋物語」は、3人バージョンに長く見慣れていた分、進化をはっきりと感じさせたし、木下望さんと高森紫乃さんが魅せる表情もキュートさを増したように感じた。中根礎子さん、渡辺楓さん、松崎博香さんの3人も、もはや新メンバーとして意識させないくらいすっかりSTARMARIEとして調和のとれたパフォーマンスを魅せた。
支配人・サーカスのナレーションが「STARMARIEの5人は、死者が集まるホテル・サーカスに生きたまま紛れ込んでしまったようです。秘密を知られた以上、このまま還すわけにはいきません。」などと緊迫感を煽り、ライブはさらに盛り上がりを見せて最終コーナーに差し掛かる。
コミカルだったり、シニカルだったり、ちょっと心が暖かくなる内容だったりと、歌詞はそれぞれだが、基本的にどれもダンスは激しく、彼女たちの額に汗がにじむ。熱中したファンたちもすでに汗だくだが、それも一体感の証だろう。「タイムマシーン・ラブ」でフリ真似をするファンとアイコンタクトで気持ちを通じ合わせ、ライブは最高潮へと達していった。
このホテル・サーカスでは、時間の流れが早いのだろうか。気が付くとすでに本編が終わりの時刻だという。しかし、熱く鳴り響くアンコールは、STARMARIEのパフォーマンスに心を揺さぶられていた支配人・サーカスの心をついに動かしたようだ。私たちが現実の世界へ帰還することを許し「ただし、ここで起こったことは誰にも話さないこと。」と言い残してホテル・サーカスの物語は幕を下ろした。
アンコールに応えてメンバーたちは赤いTシャツで再び登場した。客席に少しでも感謝の気持ちを届けるようにステージ左右の花道まで広がって、残る時を惜しみながら3曲を披露した。
ライブの最後には、東京、札幌、浜松とさらに台北(台湾)、マニラ(フィリピン)を巡るアジアワンマンツアーが3月から6月にかけて行なわれることがサプライズで発表され、2015年のSTARMARIEの進路を照らした。
また、STARMARIEがイヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」のブランド大使に任命され、コラボキャンペーンを展開することも明らかになった。アイドルの中でも、楽曲派と呼ばれるSTARMARIEは”イイ音持って出かけよう!”というe☆イヤホンのコンセプトともピッタリだ。
1月5日より「サーカスを殺したのは誰だ」がヘッドホン & イヤホンに最適なHPL音源化で全世界に配信されるのに合わせ、特設ウェブサイトが開設され、今後はショップ1日店長や店舗でのトークイベント、各メンバーの製品レビューなどが予定されている。
本来ならば、アンコールはこれだけのはずだった。しかし、本当に良いステージだったからからこそ、このまま終わるのは惜しくてしょうがない。そして、客席から沸き起こる“カマタ”コール。「やろうよ、カマタ!」客席の誰かの声が響いた。
そうだ、今日は“涙のパン工場「コンセル・カマタ」”をやってないじゃないか。STARMARIEの楽曲としてはポピュラー過ぎてあえて外したのかもしれないが、やはりあの曲がなくては物足りない。
予定外のダブルアンコールだったが、ステージも客席も最後にありったけの力を振り絞って盛り上がり、完全燃焼を果たしてライブは全ての幕を下ろした。
ライブを終えたメンバーに挨拶に伺うと、全てをやり遂げた満足そうな笑顔出迎えてくれた。
直接、具体的な言葉を聞いたわけではないが、木下望さんと高森紫乃さんにとっては、掛け値なしの完璧なパフォーマンスを観客に見せられたことで、先に辞めたメンバーへのわだかまりからまた少し心が解かれたのではないだろうか。「ずっと優しくしてくれたのに、いなくなっちゃうなんて憎い。」と言った気持ちの蓋は閉ざしたままでも、蓋に乗せて心を重くしていた石はもう必要ない。それぞれの自信を得たような清々しい表情がそう感じさせた。
最後にライブを成功させたメンバーたちからコメントを頂戴したので、紹介させていただく。
のんちゃん(木下望)
みんなからの愛をたくさん感じられたワンマンでした。今回は5人で完璧なパフォーマンスをみなさんにお届けできたことが嬉しかったです。
本当に幸せな時間をありがとうございました★もっともっと上を目指して頑張ります。ついてきて下さい。
もにゃ(中根礎子)
O-EASTという大きな会場でのワンマンライブということで不安や焦りも正直ありましたが、ステージに立ったらすごくたくさんの方が居てくれて、いつも来てくれる方も、久しぶりの方も、気になってたから初めて来たよって方も!中には地方から来てくれたり、海外から来てくれたり。いろんな方に来ていただけて本当に嬉しかったです!
そして、3首都ワンマンライブや、ツアーの開催も決定して、ますます頑張りたいと思いました!もっと世界中の方にSTARMARIEのファンタジーワールドにきてほしいと思いました!!
しのはむ(高森紫乃)
スタマリ史上最高動員!最高のワンマンLIVEでした!足を運んでくれたみなさま本当にありがとうございます!5人になった新生STARMARIEをやっとちゃんと見せられた気がしました。
STARMARIEはまだまだこれからです!2015年もみんなと刺激的なわくわくする毎日を過ごしたいです(^o^)/
かえで(渡辺楓)
心の底から楽しいと思ったワンマンでした!!そして、改めてたくさんの方に支えられているんだなと実感しました。本当に幸せな時を過ごさせてくれてありがとうございました。
これからも5人精一杯力を合わせて頑張っていくのでよろしくお願いします。
ひぃちゃん(松崎博香)
ワンマン前は緊張と不安でいっぱいでしたが、ステージに立ってファンの皆さんが見えた瞬間そんな考えはどこかに飛んでいきました!台湾からもファンやアイドルの方が駆けつけてくれたり、STARMARIEはたくさんの方に愛されてるなと感じられました!
これからSTARMARIEは止まることなく進んでいくので変わらず応援して下さると嬉しいです☆
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