小林星蘭が生歌披露で大盛り上がり 劇場版『若おかみは小学生!』スペシャルイベント

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小林星蘭
小林星蘭

劇場版『若おかみは小学生!』のスペシャルトークショーが21日、東京・立川シネマシティにて行われ、主演声優を務めた小林星蘭さんが、三間雅文音響監督とともに登壇。小林さんは、劇中の挿入歌『ジンカンバンジージャンプ!』を生披露し、大きな歓声を浴びた。

原作は「講談社青い鳥文庫」で累計発行部数300万部を誇る人気シリーズ「若おかみは小学生!」(原作:令丈ヒロ子・絵:亜沙美)。4月よりテレビ東京にてアニメ化され、先月劇場版が公開された。TOHOシネマズの多くの劇場で再上映が始まり、さらには、『君の名は。』の新海誠監督や『GANTZ』作者の奥浩哉氏、『モテキ』の久保ミツロウ氏、『ちはやふる』の末次由紀氏らもツイートで絶賛するなど、好評を博している。

小林さんは、多くの劇場が再上映を決定したことを受け、「(こうした現象を)あまり聞いたことがなかったので、すごく嬉しいです!」と喜びを表した。テレビシリーズと劇場版、両方の演出をした三間監督は、アフレコがほぼ未経験だった小林さんの第一印象を「素直」と語り、「彼女の素直さには、演技ではなく本当に素直な気持ちがありました。ほかの大人のキャストの方々も、彼女の素直さに自分たちの芝居の原点にかえっていたんじゃないかなと思うくらい新鮮なアフレコ現場でした。収録が終わった後、キャスト全員『この現場に感謝している』と言ってくれましたが、すべて小林さんのおかげです」と大絶賛した。

一方小林さんは照れ笑いを浮かべ、「自分はまだまだ初心者だなと思うところが多くて…。水樹奈々さんや松田颯水さんなど声優の方々に囲まれて、皆さんの力って本当にすごいなって」と謙遜しつつ、「おっこだけに見えるユーレイのウリ坊役の松田さんとの収録は、別室でお互いヘッドホンを付けて実際にほかのキャストの方にはウリ坊の声が聞こえないように収録していたんです。経験のないことだったので、とても印象に残っています」と振り返った。

完成した作品を観た小林さんは「客観的に見ちゃって…感動して涙が出てきました。『自分がやっているんじゃないんじゃないか』って、今までにない不思議な感覚がありました」とコメント。「アニメのような実写のような、本当におっこちゃんが話している感じがして、『私本当に収録してた?』って思いました」と話し、会場を笑わせた。そんな小林さんに対し、「一つ一つのことを聞き逃さないようにこちらの演出をまっすぐ聞いてくれた」と感謝する三間監督だった。

イベントでは、多くの鑑賞者から「もう一度聞きたい!」と反響の高い劇中の挿入歌『ジンカンバンジージャンプ!』を小林さんが生披露。本楽曲は、おっことグローリー・水領(ホラン千秋)がドライブするシーンで流れるが、小林さんの歌に合わせて該当シーンがスクリーンに映し出されると客席からはどよめきが。手拍子が起こり会場全体が一体感につつまれる中、三間監督は「劇中歌を歌っているのが、小林さん本人であることを今日の登壇の打ち合わせまで知らなかった」と告白し観客を驚かせ、「けど今日聞けてよかった。娘の歌を聴くようでドキドキしました」と喜びを語った。

歌い終えた小林さんは「緊張しましたが、みなさんと盛り上がれて楽しかったです。まだまだ“若おかみ”頑張りますので、皆さんぜひ映画を観て、拡散してください!」と改めて本作をアピールした。