佐久間由衣、『世にも奇妙な物語』に初出演 三浦春馬と共演で5月放送

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『世にも奇妙な物語 ’18春の特別編』「明日へのワープ」(c)フジテレビ
『世にも奇妙な物語 ’18春の特別編』「明日へのワープ」(c)フジテレビ

NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で注目された女優の佐久間由衣さんが、5月12日放送の『世にも奇妙な物語 ’18春の特別編』内の『明日へのワープ』に出演することが発表された。佐久間さんは「小さい頃から『世にも奇妙な物語』を見ていたので、お話をいただいた時には本当にうれしくて、“私が出ていいのかな”ってびっくりしました。歴史ある番組に出演させていただけて光栄です」と喜びを表している。

同作に主演するのは三浦春馬さん。『世にも奇妙な物語』主演は、『世にも奇妙な物語2011年秋の特別編』のエピソード『JANKEN』以来7年ぶり2回目となる。佐久間さんは、その同棲中の恋人役を演じる。

『明日へのワープ』は、謎の薬の奇跡に人生をかけた一人の青年の“タイムワープ的体験”を描いたヒューマンSF作品。映画監督を夢見る青年・小林峰雄(三浦)は、アルバイトをしながら自主制作映画を作り続けて早10年、全く芽が出ないまま。同級生たちが皆まともな職に就き、家族を作り、大人になっていく中、惨めな思いをすること必至の友人の結婚式に招待される。かつて一緒に夢見ていた女優志望の恋人・須藤由紀(佐久間)からも愛想を尽かされそうな状況で、焦燥(しょうそう)が憔悴(しょうすい)となり、追い込まれていく峰雄。

眠れぬ日々が続くある日、心療内科で精神科医・宇堂公康(相島一之)から謎の薬“アイリウム”を処方される“アイリウム”とは、1錠服用した途端24時間分の記憶が完全になくなり、まるで24時間後の未来にワープしたかのような感覚になれる薬。つまり嫌な思いをする出来事の前に飲んでおけば、その事を体験しなかったかのように記憶から消し去ることができてしまう。記憶を薬でコントロールできるようになった時、果たしてその人生は思い通りになっていくのか…。謎の薬“アイリウム”にわずかな希望を託す峰雄だが…。

佐久間さんは本作について「『世にも奇妙な物語』らしいファンタジーな要素もありつつ、いろいろ考えさせられることもあるドラマだと思います。奇妙な不思議な物語を、役としては現実のこととして演じるというのが興味深ったです。また、女優を目指している役でもあったので、劇中映画のシーンでは、ウィッグをつけたりして思いっきり楽しんでやらせていただきました」と語った。

三浦さんとの共演については「初共演だったのですが、三浦さんが優しくて面白い方だったので、現場の雰囲気も和やかで、お芝居のやりやすい環境を作っていただきました」と印象を語り、「3年以上ずっと一緒にいるカップルという設定で、自分で事前に想像して作っていったという部分もあるのですが、実際、目の前に立たれている三浦さんのたたずまいにすごく助けられて、役に入ることができました。連続ドラマとは違った短編ならでは難しさと楽しさを経験できました」と撮影を振り返った。

そして視聴者へ「主人公が“アイリウム”という薬を手に入れてしまったことで、現実から逃れていくのか、それとも現実と向き合っていくことができるのか、というお話で、誰もが経験する葛藤を描いているので、すべての人に届く作品になっていると思います」とメッセージを送った。

『世にも奇妙な物語 ’18春の特別編』はフジテレビ系で5月12日(土)午後9時~11時10分放送。