アップアップガールズ(仮)佐保明梨、初の作詞に挑戦 3月16日開催の単独ライブで初披露

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佐保明梨
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5人組アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)のメンバー、佐保明梨さんが3月16日と19日(追加公演)に2回目となるソロライブ『佐保明梨 The LIVE Destroy the Brain!』を東京・初台DOORSにて開催する。和太鼓など新たな挑戦も用意されたこのライブで、佐保さんの初作詞楽曲が披露されることも発表された。今回のインタビューでは、7周年を迎えるアップアップガールズ(仮)、そして個人の活動としてやっていきたいこと、さらに今回初作詞にあたり“ものを書く”ことへのこだわりも明かした。

和太鼓への挑戦などについて語ったインタビュー前半はこちら
https://girlsnews.tv/news/309491

--昨年はメンバーの仙石みなみさんと佐藤綾乃さんの二人が卒業して7人から5人体制になり、アップアップガールズ(仮)にとっても大きな転機となりましたね。

「はい。7人の時は“7人でやることに意味がある”、なんでも“アプガ全体で”という意識が強かったのですが、5人体制になって一人ひとりが『自分のやりたいことってなんだろう?』と考えるようになって、アプガをやっていきたいというのは大前提としてありつつ、それ以外に個人で好きなこと、得意なことを突き詰めていこうと。それがアプガとして合わさった時に、すごいパワーを発揮するグループになれたらいいねって話していました」

--佐保さんはやはり歌がメインで。

「歌うことやライブが好きだから、ソロでライブもやってみたいと思って、昨年実現させていただきました」

--一人で歌うことの楽しさ、やりがいって?

「一人だとごまかしがきかないし、ずっと一曲を通して歌うから、改めて曲に対してすごく考えるようになりました。グループだと歌詞をバトンタッチで歌っていきますが、ソロだと全部自分で一曲のストーリーを作っていかなければならないので、それは大変だけど、すごく楽しくて。いつも他のメンバーが歌うパートも自分で歌うことになり、普段『私だったらここをこう歌うな』と考えていたところも自分なりに表現できたり…」

--さらに「歌うこと」を楽しんでいるように見えます。

「そうですね。昨年は激動の一年だったので、心境の変化やいろんなことを考えるようになったり、そういうふうに、せっかく感じたことを出していけたらなと思うようになりました。そして、今回のライブで披露するオリジナルの新曲で、初めて作詞に挑戦しています! 」

--お、すごい!初作詞ですか。

「今まさに作っている最中で(取材はライブの2週間前)、やばいんです!なかなか完成できないんです!!」

--結構おしりに火がついてきましたね。

「私、考えていることを言葉にするということに、今初めてちゃんと向き合っているなと思って。結構苦手な分野なんですよ。今まで何かを書くときって結構勢い任せで、単語でわーっという感じが多かったので、自分から湧き上がってくる気持ちをどうまとめていいかわからない。いろんなことを考えたり、いろんなことを経験させてもらって、それを形にできたらまた変わると思うし、『何考えてるんだろう』と言われたりすることも多くて、自分でもよくわからなくなる時はあるんですけど、詞を通してこういうことを考えているんだなということを感じてもらえればと思います」

--それは貴重な機会かもしれません。作詞はどんな方法でしているのですか?

「自分が思いついたことや過去の自分の出来事を振り返ったりしていろいろとノートに書き出したんですよ。それが丸々ノート一冊になって、それを一つの詞にまとめることに苦労しています。テーマは今回のライブタイトルにもなっている『Destroy the Brain!』で、そういう“壊す”だったり、“自分の頭の中”のことだったり、いろんなイメージが浮かんできて…」

--完成が楽しみですね。

「これだけしゃべっておいて、当日までの間に合わなかったらどうしよう(笑)。でももう言っちゃったんで、なんとしても間に合わせます!みなさん楽しみにしていてください!!」

--アプガの他のメンバーでは、ドラマや映画に出たり、振り付けをやったり、活動の場を広げていますが、今後うまくいけば作詞の活動も幅を広げていけたらいいですね。それ以外に新たに挑戦してみたいことってある?

「空手も好きなので、空手界にもアプガの存在をアピールできるように、本格的にやっていきたいです!」

--演技や振り付け、作詞と同じ並びで「空手」なんですね!

「はい!あと本が好きなので、自分で本を書きたいという思いもあって。なかなか取り組むことができなかったのですが、でも今回の作詞はいいきっかけになるかもしれません。書くということから逃げないようになれれば。“表現する”“伝える”ということが好きなんですけど、その元となる“作る”ということもできたら、もっと幅が広がるのかなと思います」

--今までSNSなどでも自分の内面を出すようなことはあまりしてこなかった印象があります。

「ツイッターは思いつきというか、気持ちが湧いた時に即出すんですよ。だけどブログは実は時間をかけて書いています。超テキトーに見えるかもしれませんが(笑)。一回バーっと書いて、そうするとすごく長くなるんですよ。そこから『この言葉いるかな』などと考えながら、少しずつ削っていきます。直接的なことを言うのがあまり好きじゃないので、『100%これです』というのではなくて、どっちにでもとれるなというような…。はっきり言ってしまうと違うかなとなってしまうんですよね。嘘っぽく聞こえるとか、逆にはっきり言わないほうが伝わるのかなということを考えてしまって、結局言わないということになってしまいます(笑)」

--だからブログに時間がかかる?

「はい、かかるし、期間が空いてしまいます。でも、ブログを書く作業は好きだし、後から読み返したりもするんですよ。ちゃんと音読ができる内容にしたい。口に出して読むとちょっと恥ずかしかったり、かっこつけすぎた内容だと、あら!?と思っちゃうんです。あとで自分で読み返して、ちゃんと声に出せる内容にしたいと心掛けています」

--なるほど。ツイッターのイメージだと“勢いの人”というイメージがありましたが…。

「それは間違いではないです。わりと適当な人なんですけど、なんか考え込むと考えすぎちゃうんですよ。だから、ツイッターでは、考え込む前に打たなきゃと、考えてしまったら書けなくなるので、先にわーっと書かなきゃという使命感で打ってしまします(笑)」

--さて、7周年を迎えるアップアップガールズ(仮)ですが、メンバーとしての目標は?

「今回の原点回帰ツアーを通して、『どうやってみんなに楽しんで帰ってもらおうか』とか『初めて観にきてくれた人にいかに楽しんでもらえるかな』とか、初心にもう一度戻って、みんなでライブについて考えました。それを軸にして、これから8年目に向かっていきたいと思うようになりました。8年目に入ることってすごいことで、嬉しいことだと思うので、今までのいいところを生かしつつ、アプガとしても新しい面を見せていけたらと思います」

--この1、2ヶ月、アイドルグループの解散のニュースをよく聞きますが、アプガにはぜひ頑張ってもらいたいです。

「私たちも寂しいなと思って、だからこそアプガはここでガッツを見せていかなきゃなと思って、みんなにも未来を楽しみにしてほしいし、『アプガ大丈夫なのかな』と思わせるグループじゃなくて、『アプガはずっと続けてくれる』とみんなに信じてもらえるように。もちろん10周年も迎えたいですし、30代、40代になっても新しい形のアイドル像を見せていきたいです!」

--さすがにその頃になると『バレバレI lOVE YOU』のようなかわいい曲は歌えないかもしれないですけど…。

「いや、頑張って歌い続けたいです(笑)!!」

〈プロフィール〉

佐保明梨(さほ・あかり)

1995年6月8日生まれ、東京都出身。2004年、ハロー!プロジェクトの研修生「ハロプロエッグ」に加入。研修活動と同時に、「しゅごキャラエッグ!」などのユニットのメンバーとしても活躍。2011年にハロプロエッグの研修課程を修了。同年、アップアップガールズ(仮)としての活動をスタート。2012年3月、初のオリジナル曲「Going my ↑」をリリース。2014年に中野サンプラザ公演、2015年に日比谷野音公演、2016年にはZeppツアー、そして念願だった日本武道館単独公演を実現させた。

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