声優・種崎敦美、人造人間の役作りに苦労「ほかの役者さんと掛け合いをしながら成長していこうと思って臨みました」

種崎敦美

アニメ『SPY×FAMILY』のアーニャ役などで知られる声優の種崎敦美さんが5日、有楽町で開催中の東京国際映画祭2024で上映されたアニメ映画『メイクアガール』の舞台挨拶に登壇し、作品にかけた想いを語った。

種崎さんは、自らが演じた人造人間「0号」について、「データや記録は入力されていますが、起動して動いてからの経験はまだない、まっさらな状態」と説明。「本当に生まれたばかりの状態、子供のような感じ」と印象を述べた。

また、アフレコ現場では「ほかの役者さんと掛け合いをしながら成長していこうと思って臨みました」と、収録前の台本を読んで非常に苦労したと振り返った。

また、監督へ質問して答えてもらった際に、「『今日、この現場であらゆることを学ばせていただいています』と逆に感謝の言葉をいただき、本当に貪欲な監督だと感じました」と休憩中のエピソードを明かした。

作品にちなんで、「自分が天才科学者だったらどんなものを作りたい?」という質問に種崎さんは「私の思考や思想を全部学習して、いま思ってることを代わりに全部言語化してもらいたい。今日も見ていてわかるとおり、言語化するのが苦手なんです」と、苦笑い。

最後に「見どころはたくさんありますが、観ているうちに『これは?』と思う瞬間があるかもしれません。公開されたらまた観ていただいて、「あれ、これってこうなのかも」と、色々考えていただけたら」とアピールし、観客にもう一度の鑑賞を促した。

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