【TIFF2024】河合優実、吉田美月喜に「一生懸命に頑張ってる後ろ姿にすごく勇気をもらった」『ルックバック』で共演

アニメ映画『ルックバック』の押山清高監督および声優を務めた河合優実さんと吉田美月喜さんが2日、東京国際映画祭での上映前に舞台挨拶に登壇した。

漫画『チェンソーマン』などで知られる藤本タツキ氏の原作による本作は、学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野と、不登校の同級生・京本の、漫画へのひたむきな思いで繋がれて始まる青春物語。6月28日から全国の劇場で公開されて大ヒットとなり、11月8日からは Amazonプライムビデオで見放題独占配信も行われる。

藤野役の河合優実さんは、「声優としての演技は初めてでしたが、この作品で東京国際映画祭の舞台に立てることができて本当に嬉しいです」と、喜びを表した。また、京本役を務めた吉田美月喜さんは、「この作品を多くの方に見ていただけて嬉しい」と感慨深げに語り、SNSでも多くの海外からの反響を感じていると述べた。吉田さんの父が中国で作品を鑑賞してくれたエピソードにも触れ、作品が国境を越えて広がっていることへの喜びが伝わってきた。

舞台挨拶の中で、河合さんは周囲からの反響についても触れ、「友人や幅広い層の人々からも多くの声をもらっています。国外でも上映されており、知人からも現地で見たとの感想が届き、大きな反響を肌で感じています」と述べた。これに対し吉田さんも、「SNSにたくさんの海外からのコメントが寄せられている」と話し、作品の広がりと日本アニメの可能性に自信を示した。

また、監督はロサンゼルスで行った試写会での反響について言及し、「アニメ業界関係者が多く参加してくれて、ストーリーボード担当の人たちからも『絵が良かった』と多くの賛辞をもらいました」と述べ、作品がアメリカのクリエイターたちにも響いていることを感じたと語った。

さらに、河合さんと吉田さんはお互いの演技についても言及した。河合さんは「一生懸命に頑張ってる美月喜ちゃんの熱い後ろ姿にすごく勇気をもらった」とし、一方の吉田さんは河合さんの演技の対応力に驚き、役柄への適応力の高さを賞賛した。

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