Juice=Juiceが日本武道館公演 秋ツアーの“中間地点”、さらなる進化を予感させるステージ

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『Juice=Juice Room Tour 2026 「5ROOMS -SUITE-」』日本武道館公演より
『Juice=Juice Room Tour 2026 「5ROOMS -SUITE-」』日本武道館公演より

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・Juice=Juice が6日、秋の単独コンサートツアー『Juice=Juice Room Tour 2026 「5ROOMS -SUITE-」』の東京・日本武道館公演を開催した。ここではそのオフィシャルレポートを紹介する。

今回のツアーは9月18日の神奈川・厚木市文化会館 大ホールを皮切りにスタート。各地を巡り大きな盛り上がりを見せる中、ツアー中盤の大きな山場として、この日の日本武道館ステージへと繋げた。

昨年10月にリリースしたシングル『盛れ!ミ・アモーレ』をきっかけとする“盛れミ旋風”で今なおバズり中のJuice=Juice。同曲は、現在YouTube公式チャンネルでのMV再生数が1600万回を突破。SNS関連動画総再生回数は9億回再生超えを記録している。そんな彼女たちの勢いを象徴するかのように、本公演はサイド、立ち見を含めて全席種が完売。平日にも関わらず約11,000人のファンが駆けつけた。

会場は開演前から、それぞれの推し色を点したペンライトが輝き、公演直前には“Juiceコール”が響き渡る。ステージの幕が切って落とされると、1曲目からファンもメンバーもヒートアップ。イントロが流れるたび熱狂は連鎖していき、会場はさらなる熱狂に包まれていく。

本ツアーは“5ROOMS”がテーマで、ライブの構成が5つの部屋のように分かれているのが特徴。それぞれのターンごとに違った曲調の楽曲を次々と楽しめる仕掛けになっているという、きわめてコンセプチュアルなセットリストだ。

最初の MC でメンバー全員が「We are~!Juice=Juice!」とファンに挨拶。続けて井上玲音が「今回のツアーは5つのコンセプトの“お部屋”にみなさんをお招きしていますが、今日は”SUITE“ということで、それぞれのお部屋をちょっと豪華に飾ってみました」と、日本武道館用にアップデートされたセットリストであることを告知する。この宣言に、会場から大きな歓声が起きていた。

ライブ中盤のMCでは、ステージ横のサイド、立ち見席までファンで埋め尽くされた会場を見渡し、メンバーは「最高の景色!」と感動に浸る。その後はこれまでに展開された3つの部屋について振り返っていく。最初の“PRETTY ROOM”ではメンバーのかわいい表情が良かったと入江里咲が笑顔をみせ、続く“BITTER SWEET ROOM”では楽曲中に繰り広げられていた有澤一華と石山咲良の芝居に関しての裏話を有澤が披露。賑やかな雰囲気で進行していった。

ライブでは今年6月に発売された『MORE! MORE! EP』収録曲をはじめ、ライブの定番ナンバーなど、グループの歴史を振り返られるような多彩な楽曲の数々を披露。音楽性の幅広さはもちろん、楽曲の持つ世界観をさらに輝かせる変幻自在な声色と表現力でファンを魅了していく。なかでも『盛れ!ミ・アモーレ』はステージ上に炎が燃え盛り、会場の熱気を最高潮へと押し上げる。「アモーレ ミ・アモーレ!」「M・O・R・E!」など、メンバーの歌声と観客のコール&レスポンスが会場に響きわたり、炎に負けないメンバーの情熱的なパフォーマンスと圧倒的な歌声にライブで最高潮の盛り上がりを見せていた。

興奮の渦が残る会場からは、Juice=Juiceのライブでおなじみのアンコール「Juice!もう一杯!」のコールが繰り返される。アンコール後は、TVアニメ『傷だらけ聖女より報復をこめて Season2』の主題歌として起用されている新曲『華麗なるリベンジャー』をファンの前で初披露。同曲はエッジの効いた疾走感のある楽曲で、イントロから重厚なバックトラックに有澤のバイオリンソロが相成り、華やかで力強い世界観を描き出していくクールなナンバーだ。最年少メンバーの林仁愛のシャウトから始まり、そこから流れるように展開する鋭いメロディーと洗練されたパフォーマンスが、会場のファンの心を瞬く間に奪い去っていく。

ほかにも井上のビートボックスパートや、K-POP界を代表する数々の人気アーティストの振り付けを手がけているRENAN氏による振付など見どころが散りばめられている。 何より、同曲はJuice=Juiceのキラーチューンである『盛れ!ミ・アモーレ』や『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』などを手掛けたシンガーソングライターの山崎あおい氏が作詞を担当。グループの魅力を知り尽くしている彼女が書いたからこそ、メンバーひとりひとりの歌声によって、歌詞に込められた想いや世界観がより鮮明に伝わってくるのが印象的だった。

パフォーマンスが終了した後、リーダーの段原瑠々が「みなさんいかがでしたか?」と客席へ問いかけると、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こる。ファンからの温かいレスポンスを受け、初披露という緊張から解放されたメンバーたちはホッとしたような安堵の笑顔を浮かべていた。最後に同曲がライブ終了後の11月7日(土)0時より、各種音源配信サービスでの配信が決定したことが伝えられ、段原は「アニメも楽曲もたくさん愛していただけると嬉しいです」と晴れやかな表情で締めくくった。

終盤の MC ではメンバーが今回の公演を振り返る。2度目の武道館公演となる林は「前回の武道館より素敵な景色が見られました」と語り、川嶋美楓は「誰を見ても笑顔でした!」と、会場を埋め尽くしたファンに感謝を示す。遠藤彩加里は「ステージに立った瞬間から、Juice=Juice って無敵だなって思った」と回顧。また、アンコールで披露した『華麗なるリベンジャー』を通じてメンバー間の絆が深まったと達成感に満ちた表情を見せる。続く石山は「この武道館公演はツアーの中間地点。まだまだ成長して最後のぴあアリーナを目指します!」と、さらなる飛躍を決意していた。

続くメンバーは「これからもみんなで素敵な音楽を届けて、一人一人の心の中に届く音楽を届けたい」(江端妃咲)。「みなさんの目でも耳でも心でも楽しんでいただけるような音楽を11 人で作っていきたい」( 松永里愛)と、グループが持つ音楽の可能性に言及していく。

工藤由愛は「(想いがファンに)届け!と思いながらパフォーマンスをしたら、しっかりと付けていた髪飾りが飛びそうなくらいよく動けました!」と、ライブの熱狂から冷めていないのか興奮気味にコメント。続く、井上は工藤のハイテンションに微笑みつつも「私たちより歌やダンスが上手い人なんてたくさんいると思う。それでも私たちにしか届けられないものはたくさんある」と語っていた。

最後はリーダーの段原。1年前の日本武道館公演を振り返り「歯車が噛み合って急激に回り出した」とコメント。2026年は、その歯車が加速度をつけて回り出した年だったと話し「すごくありがたい経験をたくさんさせていただいた。みんなでバンザイ!って喜べる時間もたくさんあった。Juice=Juiceファミリーのみんなに喜んでもらいたいと私たちも頑張っていますので、今日の公演を見て、明日から頑張りたいと思っていただけていたら嬉しいです。また熱を共有しに、ライブに来ていただけたらなと思います!」と締めくくった。

5 つの部屋になぞらえて、さまざま楽曲を披露した本ライブ。全編を通じて本ツアーだけの特別なシャッフル曲や、巨大スクリーンを使った演出など、一瞬たりとも目が離せない豪華な仕掛けが満載のステージが展開されていたのが印象的だった。そんな空間を楽しむかのように、メンバー11人はメイン・サブの両ステージを駆け巡り、ファンとのコンタクトを取る姿が、会場をこの上ない幸福感で満たしていた。

ツアーファイナルは11月25日(水)の神奈川・ぴあアリーナMM公演が決定している、全国12会場15日程25公演を巡る秋ツアー。今回の日本武道館公演の特筆すべき点は、本公演がツアーの終着点ではなく、あくまで中盤のワンステージとして組み込まれている点だ。かつてはゴールとして目指す場所であった聖地を通過点の一つとした現在の彼女たちのスケール感には驚かされるばかりだ。

その躍進ぶりを如実に物語るかのように、11月7日(土)に一般発売を控えているツアーファイナルのぴあアリーナ公演を除き、秋ツアー全公演完売を記録(春ツアーも全公演完売)。11月16日(月)・17日(火)の「Kanadevia Hall」(東京)公演にいたっては、平日にも変わらず両日とも15時台からの追加公演も決定。この驚異的な快進撃のまま突き進むツアーファイナルで、彼女たちがどんな景色を見せてくれるのか今から楽しみでならない。

また、千秋楽のぴあアリーナ公演は、オンライン動画配信サービスHuluによるライブ配信、全国と台北の映画館にてライブビューイング、12月6日(日)は秋ツアーの海外単独公演となる『Juice=Juice Room Tour 2026「5ROOMS-TAIPEI ANNEX-」』も決定している。

秋ツアーのほかにも、11月11日(水)に読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送される「ベストヒット歌謡祭2026」、12月26日(土)に幕張メッセ国際展示場で開催される『COUNTDOWN JAPAN 26/27』への出演が決定している。2027年のさらなる飛躍のため、Juice=Juice の進化は、ここからさらに加速していきそうだ。

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