【Jams Collectionインタビュー 2】この1年のさまざまな“感情”がつまったミニアルバム「グループが前に進む力強さをみなさんにお届けできたら」
昨年念願の日本武道館単独公演を実現、今年6月から7人新体制で活動するアイドルグループ・Jams Collection。29日には、約2年ぶり、新体制としては初となるミニアルバム『Jam Emotion』をリリースする。インタビュー後半では、このニューアルバムについての内容や思いを、結成メンバーの保科凜さん、2期メンバーの村望しおんさん、そして6月に加入したばかりの新メンバー・花坂環さん、北乃咲久さんが語ってくれた。
※新メンバー二人が今の思いと、先輩メンバー二人がグループの現在を語ったインタビュー前半はこちら
--今回のアルバムは、昨年の武道館公演(11月)以降に配信リリースされた楽曲が全て収録されています。
保科凜「はい。ジャムズのいろんな歴史が詰まっている一枚です」
--アルバム新曲も?
保科「音源化されていないものでいえば、『金木犀ワゴン』と『恋してアホみたい』、『恋リハ』ですね」
--収録曲の中で特に思い入れのある楽曲といえば?
北乃咲久「アルバムの中で、自分が歌ってるからというのを抜きにすると、『剥がれたペンキ』が大好きです。『剥がれたペンキ』は、7人体制になる前に5人体制で巡った4周年記念東名阪ツアーのダイジェスト映像のようなLIVE MVで使われていて、それを見たときに泣いたくらい感動曲だし、7人で初めて『剥がれたペンキ』をお披露目したときに、新メンバー二人とも泣きながら歌ってたんですよ。めちゃめちゃ好きです」
--『剥がれたペンキ』はちょうど昨年の武道館公演のタイミングで発表されたんですね。
保科「武道館で初披露しました。その後、先ほどお話に挙げた今年の5人体制の集大成の東名阪ワンマンライブのテーマ曲に位置付けていましたし、ジャムズの歴史の中で5人体制の期間を表す曲になっているので感慨深い楽曲です。、それに7人での Kanadevia Hallでのライブでやったことにも意味があったのかなと思います」
花坂環「私が思い入れがあるのは『サマーリボン』。この夏の一番の思い出といえば、『サマーリボン』のミュージックビデオを撮ったことです。この曲は私たち新メンバーの二人が初めて参加したオリジナル曲で、既存曲という出来上がったものに後から歌割が追加されるのではなく、新メンバーも含めた7人のことを考えていただいた上で歌割をいただいたので、思い入れがあります」
--新メンバー初のオリジナル曲?
花坂「『夏影のカンタービレ』が初めてだったんですけど、みんなの前で披露したのは『サマーリボン』で、思い出がとにかく多い一曲です」
--初のミュージックビデオの撮影は緊張した?
花坂「はい。でも、海で撮影したのですが、メンバー同士の絡みもあって、緊張というよりも楽しかったです」
北乃「わちゃわちゃして楽しかったです。MVの撮影時間が長くて、朝から夜まで撮って、ホテルに帰ったあとも、みんな疲れて寝なきゃいけないはずなのに、全員でライブ映像を見返して反省会をしたり、プールに入ったりして、アドレナリンが爆発している状態でした(笑)」
--7月のライブの準備ももちろんだと思うけど、丸一日撮影に励んだことで、それもまたメンバーの結束を高めた出来事かもしれません。
村望しおん「私は『夏影のカンタービレ』。最初は『剥がれたペンキの類似系だな』と思っていたんですけど、実際ライブでやると“ペンキ”とはまた違う感情になって、“二度と戻らない この瞬間を”と歌っているんですけど、本当に明日何が起こるかわからないようなこの世界なので、大きな災害が来たり、感染症が流行ったり、いつステージに立てなくなるときが来るかわからないじゃないですか。明日も必ず歌えると思ってちゃいけない、この曲を歌うたびに、ステージに立てることって本当に嬉しいし、このグループでこの曲をやれて幸せだなといつも思っています」
--これまでのグループの歴史の中で予期せぬ出来事が起こったことも何度かありました。
保科「はい。このグループを継続できるのか、私たちにもわからなくなっていた時期もあり、そのときには“もうジャムズとしてステージに立てないのかも”と正直思ったので、そういうのを思い出すと、今の状況がありがたいなと、この曲をやるたびに思います」
村望「“単純で無謀な夢でもみんなで声を合わせて”というフレーズが最後にあるんですけど、そこがめっちゃ好きです」
保科「アルバムの『Jam Emotion』というタイトルについて、私なりの解釈なんですけど、体制が変わる前に披露した曲もあったり、7人で披露した曲もあったり。前回のアルバムリリースから2年が経って、特にこの1年は激動の1年だったと思っていて、体制が変わったりだとかいろんな気持ちと向き合う中で、いろんな感情が生まれ、そのときどきで披露してきた曲たちなので、そんな1年間の集大成としての、いろんな感情が詰まったものとしての『Jam Emotion』という意味が込められて付いたタイトルなのかなと思っています。その中で失恋ソングとか、爽やかな曲とかもある中で、未来に向かって力強く進んで行くという曲もあったり、『恋してアホみたい』という曲は、ジャムズが5年活動してきた中で初めての曲調で、また新しいジャムズの一面を感じられる曲だと思います。また7人で新しいものを作っていったり、前に進む力強さをみなさんにお届けできたらと思っています」
村望「『金木犀ワゴン』は、踊っている最中にみんな感情移入できるくらいに、本当に素晴らしいメロディと歌詞で、結構せわしない中での初披露だったんですけど、気持ちよく披露できたんじゃないかなと思います。(水瀬)さららの落ちサビとか踊っている最中に心が浄化されるほど、“わあ素敵”ってなるし、実際にこれはライブで聴いてほしいなと思います」
花坂「歌詞がいいです」
--歌いながら、心動かされたり……。
花坂「大いにあります。もともとジャムズの楽曲が好きだったから。あとメンバーさんの……」
--自分もメンバーさんですが(笑)。
花坂「はい(笑)。歌い方とかライブによって、“あ、今日は芽生える感情がちょっと違うな”とか自分が待機しているときに思うこともあります」
--歌い方?
花坂「感情の乗せ方が違うというか……。感動する曲とか、せつない曲も多くて、そのメロディとか歌詞、メンバーの気持ちの込め方に、ライブ中に自分も浸ってしまうことがあります」
--先輩のパフォーマンスをライブ中に楽しめる余裕も出てきたのかもしれません。
北乃「自分たちが参加してからの楽曲でもそういうことがあるんですけど、今の7人になる前の曲を自分たちが入ってやるときとか結構そう思います」
花坂「私も、自分が入る前の曲を歌うときにそう感じて。私は特に冬曲がすごく好きで、だんだん秋冬になってきて、最近も『トキメキNEW WORLD』を初めて歌ったんですよ。初めて7人でやって、自分がずっと聴いていた曲に参加できることが嬉しすぎて、リハーサル中からニヤニヤでした」
北乃「楽しかったね!」
花坂「めちゃくちゃ楽しかった!」
--アイドルファンだったという二人ですが、そもそも自分もアイドルとしてステージに立ちたいと思い始めたきっかけは?
花坂「私は、ほかのアイドルさんもすごく好きだったんですけど、最初はとにかく好き、憧れの気持ちだけで、いろんなアイドルをどんどんどんどん見ていくうちに、自分もなりたい気持ちが高まってきました」
--いろんなアイドルを見ていくうちに自然な流れで、という感じですかね。初めてオーディションを受けたのは?
花坂「16歳のときでした」
北乃「私はジャムズのオーディションが人生初オーディションでした。何もわからない状態で……」
--ジャムズのオーディションがあったタイミングで、自分もやってみたいと?
北乃「はい。それまでは日本のアイドルにはあまり興味がなくて、ジャムズを初めて見たときのときめきがすごくて、ジャムズが唯一日本のアイドルで大好きになったグループでした」
--それ以前はK-POPとか?
北乃「そうですね。韓国も好きだったし……。日本のアイドルはあんまり見て来なかったです。しかも自分がなろうとは思ってなかったのですが、ジャムズのオーディション開催が発表されたときに、『わ、やってみたい!』と思いました。引き寄せられていきました」
--この二人に限らず最近アイドルの現場に来る女の子も可愛い子が増えましたね。
保科「イベントのときの楽屋でも『〇〇の列に並んでた子、めっちゃ可愛くなかった?』と話したりすることもあります」
--二人は特典会までは参加したことがなかったと言ってましたが。
花坂「はい。テレビに出てるような大きなグループ、最初は坂道グループさんとか好きだったから、ライブアイドルの文化をあまり知らなくて……。ただアイドルを観るのが好きだったから、ライブに行って終わりで、特典会までは行ったことがなかったです」
保科「そういう話を聞くと、特典会のあるライブに来てくれるファンの人以外にも、ジャムズのことを知ってもらえてるんだな、と思って……。オーディションのときにその話を聞いて、うれしいし着実にジャムズのことを知ってくれる人が増えているんだなと実感できました」
--小さな地下アイドルだと特典会に来てくれる人がほぼすべてのファンという状態で、メンバー側もほぼ全員の顔を知っている。そこから規模が大きくなるにつれて、顔を知らないファンの存在が増えていきます。
花坂「私はSNSでコメントすることもなく、ただ密かに見て、ただめちゃくちゃ憧れていただけだったので、って考えたら、話したこともないしSNSのやりとりもないのに、自分を知ってくれている人がいるのかもと思ったらすごく嬉しいです」
--それぞれ、今後の目標を教えていただけますか?
保科「いつもインタビューのときに言ってるんですけ、ジャムズってすごくいい曲が多いと思うので、アニメの主題歌とかをやってみたいです」
--アニソンとしてハマりそうな曲も多いと思います。
村望「私はSNSに、自分たちの楽曲もそうだけど、もっともっと日常生活の様子を載せて、気になってもらいたい。アイドルって地上に行けば行くほど、性格やキャラクターが発信されることが多いじゃないですか。ジャムズのみんなって面白いんですよ。みんなの個性をSNSで知ってもらって、その上で曲を知ってもらうのもいいなと思って。もっといろんな人にジャムズの個々のメンバーやジャムズのことを広めてもらいたいです」
--楽曲で好きになってくれる人もいれば、SNSの個々の発信きっかけでみつかる場合もあります。
村望「これからステージ以外での一面を見て好きになってくれる、ジャムズを知ってくれる人も増やして、いろんな窓口を増やしたいと思います」
花坂「私は、自分がアイドルになってから、ほかのアイドルさんのライブに行くと、人気のグループってその理由がよくわかるというか、パフォーマンスのレベルやファンの人の熱気から、その人気の理由を実際に感じることが多かったんです。だから自分も毎回のライブで、新メンバーだけど貢献できるようにパフォーマンスを頑張って、見ている人に“だからみんなに知られているんだね”“だから人気があるんだね”ということが伝わるようなアイドルになりたい。大きな会場でライブができるように毎回のライブを頑張りたいし、決まったときには、“ジャムズならそうだよね”と納得されるように成長していきたいです」
--規模の大きな人気グループだと、演出のすごさからそう感じさせられる面もあります。
花坂「ただ演出が豪華でも、メンバーのパフォーマンス力があってこそそれが生きるものだと思うので、ライブに行ったら、すごい!って歌も心に響いてくるし、みんなのダンスや気合いも伝わってくるし、自分もそういうことを感じさせられるようになりたいです」
--二人は武道館を知らない世代。いつかは改めて武道館で?
北乃「入ったばっかりでおこがましいんですけど、いつか自分も力をつけたときには、大きな会場でライブをできたら嬉しいなと思います。個人的には、私はパフォーマンスが素敵な方に惹かれるんですよ。歌がすごく上手いとか表現力がすごかったり、見せ方がめちゃうまかったりだとか、そういう人のライブを見ると、自分もこうなりたいと思うし、自分はダンスをこれまでもやってきて、そういうのもSNSで自分の個性を出していって、ジャムズの窓口みたいになれる武器を身につけたいなと思っています」
--自分のSNSきっかけで広がっていく。
北乃「そうですね、微々たる力ですが(笑)
--最後に代表して保科さんから改めてニューアルバムについてメッセージをお願いします。
保科「今回の3rdミニアルバムは、今の7人で初めて形になった作品で、かっこいい曲、エモい曲だったり、恋愛ソングだけでも明るいものから失恋曲までいろんなタイプの曲があって、聴いているみなさんも、一つ一つを聴きながら、いろんなことを思い出したり、いろんな感情になれると思います。素敵な楽曲ぞろいですし、7人で初めての作品なので、たくさんの方に手に取っていただきたいです。そして収録された楽曲の中からみなさんがお気に入りのものを見つけてもらって、私たちとの出会いのきっかけになればいいなと思います」
Jams Collection
2021年に結成。2022年2月、アルバム『Jam Mode』でメジャーデビュー。昨年、日本武道館でワンマンライブを開催。今年6月から現在の7人体制で活動中。ニューアルバム『Jam Emotion』(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は10月29日発売。
その他グループの詳細プロフィールやCD収録曲、リリースイベントスケジュールなどは下記公式サイトにて。
保科凜(ほしな りん)3月9日生まれ、東京都出身。特技=書道、事務作業、スキー、乗り物酔いしない、事務作業 趣味=パントマイム、VR、子ども、YouTube ※結成メンバー
村望しおん(むらもち しおん)3月9日生まれ、埼玉県出身。特技=フラフープを回すこと 趣味=ショッピング、アイドル鑑賞 ※2023年にグループに加入。
花坂環(はなさか たまき)3月23日生まれ、東京都出身。特技=散歩、趣味=美容、音楽鑑賞 ※今年6月にグループに加入。
北乃咲久(きたの さく)9月13日生まれ、埼玉県出身。特技=踊ること、友達を可愛く撮ること 趣味=UFOキャッチャーでぬいぐるみをとる、辛い食べ物巡り ※今年6月にグループに加入。
JamsCollection「サマーリボン」MUSIC VIDEO[4K]
【Jams Collectionインタビュー 1】今夏7人体制で新スタート 未経験の新人加入で「みんなで支えよう」といい...
2025年10月27日Jams Collection、新7人体制お披露目ライブを開催 新メンバー・花坂環 & 北乃咲久がフレッシュなパフォーマ...
2025年06月19日
関連ニュース
田島芽瑠、ホリエモン主演ミュージカルで水色サンタに
2025年12月05日AKB48“リクアワ”、チーム8『47の素敵な街へ』が3位で湧く「多くの方に愛されているんだなと感じてすごく嬉し...
2025年12月05日福田ルミカ、“ラスト水着” 2nd写真集のデジタル限定アザーカット版が配信開始
2025年12月05日超ときめき♡宣伝部 、『超最強』が TikTokトレンド大賞2025インパクト・ソング部門賞受賞
2025年12月05日AKB48 21期研究⽣がお披露目 板野友美・渡辺⿇友・倉野尾成美…憧れの先輩を明かす
2025年12月05日小栗有以、1stフォト&スタイルブック『AB型の左利き』が 本日5日発売
2025年12月05日FRUITS ZIPPER、高橋文哉と初のWタッグ はるやま『褒められスーツ』でフレッシャーズ応援「背中押せたら嬉し...
2025年12月05日志田こはくのコメディエンヌぶりが光る 舞台『ロボコォォォン!-ROBOT COOONTEST!-』が4日開幕
2025年12月04日乃木坂46 佐藤璃果、ヒロイン役を「ツンツンの部分もかわいいなと思いながら演じています」舞台『ロボコォ...
2025年12月03日私立恵比寿中学 桜木心菜、豊満なバストに思わずドキッと… 2nd写真集より珠玉のアザーカットを公開
2025年12月03日
