山谷花純、感激の初主演映画の舞台挨拶「自分を追い込んで」作った作品の涙のエピソードも
『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のモモニンジャー役でブレイクした山谷花純さんが映画『シンデレラゲーム』で初主演。1日、シネマート新宿で行われた公開初日舞台挨拶に登壇し、共演キャストや加納隼監督とともに撮影エピソードなどを語った。
アイドルたちの孤島でのサバイバルバトルを描いた本作。撮影が行われたのは今年夏のことだ。山谷さんは「出演が決まったのは撮影が始まる2週間前くらいで、本当に怒涛の、短い撮影期間の中で撮影して、みなさんに届けることができてただただ今はほっとしています」と安心感に満ちた表情で語った。
女優活動を始めて8年目、キャリアは長い山谷さんだが、主演として舞台挨拶に立つことには初めて。「真ん中に立つということが今回初めてで、慣れなくて不思議な気持ちです」と気持ちを明かした。
この日キャストたちは、劇中のアイドル衣装姿で登場。観客たちを萌えさせた。衣装はスタイリストの手作りだそうで、スタッフも含め「各分野の方々の愛がつまった作品です。それは衣装からも感じます」と山谷さんは紹介した。
そんな山谷さんについて、加納監督は「現場では凛としていましたよ。貫禄があった。でも最後の撮影が終わった時、張り詰めていたものがプツンと切れたのか、脱力し、泣き、『しんどかった』って心から言ってました。その時に、山谷さんって10代の女の子なんだなと改めて思いました」と語った。
それを受けて山谷さんは「怒涛の撮影で、非現実的な設定で、役柄的にも人の死というものに敏感な役柄。撮影期間が短かったからこそ、自分を追い込んだほうが、作品にとっても自分にとってもプラスになるだろうなと思って」と明かした。「初めての主演ということで、特別な思いがあって、その上で、自分を追い込んでいたところはあったと思います。でもそういうふうに監督から言っていただいて嬉しいです」と語った。
今回は島でのロケということでさまざまなハプニングも。佐々木萌詠さんは「ロケ地は虫が多くて、見たことがないようなフナムシがいるんです」と驚いたことを明かした。また吉田明加さんは「最初の、流されてきて海岸に寝転ぶシーンでは、虫がすぐそばにいるんです。でも動いたら監督から絶対殺されちゃうと思って(笑)」と我慢して虫をずっと見ていると「逆に虫が可愛く見えてきました」と笑った。
衣装が唯一水着姿の清水あいりさんは、「グラビアの現場だったら、水着からどんなに(?が)出ようがいいんですけど、映画の現場では気を遣いましたね。出ないように。無事でした」と色っぽいコメントをすると、監督からは「ちょっと出てました」と冗談も!?
メンバー同士の騙し合いを扱った作品ということで、身の回りの「騙された」エピソードを語るコーナーでは、キャストから家族や友達とのエピソードが飛び出す中、元アイドルグループ「乙女新党」メンバーの其原有沙さんは「ファンの人が『今日のライブを観てこれから有沙ちゃん推すから』と言ってくれたのに、次のライブで違う子のタオルを振っていて。それがちょっとやられたなと」と話し、笑いを誘っていた。
最後に山谷さんはこれまでの楽しそうな表情から、一転真剣な顔つきになり、「私ごとですがクランクインの日に大切な人が亡くなったんです」と語り始めた。「得るものも多いけど、失くすものも多いなと、役を通してですが私自身も強く感じることができた、そんな作品になっています。夢というのは一人じゃ叶えることができないからこそ、たくさんの方に力を借りて、少しずつ一歩一歩大きく成長できたらいけたらいいなと、改めて思わせていただいた、そんな『シンデレラゲーム』という作品になりました。たくさんの人にこの作品が届いたらいいなと思います」と心を込めて語りかけた。
このほか舞台挨拶には、春川芽生さん、阿知波妃皇さん、水木彩也子さん、西岡瑠南さんが登壇した。
所属するアイドルユニットの解散公演を終え、悲しみに暮れる沙奈(山谷)が目覚めるとそこは孤島だった。周りには同様に拉致されたアイドルたちの姿が。そこにタキモト(駿河太郎)と名乗る男が現れ、「これからシンデレラゲームに参加していただきます!」と告げる。トーナメント制のカードバトルを勝ち抜けばトップアイドルになれるという。亡き姉の夢を継ぎ、再びトップアイドルを目指すため、沙奈もゲームへの参加を決意する。しかし敗者には「死」が待っていた…。
映画『シンデレラゲーム』はシネマート新宿で公開中。
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