乙女新党 初の赤坂BLITZライブ! メモリアルデーワンマンライブを大成功で飾る
7月5日、乙女新党のワンマンライブ「キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!」が赤坂BLITZにて行われた。
4人の新メンバーを迎え6人体制となってからちょうど1年。「今日は私たちの成長を見てほしい」(田尻あやめ)とメンバーが語るように、乙女新党が、その成長ぶりをファンに披露する舞台がやってきた。場所はアイドルライブのメッカとなりつつある赤坂BLITZ。乙女新党にとって最大のワンマンライブ会場となったが、会場には2階席まで埋め尽くすたくさんのファンが集結。同世代の女子中学・高校生の姿も目立ち、主役たちの登場を待った。
そして、いよいよライブがスタートする。1曲目は新生乙女新党のテーマ曲ともいえる「ビバ!乙女の大冒険っ!!」。全力の笑顔で登場した6人を党員(=ファン)は大声援で出迎え、スタートから会場の大きな興奮が爆発した。続くMCでは「今日はこんなにたくさんの人が来てくれて嬉しいです」(高橋優里花)、「すごい人でびっくりしました、出てきた瞬間にすごいキラキラ光ってて、すごくすごく、めっちゃすごいって言いますけど、すごく嬉しいです!」(相原まり)、「こんなにファンの人っていたんだ」(緒方真優)と、たくさんのファンに驚きと感謝の気持ちを述べたメンバーたち。バックステージでは緊張もあったと言うが、大声援を受けて吹き飛んだようだ。
すっかり乙女新党ワンマンの名物となりつつあるコントも行われた。ただ、メンバーによって熱意には差があったようで「3rdワンマンの時に4人がコントやってるのを見てずっとやりたいと思ってたからあんまり緊張しなかった。(中略)でも、(田尻)あやめちゃん・(高橋)優里花ちゃんは絶対嫌だって言ってたから…」(其原有沙)という新メンバーに対し、「私も初めてやる時はめっちゃ楽しみなんだけどって感じだったんだけど、ファンの人の前でやったらめっちゃシーンみたいな感じで、もう心折れるわーみたいな感じ」(田尻あやめ)と過去の失敗を知る2人は及び腰だったとか。しかし今回は長谷川愛里さんの活躍もあって”ウケ”は上々。「これからはもうスベんなくてすむわ~」という田尻あやめさんの期待に、長谷川愛里さんは珍しく「プレッシャーかけないで…」と弱気な表情を見せていた。今後もコントは、ワンマンライブの見どころとして定着しそうだ。
ライブ中盤では会場の赤坂に因んで往年の人気歌番組「ザ・ベストテン」を模したカバー曲コーナーも。田尻あやめさん・高橋優里花さん・相原まりさんはキャンディーズの「暑中お見舞い申し上げます」を、緒方真優さん・長谷川愛里さんはピンクレディーの「渚のシンドバッド」を、其原有沙さんは松田聖子さんの「夏の扉」をそれぞれ披露した。ストライクゾーンが近かったのか、観客からは大きな声援が湧いたがこれには「皆さんこの曲を知ってたんですね」(田尻あやめ)とツッコミも。先輩アイドルの力も借りて会場の盛り上がりを持続させた形となった。
ライブ終盤では、1周年を迎えるに当たり6人がメッセージを発表した。
「ずっと憧れていたアイドルになれて、こんな大きなステージに1年で立てるなんて思ってもいませんでした。応援してくれる人が徐々に増えたことに乙女新党6人で嬉しいね、嬉しいねって言い合って、それの積み重ねでこんなたくさんの人の前で歌って踊ることができて嬉しいです」(緒方真優)
「1年前は自己紹介をするだけで心臓が飛び出るくらい本当に恥ずかしくて、ステージ裏でも乙女新党(前体制の)4人のメンバーがキラキラ輝いていて、私もそういうアイドルさんになれるのかなって不安だったんですけど、1年後になってみて、私たちはパフォーマンスもどんどん上手くなってきて、ファンの方もいっぱい応援してくれて、そのおかげで今日立てたんだと思います」(長谷川愛里)
「初めの頃はアイドルのことも何もわからないで、握手会とかもいつもドキドキしてたんですけど、1年前はこうやって赤坂BLITZで皆さんと一緒に楽しんでいる自分が浮かばなかったので、盛り上げたりとか、楽しい時間が過ごせて幸せだなと思います。1年間アイドルやってきて、本当にアイドルやってきてよかったなと思います。乙女新党の夢は武道館に行くことなんですけど、これを夢で終わらせたくありません」(其原有沙)
「1年前にステージに立たせていただいたときはまだ誰も私のことを知らなくて、こんなに多くの人が応援してくれててすごく嬉しいことだなって思うし、赤坂BLITZでワンマンライブをやらせていただくにあたってメンバーで話し合ったり、話し合いの中でぶつかることもあったけど、今こうしてワンマンライブを終えようとしていることにすごく感謝したいと思います」(相原まり)
そして、乙女新党の歴史を最初から担ってきた2人は、よりたくさんの言葉でこれまでとこれからを語った。
「私はこうやって今ステージに立っているんですけど、やっぱりアイドルって大変だし、何していいかわかんなかった時にもう逃げちゃおうかなって思ったし、どうしていいか本当にわからなかったんですけど、その時にメンバーで赤坂BLITZについて話してぶつかったし、いろんなことが聞けて、私なんでこんなにウジウジしてるのかなって思って。だってもう頑張るしかないし、その時に思いっきりやろうって思って。もう一度ファンの方のことを考えたら、こんな自分なのについてきてくれる人もいて、ずっと応援してくれる人がいて、なんでこんな私なのに応援してくれる人がいるんだろうとずっと考えて、応援してくれる人がいるのに逃げちゃいけないなって(中略)私はこの6人になって本当によかったなって今日改めて思いました。赤坂BLITZが成功するのにあたって何か変わるんだろうなって思っていたら、私は自分の気持ちでした」(田尻あやめ)
「1年前の7月5日もすごい不安で、4人の時の乙女新党で2人が卒業してしまって、あやめと優里花が残されて、新しい4人が入ってきて、どうなるのかなって思ったし、その先が全然見えなかったし、このまんま6人の乙女新党になるのかなって考えたし…しかも優里花はリーダーにしていただいて、去年言ったようにあんまりしっかりしてないし、引っ張っていけるのかなって…優里花は注意とかできなくて、思っていることとかも伝えられなくて。みんなで話し合った時とかもしっかり言ってほしいって言われたりしてやっぱりダメかなって。(中略)優里花もあやめみたいに逃げたくなった時もあったけど、こうやってワンマンライブやって、自分のことを応援してくれる人がいるのもわかるし、ブログとかコメントをたくさんしてくれて、こんな自分でも応援してくれる人がいるんだなって、頑張ろうって思ってます。7月5日、6人で1年目になって、あやめの言ったように私はこの6人が大好きです。そして、党員さんが大好きです!」(高橋優里花)
彼女たちからのメッセージを受け、会場からは大きな拍手が沸いた。それは、これからも応援していくという、党員の意思表示だった。最後は「私たちにとって命みたいな曲」(田尻あやめ)という「新・乙女新党のうた」で締めくくり。会場のファンからはアンコールが湧き、アンコールでは2曲を披露したほかサプライズとして東名阪のワンマンライブツアーも発表し、大きな驚きの声があがった。
この日のライブでは、4人の1年間の成長がが卒業メンバーの穴埋めではなく、乙女新党の新たな魅力となってグループの人気の原動力となっていることを感じさせた。むろん、その陰にはリーダーの高橋優里花さんと、多くの楽曲でセンターを務める田尻あやめさんの2人の存在が大きいことも忘れてはならない。『党員』とのスクラムで挑戦の1年間を見事に乗り切った乙女新党。グループにとって大切な日となりつつある7月5日、来年のこの日はどんな姿でファンを楽しませてくれるのか、今からさらなる成長が楽しみでならない。
●セットリスト
M1 ビバ!乙女の大冒険っ!!
M2 ボクだけの世界
M3 凸凹解決せんせーしょん
M4 とりことりことりこ
M5 乙女の365日
M6 サクラカウントダウン
M7 暑中お見舞い申し上げます
M8 渚のシンドバッド
M9 夏の扉
M10 キミとピーカン☆NATSU宣言
M11 もうそう★こうかんにっき
M12 2学期デビュー大作戦!!
M13 ときめき☆パラドックス
M14 新・乙女新党のうた
EC1 わんだほーにゃんだほー
EC2 お受験ロッケンロール
オフィシャル写真提供:(C)ふわふわれこーど
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