「色んな想いがありました!」ベイビーレイズJAPAN、21ヶ所全国ツアーファイナル!!新たなスタイルを確立させ、有終の美を飾る

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ベイビーレイズJAPAN
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6月19日、川崎CLUB CITTA’にて「ベイビーレイズJAPAN SPRING TOUR 2015 -IDORPOCK SENSATION-」が開催された。新生ベイビーレイズJAPANとしての挨拶回りも兼ね、3月20日金沢より始まったツアーも21ヶ所目のここ川崎でファイナルを迎える。

Deep PurpleやQUEENなどBGMで流れる中、メンバーの影ナレが入ると盛り上がる会場。うながされるまま会場全体で「いけるぞレイズ!」と円陣の掛け声を叫ぶと今回バックを支えることになるバンドメンバー、そしてベイビーレイズJAPANがステージに揃い『ベイビーレボリューション』でライブスタート。

1曲目からフルスロットルで空気を一変させると、メタル、レゲエなどの多彩な要素を取り入れた新曲『SHOW TIME』。連続3曲を披露すると、この3ヶ月に及ぶツアーにおいて「EMOTIONAL IDOROCK」という物を確立しようとしてきた事を林愛夏が話す。「楽しく、可愛く、かっこよく、EMOTIONALな1日にしましょう。」と呼びかけると、再び曲へ。

ここからはメドレーとなるが『暦の上ではディセンバー』での高見奈央の“暦ラップ”、『マジックアワー』でセンターを取る渡邊璃生など見所満載。極めつけは『Baby Kiss』における傳谷英里香の「もう、もっと好きになっちゃうよ。」「バカ、私の中全部君になっちゃうよ。」のセリフパートだ。曲の締めくくりのセリフに恥ずかしそうに笑う傳谷英里香。

少女マンガの世界観という『Baby Kiss』の解説から、高見奈央がツアーで続けてきたご当地の名物などをのせたラップについて。“暦ラップ”と名付けられたそれは、今回はファイナルとしてツアーで回ってきた全ての地名をラップした。

そんな会話の途中、ステージから消えていた大矢梨華子が猫なで声で登場する。頭には紅白帽を被り、共に消えていた林愛夏、渡邊璃生は黄色の帽子。保母と園児として次の曲『世界はチャチャチャ!』の体操を観客に授業する。

その甲斐もあり全体の動きが綺麗に揃うと『充電満タン~サタデーナイト』などを続けて披露。『ノンフィクションストーリー』は印象的な歌のリフレインから始まるポップソングの佳作で、このライブ全体の中盤の柱とも言えるでき上がりを見せた。

一息つくようにMCに入るとこのツアーの想い出を語る5人。林愛夏は高松公演で「高知のみなさん!」と間違えて言ってしまったことをつっこまれると口をパクパクさせてうろたえる。「ごめんね、ごめんねー♪」とおどけてみせたが、すぐに深くお辞儀をする所に人柄も見えた。

傳谷英里香は5月の札幌に半そで短パンで現れたことと、そこで裏表にヒートテックを着てしまっていたという天然エピソード。それをもてテクだとし「あざとい。」と高見奈央は言う。そしてそんな傳谷英里香のふくらはぎに興奮して握手会で鼻血を出してしまったことを話した渡邊璃生はこの場でもふくらはぎを拝む。

高見奈央は2泊の予定に下着を1枚しか持ってこなかった事や靴下を洗っていなかった話。

大矢梨華子はスカート下ろし、濡れた手でビンタ、氷を投げつける等々エスカレートするいたずらに困っているメンバーからの報告だが「みんなが笑顔になってくれればいいなと思って。」と言い訳する。そのまま「親しき仲にも礼儀あり」を「オヤシキ仲にも」と間違って話していたエピソードに、反撃とばかりに高見奈央が「バーカ。」と一蹴し会場から笑い。

後半『TIGER SOUL』からびっちりライブパートに移り、歌、ダンスともに高水準のパフォーマンスで魅せる。バンドもハイレベルだが、その上に乗るだけやついていくだけのような物ではなくベイビーレイズJAPANも対等に、全体が一体となって大きくうねってゆく。

音の流れにバンドもより激しくなり、まさに「EMOTIONAL IDOROCK」が言葉ではなく体現されると観客も大きなコールで応える。怒涛の5曲が『栄光サンライズ』で締めくくられるとメンバーはひとまずステージを降りた。

すると女性優先エリアから「アンコールいくぞー!」の大きな声が起こり、どよめきの中、先導されるように男性ファンもアンコールする。

その声に再びステージに顔を出すメンバーも「嬉しかったです!」と笑顔。そのままお知らせとして8月19日に10th Singleが発売されることが発表され、会場から拍手が起こると大矢梨華子の「8月まで待てねぇよ。」からさっそくの披露へ。

New Single『Pretty Little Baby』は古き良きアメリカンスタイルを踏襲したロックンロールで、林愛夏がセクシーにステージを左右に煽る姿も印象的だ。流行とは少し違うビート感だが、そこがまたポップさとも言え、アイドルファンの間をどのように浸透していくのかも期待させるナンバーである。

新曲の披露が終わるとリーダー傳谷英里香は、名前やビジュアルの変更でファンを不安にさせてしまったことを振り返り、それでもこのツアーに付いてきてくれたことを「全公演最高でした。」と気持ちを込め、伝える。

そんなツアーの終わりをさみしがるファンとメンバーだが、Zepp Nambaでのライブに加え、ここでZepp DiverCityTokyoでの2DAYSのライブが発表された。

大きく会場が揺れ、笑顔が戻ると『ベイビーレイズ』『夜明け Brand New Days』と最後のパフォーマンスが披露され、「楽しく、可愛く、かっこよく、EMOTIONALな1日にしましょう。」の言葉通り最高のエンディングを迎えた。

手を繋いだ5人、傳谷英里香からオフマイクで「色んな想いがありました!本当にありがとう!!」の言葉から割れんばかりの拍手に包まれ、この日のステージを後にした。

■ベイビーレイズJAPAN SUMMER LIVE 2015
-IDOROCK YOU!YES!J!-
日時:2015年07月20日 16:00開場 17:00開演
場所:Zepp Namba

-IDOROCK YOU!AND!CHEESE!-
日時:2015年09月12日 17:00開場 18:00開演
場所:Zepp DiverCity

-IDOROCK 感謝汗激!三周年!汗フェス!-
日時:2015年09月13日 16:00開場 17:00開演
場所:Zepp DiverCity

■ベイビーレイズJAPAN 10th Single
「Pretty Little Baby」8月19日発売!

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01.ベイビーレボリューション
02.SHOW TIME
03.新しい世界
04.ボクラノリアル

05.メドレー
暦の上ではディセンバー
涙の名前
マジックアワー
Baby Kiss

06.世界はチャチャチャ!
07.充電満タン~サタデーナイト
08.虎虎タイガー!!
09.ノンフィクションストーリー
10.TIGER SOUL
11.ミチシルベ
12.S.O.K
13.JUMP
14.栄光サンライズ

EN1.Pretty Little Baby
EN2.ベイビーレイズ
EN3.夜明け Brand New Days

記事:南部仁志

写真提供:(C)レプロエンタテインメント

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