東京女子流、感激の約9ヶ月ぶり有観客ライブ 「やっぱりみんなと過ごすライブが一番好き!」待望の新曲も初披露

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4人組ダンス&ボーカルグループ・東京女子流が28日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで「東京女子流 10th Anniversary Live~*キミニヲクル*~」を開催。有観客ライブ開催は約9ヶ月ぶりとなり、リーダーの庄司芽生さんは「やっぱりみんなと過ごすライブが一番好きだなと思いました」と喜びを表した。また、この日のライブで2021年2月10日発売の新曲『Hello, Goodbye』が初披露された。

新型コロナウィルス感染拡大の状況がまだまだ予断を許さない中迎えたこの日のライブ、入場者数を制限し、全席着席、声を出しての応援は禁止、観客はマスク必須などのルールを設けての開催となった。

冒頭、最新曲『薔薇の緊縛』を基にした導入曲で美しいハーモニーを聴かせながら、メンバーが一人ずつステージに登場、そして1曲目の『薔薇の緊縛』のパフォーマンスへ。2月の赤坂BLITZ公演で初披露されたこの曲を、さらに研ぎ澄まされたパフォーマンスで披露。観客はその進化を感じつつ、何より、待ちに待った、目の前で女子流の4人がパフォーマンスする姿を見ることができるこの瞬間に、感慨深い様子だった。

この日の4人は、黒を基調とした、女子流らしさを踏まえつつ新たな面も見せる新衣装で登場。ここ最近の衣装同様、メンバーの山邊未夢さんのデザインによるものだ。ライブは、定番曲の一つ『Limited addiction』、そして『雨と雫』へと続き、9ヶ月前と変わらない安定のパフォーマンスで、観客を引きつけていった。

続くブロックでは『ラストロマンス』を皮切りに、『Ever After』『predawn』『kissはあげない』を立て続けに披露。10年目を迎え全員が20代の大人の女性になったメンバーたちが、大人っぽい表情とパフォーマンスで魅せた。

そして 「『10th Anniversary Live~*キミニヲクル*~』へようこそ!」「みんなに会えてとっても嬉しいです!」「今日は私たちの想い、受け取ってね!」と観客に語りかけ、ライブ人気曲『ミルフィーユ』へ。盛り上がりは加速した。同じく近年の女子流ライブでは欠かせないナンバー『深海 -Hi-ra Mix-』では、変わることのない、キレのいい動きを見せる。冒頭から、少しのインターバルを挟みつつ、なんと9曲連続でパフォーマンスした。

歌があけ、以前のライブ以上に大きく、そして長い拍手でメンバーを讃えた観客たち。この日のライブでは、観客が声援をできないことから、メンバー紹介の挨拶では、それぞれリズムに乗せて各々が考えたフレーズで挨拶。観客はそれに合わせて手拍子で応えた。

観客に向け「今日は手拍子、拍手、ペンライトを使って思う存分気持ちを伝えてくださったら嬉しいなと思います」と語りかけ、庄司芽生さんが「今年はみなさんも思いもよらぬ1年だったんじゃないかなと思います。みなさんの背中を押すことができればいいなと思って、心を込めて歌いたいと思います」と語り、『Don’t give it up』を披露した。

4人の力強い歌声と握ったこぶしの強さが観客に勇気と希望を与える。その後『初恋』『約束』『純白の約束』へと続き、そして「10周年イヤー最後の贈り物として……」と、新曲『Hello, Goodbye』を初披露した。

あったかなメロディ、そして困難なことも多かった1年が終わろうとする中、改めて人との繋がりの喜びを実感できるような歌詞が、心に染み入る一曲。メンバーそれぞれが一輪の花を手にしたパフォーマンスもじんとくる。庄司さんは「とってまっすぐで素直な思いを歌っている、可愛らしい楽曲です」と紹介。この曲が来年2月10日に発売することを発表すると、観客は大きな拍手で喜びを表した。

終盤にはみんなで盛り上がれる『おんなじキモチ』を。今できる手振りを交え、会場一体で盛り上がった。そして『大切な言葉』に続いて、『ヒマワリと星屑』『Attack Hyper Beat POP』といったライブ定番曲で盛り上がりは最高潮に。

本編ラストには「最後に私たちが今みなさんに一番伝えたい曲」として『キミニヲクル』を届けた。この曲は、今年5月発売の10周年記念シングルに収録されており、10年後の未来から今へ向けた前向きなメッセージソング。コロナ禍による“ステイホーム期間”に発表され、MVはメンバーの自宅で自撮り撮影されたものとなった。4人にとって特に今年の思いがつまった曲となっている。

4人がこのライブを観ているすべての人へ、そして自身へ、心を込めたメッセージを届け、あったかいムードの中、本編の幕をおろした。

アンコールのステージには、デビュー当時の女子流の衣装をモチーフにした衣装で登場。なつかしいイントロに続き、メジャーデビュー曲『キラリ☆』を歌い始めた。当時からのファンにとっては、何度も何度も聴いてきたであろうこの曲、この日はこれまでとは一味違う感慨があったのかもしれない。

歌い終え、場内の観客に、そして配信の視聴者に向け、メッセージを送るメンバーたち。

「9ヶ月間待っていてくださってありがとうございます。10年間東京女子流に愛をたくさん伝えてくださって、本当にそれがとっても嬉しくて! みなさんがいるからこうして活動することができていますし、今日をみなさんと一緒に迎えることができました!」(山邊未夢)

「9ヶ月ぶりに、みんなでこうやって会ってね、ライブをすることができて、2020年というね東京女子流が10周年のときに、みんなで一緒にステキな思い出が作ることができて、すごく嬉しかったです!」(新井ひとみ)

「今日は大変なこの時期に会いに来てくれたり、配信で応援してくれて、ありがとうございました! 東京女子流は10歳になりました。11歳もよろしくお願いします!」(中江友梨)

「私はやっぱりみんなと過ごすライブが一番好きだなと思いました。また会える日まで私たちも精一杯がんばりますので、これからも東京女子流を応援してくださったら嬉しいです!」(庄司芽生)

それぞれの挨拶のあと、観客たちは大きな拍手で感謝の気持ちを返した。最後に再度『キミニヲクル』を心を込めて歌い、ライブは幕をおろした。

また、この日のライブでは12月19日と25 日、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて有観客ライブ「東京女子流 キミニヲクルLIVE* SD」を開催決定したことを発表。観客を喜ばせた。

「東京女子流 10th Anniversary Live~*キミニヲクル*~」SET LIST

薔薇の緊縛 Introduction
薔薇の緊縛
Limited addiction
雨と雫

ラストロマンス
Ever After
predawn
kissはあげない
ミルフィーユ
深海 -Hi-ra Mix-

Don’t give it up
初恋
約束
純白の約束

Hello, Goodbye

おんなじキモチ
大切な言葉
ヒマワリと星屑
Attack Hyper Beat POP

キミニヲクル

〜アンコール〜
キラリ☆
キミニヲクル

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