まいにゃこと小桃音まいさんの4月から行われてきたツアーファイナルとなるバースデーワンマンライブが、彼女の誕生日当日である8月24日に恵比寿リキッドルームにて開催された。
『決戦!恵比寿”リベンジ”ルーム』と題したこのライブは、2012年8月17日(土)に同会場で開かれたワンマンライブがガラガラだった状況をかえりみて、今度こそ満員にしたいという願いから名付けられたもの。この3年間で、まいにゃはメジャーデビューを果たし、TOKYO IDOL FESTIVALへの連続出場や、海外での公演など、歩みを止めることなく活動を続けてきた。これまでの努力があれば、きっと会場を満員に出来るはず。まいにゃは直前まで諦めることなく、リキッドルームに臨んだであろう。
しかし、開場された客席は厳しい現実を知らせる。チケットの売れ行きから判断してフロアの後方1/3が閉鎖され“今日の公演は満員にはなりません”とパーテーションの柵が冷ややかに告げていたのだ。
平日ということで開場後の人の延びも緩やかだったが、開演間近になってようやく客席のスペースが埋まった。最終的にこの日の集客は400人だったという。数字だけから言えば、”リベンジ”は叶わなかったと言わざるを得ない。
とはいえ、この日のライブが残念なものであったということは全くない。1曲目の「Colorful∞Infinity」から“こと民”がカラフルなペンライトで会場を照らし、まいにゃへの溢れる想いを示す。
3曲を歌い「楽しかったツアーも最後なのでちょっとさびしい気持ちもあるんですけど、締めくくりをみんなと一緒に楽しんでいきましょう!」とまいにゃは客席を煽ると、民族大移動系の大定番「なのです☆」、こと民たちが手を繋ぐ「恋愛サーキュレーション」など、動きのある4曲を続けてこと民の一体感をさらに強めていった。
再びMCに戻ると「今回の衣装は実は元アイドルのお友達に作ってもらいました。私のサイズが市販のサイズより“ちょっと”小さいんですよ。なので、いつものマネキンに合わせて作ることが出来なくて、すっごい苦労して、1週間くらい徹夜して作ってくれたんです。」と紹介した。
次に、今回のツアーで1度だけアコースティックギターで共演した奧山アキラさんをステージに呼び込んだ。客席からの盛大な「おっくーん!」コールに「あれ?小桃音が出てきた時より声援が大きくないですか!」とまいにゃはちょっと拗ねて「どうなんですか、奥山さん!」と詰め寄っていた。
アコースティックコーナーでしっとりとした曲を披露し、少し落ち着いたあとは、赤と黒のロリータパンクの色調のもう一つの衣装に身を包んでまいにゃは再登場した。「 凸凹凸凹-ルリロリ-」の生バンドを交えて、彼女たちの「クロブチメガネとベビードール」をコラボしたり、「BANG BANG 鼓笛サンバ」を軽快に演奏した。
バンドコーナーを終えたまいにゃは、3年前の公演を振り返りつつ、「前にやらせていただいた時は、ものすっごいガラガラで、その時見せられるものを精一杯やったたんですけど、ちょっと寂しいライブでした。今日はまだ満員ではないんですけど、その時より多くの人が私のことを見に来てくれて嬉しいです。ツアーはこのリキッドルームで終わりになるんですけど、ここを満員に出来るようにもっともっと頑張りたい。“ソロの時代、結局こなかったね”って言われるんですけど、それを吹き飛ばして、ソロでも出来るんだぞってところを見せていきたい。」と決意を新たにした。
続いてまいにゃはみんなが待ちかねていた新曲「ちゅるりっぱ」を紹介する。作曲をNegiccoのサウンドプロデューサー「connie」さん、振付を竹中夏海さん、そして、作詞をまいにゃ本人が手がけている。「最初は無理だって言ったんですよ。デビューしてすぐに書いたことがあるんですけど、マネージャーさんに笑われたのがトラウマになってずっとずっと避けていたんです。コニーさんから“まいにゃが書いたら面白い曲になるよ”って言われて、私が書いた歌詞をコニーさんが直す約束だったんですけど、出来上がった歌詞はほとんど直ってません!もーっ、connieさんに騙されて作りました。でも、いい曲が出来上がったと思います。」とアピールした。
いよいよ曲が流れだそうとした瞬間、凸凹凸凹-ルリロリ-のメンバーたちが「おめでとー!」とステージに飛び込んできて、まいにゃにバースデーソングのサプライズをした。まいにゃはドッキリしながらも「めっちゃ、嬉しいです!」と目を細めて笑った。
凸凹凸凹-ルリロリ-の木下ひなこさんから新しい歳の抱負を尋ねられると、「ソロブームを巻き起こす! まだ私はあきらめてないので。あとは、こと民のみんなにもっともっと幸せな気持ちになってもらえるライブをすることです。」と力を込めた。さらに目を潤ませながら、「あの、ホントに、ふぇ~ん・・・皆さん忙しいのに、仕事を切り上げたり、遠くや台湾からも私のライブを成功させるために集ってくれてホントに嬉しい。まだまだ未熟でライブでお返し出来てないけど、こうやって応援してくれる皆んなを裏切らないように、もっともっと楽しいライブをやるのが目標です。」と語った。
まいにゃは気を取り直すと「ちゅるりっぱ」を披露した。落ち着いた曲調ながら、まいにゃの歌声に女の子の部屋をのぞき見したようなドキドキした気持ちがくすぐられる。
ライブはさらに、軽やかな「Din・Don・Don」から「Yeah yeah yeah!」に突入し、オレンジのサイリウムが一斉に会場を染めた。最後の曲を歌い終えたまいにゃは、「みんなにお祝いしてもらった誕生日。本当にありがとうございました!」と深く頭を下げ、「満員にはならなかったかもしれないですけど、みんなと一緒に楽しめたなら、リベンジは大成功だと思っています。今度はみんなで絶対満員にしようね!」と明るい笑顔で客席に手を振り続けた。
4月からのツアーを終えたばかりのまいにゃだが、年末には、大阪と東京で東西カウントダウンLIVEが決定している。また、小桃音まい×凸凹凸凹-ルリロリ-のツーマンライブも12月に開催されるという。
〈セットリスト〉
1 Colorful∞Infinity
2 Magic Kiss
3 Dreamscape(2015)
—MC—
4 ダンシン☆ハイスクール
5 パレード・イリュージョン
6 なのです☆
7 恋愛サーキュレーション
—MC—
《アコースティックコーナー》
8 Rainy Days
9 オレンジ
10 Peace in Myth
–映像(台湾遠征)–
《バンドコーナー》
11 キラリ
12 ダイアリー
—MC—
13 クロブチメガネとベビードール
14 BANG BANG 鼓笛サンバ
15 Dreamscape☆
–アンコール–
—MC—
Encore1 ちゅるりっぱ【新曲】
Encore2 Din・Don・Don
Encore3 Yeah yeah yeah!
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