阿部真央 デビューのきっかけとなった渋谷公会堂で2000人のファンを魅了!
4thアルバム『戦いは終わらない』を引っ提げ、スタートした初の全国ホールツアー『阿部真央らいぶ No.4』。その東京公演が7月30日(月)、31日(火)の2日間にわたり渋谷公会堂で行われた。こちらでは2日目の模様をレポートします。
彼女にとって渋谷公会堂は、5年前にデビューのきっかけをつかんだ『YAMAHATEENS’MUSIC FESTIVAL』の決勝大会が開催された思い出の地。本人が特別な感情を持って本公演を迎えたのは言うまでもない。
19時の開演時間と同時に場内が暗転し、2000人のオーディエンスで埋め尽くされた会場から大きな拍手と歓声が上がる。ピンクのチューブトップに花柄のパンツという華やかな夏の装いでステージに現れた彼女は、最新アルバム『戦いは終わらない』の1曲目でもあるオープニング・ナンバー「How are you?」から迫力に満ちたパフォーマンスを見せつけた。
男性メンバーのみで構成されたバンドが響かせるダイナミックなロック・サウンドをバックに、パワフルな低音域の魅力を発揮したヴォーカルで会場の昂揚感をどんどん引き上げる。
また、「世界はまだ君を知らない」ではキュートな声色と瑞々しいポップ・モードを全開にし、多彩な表現力でオーディエンスを満たしていく。その後も『戦いは終わらない』に収録された楽曲を中心に据え、ライヴで人気の高い過去曲を織り交ぜながら、絶妙な緩急をつけたステージを展開していった。
「あらためまして、今晩は! 阿部真央です! 今日できる最高の、そして今までで最高のステージをお見せします」そんな頼もしい宣言を経て披露したのは、ピアノと1対1で向き合う「側にいて」(piano ver.)。既に代表曲の仲間入りを果たしたと言っても過言ではないこの名バラードを、切実な情感を込めて唄い上げた。
そして、東京公演のみのスペシャル・ゲストとして招かれた、勝手にしやがれホーン・セクションを交えて「Sunday morning」を爽快かつゴージャスに鳴らしたかと思えば、続けざまに「ヤングマン~ゴールドフィンガー~学園天国」という歌謡曲メドレーを振り付けをまじえながらショーマンシップたっぷりに唄いこなし、オーディエンスを大いに湧かせた。『戦いは終わらない』では往年の歌謡曲のエッセンスを豊潤な音楽力で昇華してみせた彼女だが、それをライヴでも痛快なエンターテイメント性をもって示してみせた。
「私は5年前、17歳の秋にこの渋谷公会堂で行われた『TEENS’ MUSIC FESTIVAL』に出場して、デビューのチャンスをつかみました。5年後に同じ会場で私のファンで埋め尽くされたライヴができている。それは私自身も予想だにしていないことでした。どのライヴも大切だけれど、やっぱり今日は感慨深いです」今、このステージに自分が立っているのはみんなのおかげであるとオーディエンスに深い感謝を告げたあと、本編のラストに彼女が唄ったのは、まさにファンのために作った曲だった。
彼女にとって『戦いは終わらない』は、音楽に向かう最大のモチベーションになっているファンへ尽きることのない愛情を捧げながら、理想の自分を貫くための戦いを刻みつけ、叙情的なソングライティングや躍動的なロック・サウンド、色鮮やかなポップネスを磨き上げた作品だった。『戦いは終わらない』というアルバムが本当の完成を見るのは、このツアーであると彼女自身が誰よりも理解している。1曲1曲を全身全霊で体現する表情。あるいは、MCにおける笑いの絶えない、しかしシリアスな思いもまっすぐに受け止めてくれるオーディエンスとのやり取りで見せる表情。そのどれもが眩しいくらいに輝いていた。ファンが自分自身を止めどなく高めてくれ、そして、成長した自分がまたファンを歓喜させる。そんな音楽を通じた至福の関係を彼女は心から築き上げたいと思っているし、この日、渋谷公会堂という思い出の地でそれを具現化することができた。その実力とは裏腹に、インタビューなどではデビューしてから常に「自分に自信がない」と語ってきたが、今の彼女に恐れるものは何もないだろう。
ツアーはまだまだ続く。最終公演は9月1日(土)に彼女の故郷、大分で行われる。アンコールの最後にひとりでステージに立ち、アコースティック・ギターの弾き語りで唄う“あの曲”がどんな響き方をするのか。想像しただけで、胸が熱くなる。
text by 三宅正一(ONBU)
情報提供: (C) ポニーキャニオン
“阿部真央らいぶNo.4”
8月12日(日)新潟県民会館 OPEN 17:00/START 18:00
8月24日(金)札幌市民 ホール OPEN 18:00/START 19:00
8月31日(金)福岡サンパレスホテル&ホール OPEN 18:00/START 19:00
9月1日(土)大分 iichikoグランシアタ OPEN 17:00/START 18:00
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