演劇女子部・石井杏奈&小野田暖優インタビュー  モーニング娘。’16メンバーから学んでいること

ハロプロ 舞台・ミュージカル
小野田暖優、石井杏奈
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モーニング娘。’16の主演舞台 演劇女子部『続・11人いる!東の地平・西の永遠』(11日から京都、東京で上演)に出演する石井杏奈さん(14歳)と小野田暖優(あやさ)さん(14歳)。2014年に行われた「演劇女子部オーディション」に合格し、石井さんがスマイレージ(現アンジュルム)主演作 演劇女子部『S/mileage’s JUKEBOX MUSICAL「SMILE FANTASY!」』で、小野田さんがJuice=Juice主演作 演劇女子部『ミュージカル 恋するハローキティ』でデビューした。それから1年半。舞台にコンスタントに出演、経験を積んでいる二人に、最新作への取り組みや将来の目標を聞いた。

「演劇女子部」はハロー!プロジェクトが所属するアップフロントグループによる舞台公演のプロジェクト。BS-TBSとともにハロー!プロジェクトのメンバーが主演する舞台を上演している。その出演者を募るオーディションに合格したのが二人だ。

今回の『続・11人いる!東の地平・西の永遠』はWキャスト作品で、メインのタダ役を工藤遥さん、フロル役を小田さくらさんが演じる“WEST”、タダ役を石田亜佑美さん、フロル役を工藤さんが演じる“EAST”の2公演がある。両方の公演にモーニング娘。’16 メンバー全員が出演する。

タダ、フロルの同級生、カカ役を演じるのが石井さん。「関西弁をしゃべる男の子役です。初めての方言のセリフで不安だったんですけど、話してみて楽しいです」と話す。共演のつばきファクトリー・岸本ゆめのさんら関西出身のメンバーに教えてもらいながら頑張っているという。小野田さんはオーセ法司長役。「年上の男性の役なので、立ち方とか話し方に気をつけています」と役作りに励んでいる。

デビュー作以外はずっと共演してきている二人。今回も「演劇女子部」としては二人のみの出演ということで「お互い支え合っています」ととても仲がいい。

また、これまで多くのハロー!プロジェクトのメンバーと共演してきて、仲がいいメンバーについて聞くと、石井さんは「同い年の羽賀朱音さん(モーニング娘。’16)。基本いつもふざけ合っています」と笑う。また「憧れは工藤遥さんです!」という石井さん。「かっこいいというよりは可愛いという目線で見てしまいます!」と、二つ年上の憧れの人を思いながらはにかむ。「いろいろ演劇についてお話しています。『ここはこうしようね』とアドバイスをくださったり…」と語る。

そして小野田さんが憧れているのが「Juice=Juiceの高木紗友希さんと、鞘師里保さん。高木さんは歌とダンスがかっこ良くて、ずっと尊敬していました」と語る。鞘師さんとは昨年の舞台 演劇女子部『TRIANGLE-トライアングル-』で共演経験があるが、「緊張してあんまり話せなかったです。でも最後に鞘師さんと一緒に写真を撮ってもらったのがいい思い出です」と微笑む。

メンバーとの共演を通して学ぶことも多いという。石井さんは「初日の台本読み合わせの時、みんな本を見ながらセリフを言うんですけど、石田(亜佑美)さんは完全にセリフが入っていて、相手に向かって語りかけるんですよ。それがすごく伝わってきて、『プロだ!』と思いました」と感激の表情を見せる。また工藤さんについても「タダ役とフロル役の稽古での切り替えが見事なんですよ。瞬時に切り替えてできるのがすごいなと思って…」。

二人が演劇をやっていて楽しいと思える時として、「出されていた課題をクリアして、先生に認めてもらえた時がうれしい。みんなで『これはこうだよ』とか話し合っている時間が楽しいです!」という。石井さんは「『TRIANGLE-トライアングル-』で“スワスワ”というクラゲの役をやったとき、みんなで同じにならないように個性を出すように工夫したりしました」という。

今後やってみたい役柄について石井さんは「今は楽しい作品が多いので、シリアスな作品にも挑戦してみたいです」、小野田さんは「私は本格的な殺陣がある役柄に挑戦してみたいです」という。石井さんは自分を磨くために「最近は毎週のようにお芝居を見に行っています」とのこと。「自分がお芝居をやらせていただくようになってから、『こう見せたらかっこいいんだなとか、こういう言い方をしたら伝わるんだな』など意識して見るようになりました。「演劇女子部」で男役をやるようになってから、男性の方の歩き方や仕草を研究するようになりました」という。

将来の目標について石井さんは「やっぱりいつかは舞台で主役ができたらいいなと思うし、ソロで一曲歌ってみたいなと思いますね。あと、一回でいいからモーニング娘。’16さんみたいにライブとかで歌って踊ってみたい。コンサートを見てて、すごくキラキラしてて楽しそうだなと思って…」と話す。小野田さんは「もっと役柄の幅を広げていきたい。悪役とかいろんな役柄をやってみたいです」と意気込んだ。

最後に舞台の見どころについて、二人は「人数が多い舞台なので一人ひとりに注目してもらいたいと思います。セリフを言ってる人だけでなく後ろで踊っている人も。また歌に迫力があるので注目してほしい」とアピールした。

演劇女子部『続・11人いる!東の地平・西の永遠』は6月11日(土)、12日(日)京都劇場、16日(木)~26日(日)東京・池袋サンシャイン劇場で上演。

 

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