福本莉子、叶えたい願いは「どこでも寝られるようになりたい」 映画『時給三〇〇円の死神』舞台挨拶で

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映画『時給三〇〇円の死神』が2日に公開され、TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された初日舞台挨拶に、W主演の福本莉子と西畑大吾をはじめ、共演者の渋谷凪咲・泉谷星奈・佐津川愛美・小澤征悦、そして酒井麻衣監督が登壇した。

藤まる氏の同名人気小説を実写映画化した本作は、人生に絶望した大学生の佐倉真司が、同級生に誘われて死者の未練を晴らす「死神」のアルバイトを始めることから始まる、切なくも温かいファンタジー・ラブストーリー。時給わずか300円という奇妙な労働条件のもと、さまざまな事情を抱える死者たちとの交流を通して生きる意味を見出していく姿が描かれ、観る人の心に深い感動と余韻を残す作品に仕上がっている。

佐倉さんを死神のアルバイトに誘う天真爛漫な同級生、花森雪希を演じた福本莉子は、無事に初日を迎えた心境について、「Xを見ていても、皆さんが感想を投稿してくださっていて。『映画、刺さりました』という感想もあって、ありがとうございます」と喜びを語った。

死神役を演じる上で意識した点については、「死神と聞くと怖いイメージはあると思うんですけど、友達でもないし、家族でもないけど、すごく寄り添ってくれる存在。他人だけど、最も近い他人、みたいな感じでしょうか。心は常に寄り添っているということをすごく意識しました」と説明。さらに、「踏み込みすぎてしまうと、仕事でもありますし、みなさんの未練を晴らすことが使命なので、依頼人である死者との距離感はすごく意識しました」と役作りへのこだわりを明かした。

また、劇中の死神バイトの設定にちなんだ「半年間のアルバイト期間を終えて叶えたい願い」を聞かれると、「どこでも寝られるようになりたいです。入眠するのが苦手で、環境が変わったり、ホテルだったり、こういう舞台挨拶で楽しかった日の夜は眠れなくなってしまうんです」と明かし、「舞台挨拶の前日も、すごく楽しみで眠れなくなったりするので、オンオフのスイッチみたいなのが欲しいですね。どこでもすぐにパタッと寝られるようになりたいです」とキュートな願いを語って会場を和ませた。

最後に観客に向けて、「人間って、現状に満足できないんだなということをすごく思っていて。でも、そういう未練があるからこそ、人は成長できるし、より良い未来へ向かおうと努力できると思うんです」と作品に込めた思いを語り、「皆さんそれぞれ、今しかないこの瞬間、この人生を、苦しくても小さな希望を見つけて、前を向きたいと思えるような作品になっていると思います。ぜひ、この作品を『よかったな』と思ったら、お友達やご家族に広めていただいて、たくさんの人にこの映画が届くと本当に嬉しく思います」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

 

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