屋比久知奈＆唯月ふうか、新作ミュージカル『白爪草』稽古場公開で「新しい挑戦」への思い語る

女優の屋比久知奈さんと唯月ふうかさんが14日、主演する新作ミュージカル『白爪草』の稽古場の様子を公開した。2026年1月8日に神奈川県・SUPERNOVA KAWASAKIで開幕する同作より、シーンの一部と劇中ナンバー4曲を披露。二人のコメントに加え、スペシャルクロストークラジオの公開も発表された。

『白爪草』は心理劇とサスペンス、音楽が融合した新感覚の二人ミュージカル。花屋の裏にある小さな作業部屋が舞台で、登場人物は双子の姉妹のみ。逃げ場のない360度客席に囲まれたセンターステージで、濃密な人間ドラマが展開される。屋比久さんが白椿蒼（あお）を、唯月さんが白椿紅（べに）を演じ、愛と疑念、真実と嘘が入り混じる心理戦を繰り広げる。

12月14日の稽古場披露では、劇中より4曲が披露された。屋比久さん演じる蒼の、花屋での就職のきっかけを歌う『ホトトギス』。唯月さん演じる紅が、社会から雑草のように扱われる心境を表現した『雑草』。双子が母親を想う気持ちと記憶を描いた『プリザーブドフラワー』。そして、紅が抱えてきた双子の関係性への切実な思いを植物の蕾摘みになぞらえた『咲き過ぎた蕾』だ。

白椿蒼役の屋比久知奈さんは、二人きりの新作ミュージカルという新しい挑戦に触れ、「自分のそのときの気持ちを大事にしていいんだよ、と言っていただける環境がとてもありがたく、皆で新しいものを作っている、ということを日々感じながら稽古をしています」と語った。

また、「客席の近さや囲みというところは、見どころであり私たちの頑張りどころでもあると思っています。いかに嘘をつかずに舞台上にいられるかを大切にすることで、生身の人間が演じる意味を感じていただけたらと思います。気合を入れて残り一か月頑張って稽古していきたいですし、本番でもより良いところを目指していくので、ぜひ何度でも足をお運びください」と意気込みを表した。

白椿紅役の唯月ふうかさんは、稽古について「作っては壊してを繰り返す稽古をさせていただくなかで、すごく選択肢を与えてくださるカンパニーだなと思っています」と述べた。さらに、「これまでの自分の引き出しになかった新しい感情とどう向き合うべきか戸惑う時もありますが、その戸惑いも含めて肯定してくださるカンパニーのなかでとても濃い時間を過ごしているなと感じています」と現状を紹介した。

最後に、「蒼と紅それぞれの視点で私たちの生き様を見守っていただけたらと思います。私たちも魂込めて全力毎公演ぶつけていきますので、皆さんも全力で受け取ってもらえたら嬉しいです。ぜひ、お花屋さんでお待ちしています」と呼びかけた。

屋比久さんと唯月さんがパーソナリティを務める『白爪草』スペシャルクロストークラジオもYouTubeで公開中だ。映画『白爪草』で主演・主題歌を担当した電脳少女シロさんがゲストとして登場している。双子の姉妹を演じる3人ならではの話が聴ける内容となっている。

また、12月21日（日）22時からTBSラジオで放送の『井上芳雄 by MYSELF』のゲストに、屋比久知奈さんと唯月ふうかさんが登場する。

ミュージカル『白爪草』
期間：2026年1月8日～1月22日
会場：SUPERNOVA KAWASAKI（スペルノーヴァカワサキ）
チケット販売中：
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