【真島なおみ & 青山ひかる インタビュー】舞台『NIKKE THE STAGE 』再演へ向けて 

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真島なおみ・青山ひかる
真島なおみ・青山ひかる

“背中で魅せるガンガールRPG”「勝利の女神:NIKKE」の舞台化作品『NIKKE THE STAGE』が、7月3日(木)から7月6日(日)まで、品川プリンスホテル内のClub eXにて上演される。本番を目前に稽古に励む、真島なおみさんと青山ひかるさんに、本作にかける想いを語ってもらった。

本作は、壮大な世界観とユニークで魅力的なキャラクターたちが織りなすタクティカルバトルを、ハイクオリティなグラフィックで魅せるスマートフォン向け RPG 「勝利の女神: NIKKE 」の舞台化。昨年上演された初演の好評を受けて、今回の再演が決まった。

キャスト陣には、ゼロイチ・ファミリア所属の真島なおみがマリアンとモダニアを一人二役で演じ、物語の中心を担う。同事務所の青山ひかるがアニス役を務めるほか、御寺ゆき(ラピ)、篠崎こころ(ネオン)、伊織いお(ユニ)、赤井沙希(ミハラ)、小日向ななせ(ルドミラ)、北澤早紀(アリス)、小鳥遊あみ【AVAM】(スノーホワイト)、遥りさ(シフティー)、黒木美佑(シュエン)、中野郁海(指揮官)が出演する。

公演スケジュールやチケット情報は、公式ウェブサイト(https://nikke-stage-2024.com/)および公式X(@nikke_stage2024)にて。
©nikke stage 2025 ©SHIFT UP CORP.

真島なおみ&青山ひかる インタビュー

 

--今日の練習を終えて、現在の手応えは?

真島 通常なら仕上がっているレベルだとは思うんですけど、やはり再演なので、まだまだ頑張らないと!っていう気持ちが、より芽生えました。

青山 前回やっているからこそ、もっと今回は良くしたいという気持ちが強いので、まだまだ詰められるんじゃないかなと思っています。

--1年ぶりの再演が決まったと聞いたときはどんな感じでしたか?

真島 本当に嬉しかったです。前回の公演では、公演自体が『NIKKE』ファンの方に十分に伝わっておらず、公演期間の途中から注目していただいて。ですが、途中からだったので結果として「見たかった」という声が多く届きました。観劇してくださった方にも「もっといろんな人に見せたかった」と言ってもらえることが多く、キャスト自身もそれを望んでいたので、再演が実現してとても嬉しい気持ちです。

--初演は幕が上がってから評判が上がっていった感じですか。

真島 やはり、原作ものの実写化や舞台化は「気にはなるけれど、劇場まで足を運ぶのはちょっと……」という方も多いですから。

青山 観る前から敬遠しがちですし、観劇のハードルも高いから難しいですよね。でも、実際に観てくれた方は褒めてくださって。

真島 はい。すごく嬉しかったです。

青山 わたしは、再演がこんなに早く決まって、ありがたいなと思いました。前回を見られなかった方々からも、配信で見て「やっぱり現場で見たかったな」と言う声をいただいたので、ぜひ劇場に足を運んで、もっとたくさんの人に生で見ていただきたいと思いました。アニスを続投できて嬉しかったです。

--それぞれが演じるキャラクターについて、ご自身の印象を聞かせてください。

真島 マリアンは、ゲームでは一番最初のチュートリアルで必ずみんなが出会うNIKKEで、その後のストーリーでもヒロイン感が強いキャラクターです。あまり自分の感情を表に出すタイプではないですが、指揮官様を慕ったり、愛情があるのが感じられて、すごく愛情深い、人間らしいNIKKEだなと思います。

青山 アニスはチームの中のムードメーカーで、たまに冗談を言ったり、茶々を入れたりして、場を和ますキャラクターです。ずぼらな性格のようで、見えないところで気を使っている印象があります。本当は内に秘めているものが重く大きかったりするのですが、アニスを深く知っていくうちに、皆さんにもその良さが伝わればいいなと思いました。

--ご自身と比べていかがですか?

青山 自分と比べると、似てはいるんじゃないですかね。私も結構(所属グループの)sherbetで、茶々を入れたり、冗談を言ったりするので。似ているというと、おこがましいかもしれないですけど、親近感を感じます。

真島 でも、あおみん(青山)さんはすごく似ていると思います。アニスはふざけたりしていても、しっかりみんなのことを見ているんですが、普段のあおみんさんも周りを気にかけてくれています。

--ゲームのキャラクターを舞台化したことで、演じる上で内面も外面も苦労があったと思います。特に意識したポイントを教えてください。

真島 原作のゲームでは、立ち絵(キャラの全身を描いたイラスト)が多くてアニメのように動いてる場面は少ないんですけど、マリアンというキャラクターなら銃は普段はこういう風に持っているだろうなと想像して。可憐さと清楚さと謙虚さを、肩のすぼめ具合、膝の使い方、そうした仕草で「可愛らしい子だな」と思ってもらえるようにしました。私はモダニアも演じさせてもらうんですが、マリアンとは全く別人の、もう顎で人を使うぐらいの悪い感じでやっています。

--銃や、コスチュームなどでの苦労はありますか?

真島 やはり、衣装だと丈感や素材感で動きが制限されますし、靴もヒールなので、稽古着でやるよりもかなり大変です! ですが、コスチュームを着ると、より役になりきれるというか、降りてくる感じがします(笑)。気も引き締まりますし、テンションが上がりますね!

青山 私も、このキャラクターがどう動いているかは、立ち絵からお客さんの想像と自分の想像を合わせるしかないなという気持ちです。やはり、ゲームを知っている方にも納得させられる動きをしなくてはいけないなという意識で。アニスだったらこうするだろうな…みたいに、まず、アニス中心で考えて、その後に自分の演技を付け加えています。
意外とアニスは、ツンデレだったりするんですよ。そういうところを垣間見せられたらいいなと思うので、前回よりももっともっとお客さんに伝わるようにしたいです。

実際の舞台上では、アニスはピシッと立っているより、みんなの様子をうかがって姿勢を低くしてるんですが、意識的にではなく、無意識にそうなっていて。もうアニスが降りてきているんじゃないかなと。どこかしらで踏ん張っていたりするので、あとで筋肉痛がすごいです(笑)。

--今回、再演ということで、新たに加わった要素、パワーアップした部分があれば教えてください。

真島 殺陣が増えたり、パワーアップしたのが確かにあります。お芝居の演出も、前回よりさらに深掘りしたり、細かくなっています。より繊細になっているイメージが強いです。殺陣はより迫力が増して、かっこいいですし、お芝居もより繊細な心情を表したり、キャスト同士のアイコンタクトや、呼吸といった、ディテールが細かくなっています。

青山 初演を観た方にとっては、相当パワーアップしているんじゃないかなと思います。演出も変わりましたし、会場が変わることで私たちの動きも変わるので、明らかに違いを感じていただけるはずです。あと、やはり再演なので、キャストも「もっとこうしたかった」と思っていたところを深掘りできているので、細かく繊細にできていると思います。

真島 前回は稽古日数も短かったですし、初舞台の子が3人いたり、小道具の銃が来たのが劇場に入ってからだったので、稽古場でやっていたのと(重さなどが)違うみたいなことが起きてしまっていて。

青山 今回に関しては本当に、入念に準備ができています。

--再演でも同じキャストが集まって、チームワーク的にどうでしたか?

真島 前回は初対面の方も多くて「一緒に頑張りましょう」みたいな、それはそれでいいチームワークだったんですけど、今回は家族というか、同じ部活の仲間みたいな、もっと近い感じですね。何かあった時にお互いに「大丈夫?」と気づけるような、一人で頑張りすぎない関係性で、本当に上辺だけじゃない仲が深まったなと思います。

青山 前回は初めてのことが多くてアップアップでしたが、今回はみんなの絆もあり、なおかつ新しい子も前から一緒にやっていたみたいに息を合わせながらアクションや、殺陣をやっています。みんなで「もっとこうしよう、ああしよう」、「こうしたい、ああしたい」って話がすごくできているんじゃないかな。前回は自分の役だけで精一杯でしたが、アニスだったらラピとずっといるので、「もっとアイコンタクト取りたいな」と相談できるようになりました。この舞台は本当に女子しかいなくて、女子校ではないけど、みんながひとつのものに向かっていて、すごく仲のいい座組だなという印象です。

--これまでを振り返って、印象に残っていることは?

青山 序盤にブラックスミス戦のシーンがあるんですけど、ラピと指揮官と3人で走り回るんです。前回も「すっごいマラソンだな」と思いながらいろんなところを走り回って、撃っては逃げられ、撃っては逃げられみたいな気持ちだったんですけど、今回はもっと動いてる気がします。最初からマラソンをしているようで、最後までこけずにやりきらないと大変だなと。今からきついですけど頑張ろうと思います。

真島 前回の公演ですけど、本番中のお弁当がすごくおいしかったです。

--そこですか(笑)。次はさらに良くなってるかもしれないですね。

では最後に改めて作品の魅力、舞台の魅力をアピールしてください。

真島 『NIKKE THE STAGE』は、全員が女性キャストの舞台ですが、「女の子だけだから」と侮らないでほしいくらい、とってもカッコいい作品に仕上がっています! NIKKEのキャラクターを演じるキャストは、みんな可愛くてスタイルも抜群ですが、「見た目だけで選ばれたんでしょ?」と思っていたら、きっと驚くと思います。どのキャストも原作に敬意を持って、キャラクターとしてしっかり生きていて、感動するシーンではちゃんと泣けて、笑えるシーンではしっかり笑える、見ごたえのある舞台になっています。

ですので、NIKKEのファンの方はもちろん、NIKKEのゲームをプレイしたことがない方にも、ぜひ観ていただきたいです! 初演からさらににパワーアップもして準備をしてきたので、初演を観てくださった方にも、またぜひ劇場へ足を運んでいただけたら嬉しいです。

そして、前回好評だった終演後のお見送り会に加えて、今回はなんとコスチューム姿のキャストを撮影できる特別な撮影タイムもあるそうです! こちらも見逃さないでください!

青山 この舞台は、舞台を初めて観る人でも絶対に楽しめる作品です! 私たちのコスチュームも見どころの一つなので、それを目当てで来ても全然OKです(笑)。どんなきっかけでもいいので、気軽に劇場に足を運んでほしいと思います。NIKKEのキャラクターがまるで本当にそこにいるかのような臨場感、目の前にキャラクターのお尻や胸、足がドーンとくる感じは、なかなか味わえない体験です。

もちろん、見た目のインパクトだけじゃなくて、ストーリーやパフォーマンスもとても面白いんです! 劇場に来るだけで、NIKKEの世界観にどっぷり浸れて、みんなで一緒に盛り上がれます。DVDや配信で観るのもいいけど、やっぱり生の舞台は格別です。「劇場で観ておけばよかった!」と後悔しないよう、ぜひ足を運んでください!

(6月、都内の稽古場にて)

 

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