女優の入来茉里さんが、水城せとなさんの人気コミックが原作の舞台『黒薔薇アリス』(5月上演)にヒロイン・アリス/アニエスカ役として出演する。
1908年、ウィーン。友人の婚約者・アニエスカに恋心を抱くテノール歌手・ディミトリ(石黒英雄)は、事故に遭い奇跡的に命をとりとめたが、ヴァンパイア(吸血樹)となってしまう。 不意に得た力でアニエスカ(入来茉里)を手に入れようとする ディミトリだったが、婚約者に純潔を誓うアニエスカは自らの胸をナイフで刺してしまう。だが吸血樹の力によって、アニエスカは肉体のみが残る。そして100年後の東京。事故に遭った高校教師・菊川梓の前にディミトリが現れた。梓は自分の命と引き換えに一緒にいた教え子の命を助けるように頼む。ディミトリに差し出された梓の魂が、100年間眠り続けていたアニエスカの身体の中に放たれ、アリスとして再生した…。
--今回の舞台では初対面のキャストが多いんですよね。
「秋元龍太朗さんは舞台『曇天に笑う』(2016年)で共演していたので一番親しく、石黒英雄さんも映画で共演経験があって、二人以外は今回が初対面です。でも笑いや楽しいことが好きな人たちが集まっているなという印象で楽しみです」
--舞台のビジュアルが公開されていますが、入来さんが演じるアリスもアニエスカも漫画の中から出てきたような美しさです。演じるにあたって、特に心掛けたいと思うことは?
「日本人の役ではないので、どちらかというと、中身より外側を作るほうが難しいという印象です。体型的な面ではあと数ヶ月でできる限りでがんばるつもりですけど、あとは衣装さん、メイクさんの力を120% お借りして(笑)、みんなでアリスを作っていければなと思います」
--原作の中ではかなり細いという印象?
「はい。そして年齢については時間が止まっているので、16歳以降成長していないという設定なんです。ただ内面は28歳の日本人の学校の先生で、実際の私と近いです」
--いわゆる“2.5次元系”の作品というのは初めてではないですが、演じるにあたって心掛けたいことは?
「原作のファンがたくさんいらっしゃる作品なので、その方たちの期待に応えられるように、作品の世界観を壊さないよう、最大限の努力をしていきたいと思います。もちろん初めてこの作品を観る人に楽しんでいただきたいと思います」
--役者さんによっては、原作のファンの期待に応えつつ、自分たちがやるからこその色を出していきたいという人もいますが。
「私はあんまり思わない(笑)。そこに自分らしさというものはあんまり出す必要はないかなと私は思います」
--この舞台の前に、博多座での舞台『熱血!ブラバン少女。』の出演中です。音楽を扱った作品ですね。
「『熱血!ブラバン少女。』ではサックスをやっているんですけど、『黒薔薇アリス』の中ではピアノを弾くシーンがあって、アリスの中の人が、音楽の先生(菊川梓)なのでピアノを弾くんですよね。私は楽器をまったく弾けない、吹けない人間なのに、なんか今年楽器づいてるなと思って…(笑)」
--音楽の先生役ということで、演奏力というよりは、見た目“いつも弾いている”感を出すのが大事ですよね。
「ピアノの慣れ方とか触り方とか、いろんな動画を見て研究しようかなと思います。私、『猫ふんじゃった』しか弾けないので(笑)。野嵜豊さんが演じる光哉という男の子とアリスが出会う大事なシーンでピアノを弾いているのですが、そのピアノを弾く様子からアリスの中に梓がいることに光哉が気づくんです」
--アリスという役について、どういう印象を持っていますか?
「よくも悪くも翻弄される役なんですよ。一回死と向き合って、以降もいきなりヴァンパイアが現れたりちょっとファンタジックな出来事が起こり、アリス自身はそれを楽しんでいるかもしれないけど、俯瞰で見た時に、この子の意思ってどこにあったのだろうとちょっと思ってしまう。そんな不思議なキャラクターだと思います。女性としての魅力というのは正直私はまだつかみきれてないです」
--役に入っていくのに最初は戸惑いがあるのかも。
「キャラクターの魅力としては、単純に見た目はすごく可愛い。目覚めた瞬間からいろんな人に求められて、それはその後『なんでみんな私のことをいいって言ってくれているんだろう』という悩みにつながっていくんですけど、自分自身でもその辺をはっきりわかっている子じゃない。役作りについては、今の段階ではっきりこうしたいというのはまだありませんね」
--それでは最後に舞台に向けて意気込みを。
「原作の世界をそのまま再現できるよう、熱意をもって挑みたいと思います。観ていただいた方に本当に楽しんでいただけるような、高い完成度を目指して頑張りますのでお楽しみに!」
舞台『黒薔薇アリス』は5月12日(金)~21日(日)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。なお入来さんは舞台『熱血!ブラバン少女。』に出演中(26日まで、福岡・博多座にて)
〈プロフィール〉
入来茉里(いりき・まり)
生年月日:1990年2月16日
血液型:O型
出身地:鹿児島県
趣味:映画鑑賞・舞台鑑賞・料理
特技:新体操(12年間・インターハイ出場経験あり)
入来茉里、写真集で大胆露出に初挑戦も「自然な流れで下着を外すことができました」
2017年12月02日入来茉里、ヒロイン役の舞台『黒薔薇アリス』で二役 & シンクロ芝居を熱演
2017年05月13日
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