7月18日、映画『海のふた』が公開初日を迎え、新宿武蔵野館で行われた舞台挨拶に菊池亜希子さん、三根梓さん、豊島圭介監督が登壇した。
よしもとばななの同名小説を映画化。帰郷したまり(菊池亜希子)と大切な人を亡くしたばかりのはじめ(三根梓)が自分らしく生きる道を探す2人の心の交流を描いた作品。
まり役の菊池亜希子さんは「よしもとばななさんの小説は好きで何回も読んでいます。言葉が美しくて体内に染み込んできます。主人公のまりが他人に思えないので、自分にとって重みのある役でした。」
はじめ役の三根梓さんは「私もよしもとばななさんの作品は大好きで、『海のふた』はおだやかで優しい空気の流れる作品と思っています。読んでいると波の音や砂を踏む音まで感じられて、ゆったりした時間の中で自然と寄り添っていくまりとはじめの姿が可愛らしくて心地よいです。」とコメント。
2人を演出するにあたり豊島圭介監督が気をつけたことについて「よしもとばななさんの過去の映画化作品では登場人物がとても魅力的に描かれていた。どこかで意識していて、どうしたら素の魅力を引き出せるか考えていました。」と語った。
撮影中お互いの印象について菊池亜希子さんは「三根さんのたたずまいが好き。イマドキではない昭和の中頃に生きていそうな感じ。私は三根さんの横顔が好きで、撮影中は動画を撮ることにハマっていて、かなりのベストショットを撮っています。」
三根梓さんは「盗撮されているとは思わなかった(笑)。休憩時間はきさくに話しかけてくださり、お芝居の場面では最初から最後までまりちゃんでいてくれたから、私もはじめちゃんとして存在できました。はじめちゃんの感情を引っ張り出してくださったり、まりちゃんが菊池さんで良かったと思っています。」とそれぞれ語った。
最後に豊島圭介監督は「最初に菊池さんと話した時に、田舎に帰って夢を叶える話がベースになっていますが綺麗ごとにしたくなかった。そこが映画のキモになっています。ヒリヒリする感じを含めて観ていただきたいです。」
三根梓さんは「田舎のゆったりした暮らし、だからこそ直面する過疎など現実的な問題もとても丁寧に描かれています。迷いながらも自分と向き合って新たな一歩を踏み出そうとする女性2人の姿に何かを感じて欲しい。みなさんが何かに一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいです。」
菊池亜希子さんは「行きつけの喫茶店でこの映画の新聞などの切り抜きを集めていてくれて嬉しかった。高齢のマスターが記事の中の『好きなことを仕事にする過酷さ』に感銘を受けたと言ってくださいました。マスターは楽しそうだけどこの言葉に心が打たれるということは、好きなことを仕事にしている人でも何かにとまどっている。私はこの映画の伝えたいことそのものだと思いました。」と挨拶を締めた。
映画『海のふた』は新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
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