7月6日、本広克行氏が演出を務める舞台「PARCO Production『転校生』」のキャストが発表された。
今春 主演にももいろクローバーZを起用し、平田オリザ原作小説「幕が上がる」を映画化、そして舞台化した本広克行。彼女たちの女優としての才能を開花させ、無限の可能性を引き出し、高校演劇部を舞台に、見事に高校生たちの群像劇を創り上げた。そんな本広克行が、この夏、再び平田オリザの戯曲に挑む。作品は女子高生21名の群像劇「転校生」。本作は、1994年に青山演劇フェスティバルでの初演以来、高校演劇のバイブル的存在となっている戯曲で、ある高校生たちの一日が、平田オリザ戯曲特有の「同時多発」会話で繰り広げられる。
他愛のない日々の会話の中に、彼女たちとの日常と社会への好奇心、あるいは大人達への不信感、将来への不安が垣間見る現代口語演劇の秀作だ。今回は、若手女優発掘プロジェクトとして、出演者全員がオーディションによって選出。「これから女優としての経験を積んでいきたいと思っている」18歳~27歳の女性を対象に応募資格が設けられ、1474名から応募があった。1次審査では、送られたプロフィールを本広克行が丁寧に審査し、121名に絞られ、二次審査を2015年6月25日(木)に実施。約40名ずつ3組に分かれてのワークショップオーディションが行われた。グループワークでのワークショップの中で、それぞれが個性を出し合い、熱気溢れるオーディションとなった。
この121名の中から本広克行が悩みぬき、ついに21名の出演者が決定。「幕が上がる」で、ももいろクローバーZの5人の新たな可能性と魅力を引き出した本広克行が「転校生」で21世紀に羽ばたく女優を見出す。
≪本広克行(演出)コメント≫
今年2015年は小説【幕が上がる】の映画と舞台の両方の演出をももクロたちと一緒に作り上げて来ましたが、舞台【転校生】がその集大成になります。
21年前に平田オリザさんが書かれた台詞が同時多発で進行していく戯曲を21名の女子高校生役の若き女優たちとで、舞台演出と映像演出の今の自分が持てるすべての演出方法を使って舞台【転校生】を表現できればと考えています。
映画監督・演出 本広克行
<キャスト>
右上から 逢沢凛 秋月三佳 芦那すみれ 生田輝 石山蓮華 石渡愛 伊藤優衣
中央上から 伊藤沙莉 今泉玲奈 折舘早紀 川面千晶 堺小春 坂倉花奈 桜井美南
左上から 清水葉月 多賀麻美 永山香月 藤松祥子 南佳奈 森郁月 吉田圭織
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