女優の長濱ねるさんが15日、8年ぶりとなるセカンド写真集『長濱ねる』(講談社)の発売を記念し、都内で記者会見を開いた。2019年に欅坂46を卒業後、女優やエッセイスト、報道番組のパートナーなど多岐にわたって活動する長濱さん。25歳という節目に、本人の希望で企画がスタートしたという本作への思いや、撮影秘話を語った。
写真集の撮影が始まったのは、約1年前の2023年7月頃。長濱さんは「ようやく皆さんにお届けできる日が来て、とても嬉しいです」と、完成した一冊を手に満面の笑みを見せた。
本作は、8年ぶりとなる写真集。タイトルは自身の名前を冠した『長濱ねる』だ。このタイトルについて長濱さんは、「今回撮っていただいた大好きな写真家の高橋ヨーコさんをはじめ、写真集チームの皆さんから『この写真集にぴったりだ』ということでご提案をいただきました」と経緯を説明。「最初はちょっと自分の名前を前面に出すのは少し恥ずかしい気持ちもあったんですけど、『この一冊、手に取って見終わったらきっとこのタイトルがしっくりくる』という言葉をいただいたので、そのタイトルでお願いしますということで、このタイトルになりました」と、制作チームへの信頼から決意したことを明かした。
写真集のテーマは「色褪せない写真集」。長濱さんは「いつ開いても楽しんでいただける写真集作りを目指していた」と語る。そのこだわりは、スタイリングにも表れている。「スタイリングも基本的に古着だったり、自分の私服でコーディネートしていただいて、あまりこう、時代だったり流行り廃りがないような中身に仕上げていただいたり、写真のセレクトだったり。ずっと愛される写真集を目指しました」と、作品に込めた願いを語った。
撮影は、長濱さんが「いつか訪れたい場所」として挙げていたアイスランドとフィンランドで行われた。お気に入りの一枚として、フィンランドの森の中で撮影されたカットを披露。「フィンランドの森の中で撮った写真なんですけど、私とヨーコさんの二人きりで、本当に獣道みたいなところから草むらずんずん入っていって。自分のルーツにある野生児っぽさも写ってるし、フィンランドという場所の魅力も写っているので、とても大好きな、写真集を象徴する一枚だと思います」と、その魅力を解説した。
撮影中のエピソードとして、アイスランドで海に飛び込むシーンの裏話を明かした。「海に飛び込んでいる瞬間の一枚は、撮影しているときに、そこに住んでいらっしゃる現地のジェントルマンの方も一緒に水着になって海に飛び込んでくださって、びっくりしました。フィンランドのみなさんの温かさを感じた瞬間でもありました」と、心温まる交流を振り返った。
一方で、思わぬハプニングもあったという。「日本からお粥を持っていっていたんですけど、フィンランドからアイスランドに飛行機で移動する際に食料を全て手荷物に入れていたのですが、お粥は液体扱いだと言われて、すべて没収されてしました」と苦笑い。「自分の命綱みたいな食料だったのですが、そこからはもう気にせずフライドポテトを食べたり、現地でご飯を楽しみました」と、ユーモラスに語った。
今回の写真集は、長濱さんが「ずっと憧れていた」という写真家・高橋ヨーコ氏とのタッグで実現した。撮影中の思い出を問われると、「空港で高橋さんと二人きりになる時間が40分ぐらいあって、カフェでお茶をしたんですけど、お互いのフィルムカメラを見せ合ったり、ヨーコさんの旅のお話や、これまでの旅のお話をたくさん伺えて、すごく心の距離が縮まった瞬間がありました」と、憧れの存在との貴重な時間を嬉しそうに語った。
1作目の写真集から8年。その間の変化について問われると、「成長したところは、いい意味で人に委ねることができるようになったかな」と回答。「この写真集も、写真のセレクトだったり、デザインだったり、基本的にみなさん(チーム)がいいと思うものを残そうというマインドで制作していたので、いわゆる自分が好きな顔とか、自分が得意な表情みたいなものだけで埋め尽くされた写真集にならないように気をつけて。本当に自分の見たことのないような顔を、チームのみなさんと一緒に写真集の中に入れていけたのは、自分の成長なのかなと思います」と、自己分析した。
反対に「変わらないところ」については、「前回(1作目)も五島列島という、すごく自分の心が安らぐ場所で撮影して素の自分が出ていたんですが、今回の写真集も、ご飯を食べたり海に飛び込んだり、1作目よりもっと開放的な姿が収められていると思う。その自分の根底にある、自然が大好きの心や、なかなか普段のお仕事では出せない、はしゃいでる姿などは変わってないと思います」と語った。
久しぶりだという水着での撮影については、「無理に摂生しすぎた体より、普段の自分の活動と同じリズムのままの姿を収めてほしいと思ったので、無理な食事制限とかはしなかった」と明かす。その上で、「小麦を少し気をつけたりとか、あとはジムの回数を増やしたりして、できるだけ、等身大だけど美しいボディラインになったらいいなと思って鍛えました」と、プロ意識をのぞかせた。
気になる写真集の出来栄えについては、「100点です」と即答。「自分がやりたいと思って作り始めた写真集だったので、無事にこうやってお届けできて、本当に大満足の写真集になった」と、胸を張った。
最後に、今後の目標について尋ねられると、「プライベートでは、やっぱり旅をするのが好きなので、フィンランドとアイスランドに、またいつか一人で訪れてみたいなと思います」と、旅への思いを馳せた。仕事については、「今、お芝居をさせていただいているので、もっともっと自分の演技を磨いて、いろんな作品に参加させていただけるようになりたい」と、女優業への意欲を力強く語った。
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