映画『愛を積むひと』が完成! 佐藤浩市・樋口可南子・北川景子らキャスト陣が集結!
5月13日、映画『愛を積むひと』の完成報告会見が都内で行われ、佐藤浩市、樋口可南子、北川景子、野村周平、杉咲花、吉田羊、柄本明、そして朝原雄三監督が登壇した。
本作はエドワード・ムーニー・Jr.の「石を積むひと」を原作に、「日本で最も美しい村」北海道・美瑛町を舞台に夫婦とそこに集う人々を優しく映し出す感動作。佐藤浩市さんと樋口可南子さんは初の夫婦役を演じる。
夫婦を演じるにあたって二人で話し合ったことについて、佐藤浩市さんは「それが全く無いんですよ。世代的にも近いですし、現場で話しをする必要があまり無かったようにも感じ、すっと入って演じられたのは有りがたかったです。」と語ると、樋口可南子さんは「逆に話し合わないでできたことは珍しい感じがして、同じ時代を一緒に生きてきたなというニオイがするので、お互い持ち寄ったものを自然と音合わせのように現場でできてしまう感覚は初めての経験だったようで、夫婦というのはなかなか雰囲気や積み重ねたものを出すことがすごく難しくてできるかなと思ったんですけど、できたような気がするんです。最終的には思い合う気持ちが一番大事というのがお互いあって、それはずっと共通していたので、すごく阿吽の呼吸が自然とできる方でした。」と語る。
先輩役者と共演した感想として、北川景子さんは「ずっと映画やテレビで拝見していた諸先輩方とご一緒するということで、まず最初にお話しをいただいた時は嬉しい気持ちでいっぱいでした。(ロケ地の)美瑛に降り立って、浩市さんとクライマックスのシーンから初めてお会いしてクランクインだったのに、すごく緊張してしまったんですけど、浩市さんの方から“今日、流石に大変なシーンだから、撮影の前に話をしないか”と声をかけていただいて、15分くらい(自分の父親が)どんなお父さんだったのかいろいろお話をしていただいて、それで一気に自分の緊張が解けました。普段、お芝居をする時に裏設定をじっくり話す経験が無かったので、“きっとこういう父親だったと思うんだよ”とかたくさん聞けて、こうやって役(のイメージ)を膨らませてものなんだなと肌で感じることができました。」
野村周平さんは「最初会った時は緊張して何も喋れなくて、喋らないと怒られるのかなと思ってましたが、でもずっと一緒にいると見てるだけで、知らないことをやってくださるので、カメラの位置を気にして自分で動いたりしてる姿を見て勉強になるなと思いました。樋口さんはすごくフランクに話してくださりました。」
杉咲花さんは「オーディションを受けてる途中に脚本を読ませていただいて、浩市さんと樋口さんが演じられることを聞いていて、私はすごくこの映画に出たくて、オーディションは落ちたと思っていて、決まった時はすごくびっくりしました。ご一緒させていただくのかと思うとすごく身が引き締まる思いで、実際に現場でご一緒させていただいて、先輩方の動き1つ1つが全部刺激的で、たくさん勉強になりました。」とそれぞれコメント。
北海道の美瑛の印象について、吉田羊さんは「私の撮影は7月と10月の2回だったんですけど、その夏から秋の2つの季節にしても、すごく季節の移り変わりが色濃くて、本当に美しい街でした。かと思えば、駅前から広がる大通りは整備されていて、尚且つ、狭い範囲でいろんなお店が密集してるんです。こんなに過ごしやすい街は無いなと思うのと同時に閉店が早いので、飲兵衛の私には物足りないかなという気持ちがしました。」
柄本明さんは「(美瑛は)本当にキレイなところです。何もないところです。飯食うのとか、夜の場所がなかなか無いので、歩くのが好きなので、だらだら歩き回ってました。」とエピソードを語っていた。
また、理想の夫婦の有り方について質問されると、樋口可南子さんは「長く一緒にいられるということはそれだけでいいんじゃないのかなと思います。これだけ人がいる中で、何十年も一緒にいられるということはそれだけで理想に近いと思います。」
北川景子さんは「今回の映画を観ていて、すごく美しい夫婦の形だなと思います。形じゃないところでちゃんと思っていて、お互いがいることで支え合っているという、言葉や形じゃない愛というのが素敵だなと思いました。長く一緒にいられるのが一番いいんじゃないかなと思います。無償の愛が素敵だと思います。」
杉咲花さんは困惑しつつ「まだ結婚について考えたことは無かったんですけど、理想の夫婦・・・。別れないことです・・・。」
吉田羊さんは「それが分かってれば私は独身じゃないと思います。私は九州女なので、男性をたてつつ、実は掌で奥さんが転がしているということが理想の形かなと思います。」と語ると、柄本明さんは「忍耐、辛抱、我慢、諦め、そして絶望ですかね。そういったところを通り抜けて行って一緒にいられればいいんじゃないかな」と、人生経験の豊富さを感じさせるコメントを話していた。
完成報告会見が終わると、場所を丸の内ピカデリーに移動し、完成披露試写会で舞台挨拶が行われた。
佐藤浩市さんは「どれだけ自分が女房に依存してたかということを、痛切に感じる作品です。この映画に出てくる夫婦は決して理想の夫婦でも無いし、どこにでもいる夫婦の1つの形だと思います。これを観終わったあとに、1人で来られた方は夫婦で観たくなるし、夫婦で観た方は1人で観てみて改めて夫婦を感じていただきたい作品です。」
樋口可南子さんは「とても美しい北海道の美瑛で撮影をさせていただいて、本当に住めるお家を建てていただきまして、第2の人生を送る夫婦を演じさせていただいて、自然の力を借りれたし、浩市さんのお芝居を見て、女優としてとても嬉しい撮影期間でした。」
北川景子さんは「美瑛という本当に美しい街で撮影に参加することができて心から嬉しく思っています。夫婦愛はもちろんのこと、父親から娘への愛。母親から娘への愛。若者たちの恋愛。色々な種類の愛が幾重にも重なりあってできている、心が温まる美しい清らかな気持ちになれる映画が仕上がったと思います。」
野村周平さんは「北海道に包まれるような自然がたくさん映っているので、この映画を観た方は包み込まれると思います。この映画はすごく愛が溢れる映画になっておりますので、観たあと誰かに伝えたくなる映画になっていると思います。」
杉咲花さんは「私はこんなに素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんとご一緒させていただくことができてすごく嬉しく思ってます。皆さんにとってこの映画は、きっとどこかでずっと大事にされるものだと思ってます。」
吉田羊さんは「本当に素敵な映画に仕上がってます。観終わったあとには温かい涙に包まれるのではないかと思います。」
柄本明さんは「松竹の朝原雄三監督が撮りました。楽しんで観ていただければ幸いでございます。」とそれぞれ挨拶。
最後に朝原雄三監督は「プロデューサーの方からお声をかけていただいてから4年以上の時間が経ってしまいました。脚本の形ができたのさえ2年前で、2年間脚本を温めた作品はこれが初めてです。キャストが本当に素晴らしく演じていただきました。地味な映画ですが楽しんでください。」とアピールしていた。
映画『愛を積むひと』は6月20日(土) 全国ロードショー!
(C)2015「愛を積むひと」製作委員会
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