【わーすた インタビュー 1】坂元葉月卒業シングルをリリース「思い出をぎゅっと詰め込んでもらったような曲」

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わーすた
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5人組アイドルグループ「わーすた」から、今年いっぱいでメンバーの坂元葉月さんが卒業することが発表された。そのラストシングル『詠み人知らずの青春歌』を今月18日に発売。今回メンバーに現体制最後のシングル発売を控えた今の思いを聞いた。

--ニューシングル『詠み人知らずの青春歌』は楽曲はもちろん、ミュージックビデオもまるで坂元さん主演の短編映画のようになっていて、とてもエモーショナルな出来です。アイドルをめざす女の子役が実際の坂元さんとリンクする内容で。

坂元葉月「演技している自分の声がメディアにのるというのが初めてなんです。これまでミュージックビデオのイメージシーンの撮影で、“こういう表情してください”とか“こういう気持ちで……”というのはあったんですけど、自分の声が聞こえている状況というのはあまりなくて……。撮影の前はすごく緊張していました。でも今の等身大の自分とリンクした役柄だったので、思っていた以上に演じやすかったです。リラックスしてやれたんじゃないかなと思います」

--兵庫県出身の坂元さん、劇中ではレアな(!?)関西弁を話すシーンもありますね。普段はあまり人前で関西弁を出すわけじゃないですよね?

廣川奈々聖「いや、全然関西弁も話しますよ」

--地元の人と電話で話している場面だからちょうど良かったのかも。素が出ている感じで。

坂元「あのシーンは、なんとなくのセリフがあったのですが、ミュージックビデオだし、いろんな人が見るから、あんまり関西色が強すぎてもな……というのもあって、でもイントネーションを直せなくて、それもありということになりました」

--MVで特に見どころは?

坂元「私はオーディションを受けてアイドルという仕事を始めたので、そういうところはこのMVと一緒だなと思うし、アイドルオーディションを受けるための練習もしたんですけど、それよりもわーすたになってからの自分が日々練習しているときの感じも描かれていて、それはあまりファンの方に見せることはないので、そのままの自分じゃないけど、そういうところもファンの方に知ってもらえたというのはすごく嬉しかったです」

--メンバー全員楽しそうな雰囲気が満載です。

坂元「わーすた5人が普通の女の子として集まってもこんな感じでわちゃわちゃ楽しくやってるんだろうなというのがあって、最後の花火をしているシーンでは、私たちが楽しんでいるところをカメラマンさんが撮ってくださいました。メンバー同士で撮ったオフショット動画もMVでちょこちょこ流れていたりするので、本当に等身大の私たちをみなさんに見ていただけると思います」

廣川「完成したMVを観たとき私は泣きました。当日葉月が一人で撮っている時間が長かったんですが、こういうドラマというかストーリー性のあるものって撮っているときは完成が想像できないじゃないですか。だから出来上がったときは泣きそうになるなと想像はついてたので、一人で部屋にこもって、ふうって息をして呼吸を整えてから見ました。観たときに、これで最後だなという実感が湧きました」

--3人もやはり?

松田美里、小玉梨々華、三品瑠香「泣きました!」

--作品の内容もそうだし、5人でMVを撮るのはこれで最後というのも大きかったかもしれません。

小玉「撮るときもそういう思いで撮っていて、葉月がいて5人のわーすたがいるミュージックビデオというのはこれが最後なんだなと思いながら撮っていたので、再生すると、大きな思い出ができたのとともに、行事が一つ終わった寂しさがあったり、いろんな感情が湧いてきました」

--坂元さんが最初にこの世界を目指したのは小学生のときだそうですね。

坂元「最初の『avex アイドルオーディション2010』を受けたのは小学5年生で、11歳のときでした。そのあと中学生になったときに声をかけていただいて、まず研究生として活動を始めました。そのときには、まさかこんなに長く続けているとは思わなかったです」

--考えてみると、坂元さんはSUPER☆GiRLSの初期メンバーの人たちと同じタイミングでアイドルを目指していたことになりますから、大ベテランですよね。

廣川「iDOL Street(スパガ、わーすたが所属するavexのアイドルレーベル)の中でも重鎮です」

--わーすたの場合、メンバーの入れ替わりがないグループなので、一人欠けるということも初めての経験です。

廣川「最初にこの5人で頑張っていこうと選ばれたときに、“選ばれし5人”という感じがすごくあって、誰かが欠けて新メンバーが入ることもないだろうなという気持ちでずっとやっていたので、それだけ月日が経ったんだなと今回の葉月のことを聞いて思いました」

--さて『詠み人知らずの青春歌』はMVだけでなく、楽曲だけをとっても魅力のある曲です。

三品「この曲、めちゃいい曲です!」

一同笑

三品「爽やかで疾走感があって、でもやっぱり、私たちがそういう状況だからということもあって、ちょっと寂しさも感じる楽曲になっていて、熱い気持ちを込めて歌える楽曲だなと思います。一曲が生まれるのにこんなに思いを込めてというのは、もちろん全部の曲が大事ではあるんですけど、この作品がすごく大切なんだと思いながら作ることができたので、今後も私たちにとって大切な曲になっていきそうです」

小玉「私もまた大切な一曲ができたなと思っていて、発表する楽曲には毎回毎回いろんな思いがあるんですけど、これはまた特別に、今までと違った感情だったり、思いが乗った一曲になりますし、その思いがMVという映像としても形になって残るというのが嬉しくて、すごく大切な一曲になりました」

松田「わーすたの今までの活動の中でいろんなことがあって歴史があるんですけど、その中にすごく濃く刻まれそうな曲だなと思いました。メンバーが変わるという大きなこともありますが、そういう状況じゃなくても、絶対大好きな曲になっていたと思います。これまで変わった曲やカッコいい曲、オトナな曲……いろいろ歌ってきたけど、わーすたの歌うさわやかなエモ曲がすごく好きで、7年目になった今のわーすたが曲に込める気持ちの部分が見えやすいというか、わかりやすく“いい顔してる”というのが、年々強く感じられるのがいいなと感じます。“なんかステージに立つ人の顔をしてる、かっこいいな”と、客観的にメンバーを見てても思うから、このタイミングで気持ちをより込められる曲、きれいでせつなくて、エモい曲をいただけてよかったなと思いました。サビ前のちょっと落ち着くところから、いきなりぐわっと勢いがくる感じの、テンション感がすごく好きです」

廣川「レコーディングする前に、仮歌の状態でいただいたときも、“わぁ、めちゃくちゃ名曲誕生してるじゃん”と思ったんですけど、やっぱりわーすたが強いなといつも思うのは、レコーディングしてメンバーの声になるとまた変わるというか、わーすたメンバー各々が曲にそれぞれの色をつけるのが上手いなと思っていて、今回も出来上がったものを聴いて、それぞれが等身大でありながら、大人っぽくも可愛く歌っているのがすごくいいなと思いました。今の私たちにしか歌えない曲をちゃんとファンの方に届けられるなと確信しました」

坂元「今回の楽曲を作るにあたって、『こういう曲がいいというのはある?』ってスタッフさんから聞いてもらって、そのときに、私が『さわやかで疾走感がある楽曲で、みんなで一緒に歌えるのを』とお伝えしていたんですけど、ラストサビはみんなで一緒に歌っていたりだとか、この歌詞をもらったときに、“青春歌”と書いて“ラブソング”って読むってなんてオシャレなんだ!と思って。ミュージックビデオはもちろん、楽曲としても、わーすたとしての思い出をぎゅっと詰め込んでもらったような曲になってると思うので、完成したのを聴いたときにはうれしかったです」

--衣装のひまわりが印象的ですね。

坂元「衣装を作るとき『葉月ちゃん、入れたいものある?』ってスタッフさんに聞いていただいて、『星とひまわりです』といったら、本当に両方入れていただいて!」

--廣川さんは3月の記者会見で「ネコ耳はそろそろ卒業したい」という発言もありましたが、今回もしっかりネコ耳はありますね(笑)。

廣川「そうですね。やっぱりこのタイミングで外すのは、別の意味が出てしまうかもしれないので(笑)。葉月が卒業と一緒にネコ耳も持っていってくれると助かりますけど(笑)。贈呈したい」

坂元「いただいて帰ろうかな(笑)」

(坂元葉月が卒業にあたっての思いを語ったインタビューPart.2に続く)

わーすた(The World Standard)

世界に照準を合わせて活動しているデジタルネイティブ世代アイ­ドルで、SNSとリアルアイドル活動を通じて世界にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを­発信していくグループとして2015年に結成。2016年、1stアルバム『The World Standard』でメジャーデビュー。『わーすた LIVE TOUR 2021~君と僕の青春歌!~』が9月に開催。9/18Zepp DiverCity TOKYO、9/20Zepp Namba。

わーすた(WASUTA)「詠み人知らずの青春歌」(Yomibitoshirazu no Love song)

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