東京パフォーマンスドール、映像と融合し進化した未来型のダンスサミットに初挑戦 人気曲たちに新たな魅力が

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6人組ガールズグループ・東京パフォーマンスドールが1日、横浜・DMM VR THEATERでライブ『DMM VR THEATER presents Future LIVE~複合現実~ Vol.4“ダンスサミットVR”』を開催。ホログラフィック演出により、楽曲、パフォーマンスと映像がリンクした、これまでにない“ダンスサミット”を見せた。

TPDにとって初の試みとなったこのライブは、客席とステージの間にホログラフィックスクリーンが設置され、ステージ背後のスクリーンとの間でメンバーたちがパフォーマンスする。それにより立体的な演出が展開された。

そんなセットの中、白いブラウスと黒のミニスカート、近未来の女子高生を思わせるような衣装で登場したメンバーたち。その世界観にマッチしたSF作品的な最新シングル『Shapeless』でライブはスタートした。通常の“ダンスサミット”同様、ノンストップで楽曲を披露していった。

楽曲をパフォーマンスするメンバーに、レーザー光線やデザインワーク、イラストなどが重なり、幻想的な空間が展開。最初は慣れない構成のライブに戸惑いを見せる観客も、序盤から早くもいつものライブで見せるコールを送っていた。

1993年発表の先代・東京パフォーマンスドールの楽曲『ダイヤモンドは傷つかない』も、映像との融合で別の顔を見せていた。

ライブ人気曲『逆光 × 礼賛』『TIME』に続いて、『Honey!Come Come!』に始まり、『Kiss × Bang Bang!』『現状打破でLove you』といった可愛い恋愛ソングのメドレーに突入。カラフルな衣装と漫画チックな吹き出しなどの映像演出で、より一層ラブリーな世界観を盛り上げていた。

中盤では、ユニット、ソロのコーナー。浜崎香帆さんと橘二葉さんが激しいダンスで見せる『BURN ME OUT 』は洪水のような光の中で原曲の世界を一層盛り上げる。上西星来さんと脇あかりさんのユニット「赤の流星」は『エデンの雨』を。ユニットが持つ妖艶な雰囲気がVRによりさらに際立つ演出となった。

櫻井紗季さん、浜崎香帆さん、橘二葉さんによる、傘を使ったパフォーマンスが愛らしい『Raining』は、スクリーンに降る雨が臨場感を盛り上げる。高嶋菜七さんのソロ楽曲『be alright』は全編英語詞。高嶋さんが歌いつつその訳詞をスクリーンに流すというパフォーマンスは、スケール感のある歌世界を表現していた。

先代楽曲『CATCH ‼︎』からの終盤は、シングル『TRICK U』でのセクシーな衣装に身をつつんだメンバーたちが、椅子を使った妖艶なパフォーマンスを披露。その『TRICK U 』は発売時、手錠で繋がれたメンバーたちのビジュアルが印象的だったが、この日披露した時には鎖に繋がれたらメンバーたちの演出もインパクト大だった。

いつものライブハウスやホールとは違う空間ということで、ここまで大いに盛り上がりつつも、立ち上がっていいか戸惑い気味の観客たち。だがリーダーの高嶋さんが煽動し、『FREEDOM』からはスタンディングに。一層の盛り上がりを見せた客席だった。

『SURVIVAL!!』『DREAM TRIGGER』で一段と激しさを増していき、ジャーデビューシングル『BRAND NEW STORY』、そして6月発売の新曲ながら早くもライブで人気の『SHINY LADY』、新旧ライブ定番曲2曲で本編の幕を閉じた、

アンコールは、この夏最後の盛り上がりとばかりに、TPD夏のライブ定番“タオル回し”曲『Are you with me??』から。メンバーが“客席降臨”し場内は大興奮。そしてラストは『ナガレボシ 』。メンバーたちの等身大の姿を描いたような歌詞が、スクリーンに手紙のようにシンプルに縦書きで表示され、楽曲をさらに胸にしみるものにしていた。

ライブが終わり、浜崎香帆さんから「今日はソールドアウトということで !」と報告すると一同大歓声。この日のライブのセットでは客席とステージが遠く、メンバーの前に透明な幕があったが、浜崎さんは「みなさんとの距離は遠いですけど、気持ちは全然遠くないです!」と叫び大歓声を浴びていた。

なお東京パフォーマンスドールは、ライブシリーズ『渋谷 LIVE CIRCUIT』を展開中。次回は9月27日(木)、渋谷WWW Xで開催される。

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