LIT MOON 寒河江咲菜、『恐竜学検定』結果を報告「中級は特に難しかったので、合格できてびっくり」

アイドルグループ「LIT MOON」のメンバーで、恐竜好きで知られる寒河江咲菜さんが、恐竜の知識を問う「恐竜学検定」に挑戦し、みごと合格したことを報告した。

今年で2回目となる「恐竜学検定」は、日販セグモ株式会社が開催し、恐竜が生きていた太古の時代の基本知識や、恐竜の特徴、そして研究の歴史など、幅広い恐竜の知識を楽しみながら学び、確認することを目指している。子供から大人まで幅広い年代の恐竜ファンが挑戦し、親子で受験するケースも多いという。

寒河江さんは取材のため事務所に訪れた記者に、先日行われた恐竜学検定の結果について報告。気になる合否について尋ねると、「やったー！合格でした！」と喜びをあらわにした。通知が届いた際はすぐに開封せずに、家族が揃ってから「大事なお話があります」と切り出し、見守られながら中身を確認したという。「すごくドキドキしましたけど、合格と分かった瞬間、“おめでとう！”って、一緒に喜んでくれて嬉しかったです」と振り返った。

検定は初級と中級を同時に受験した。恐竜への興味は以前からあったものの、実際に試験対策の勉強をしたのは約2週間しかなかったという。初級問題は点数に余裕があったものの、中級は 及第点に近い76点で合格したことを明かし、「めちゃめちゃ難しかったです。すぐにできた問題もありましたが、自信のない問題はやはり苦戦しました。分からない問題は勘で答えました」と苦笑い。

社会人になってから学習機会が少なかった寒河江さんにとって、今回の検定勉強は貴重な経験だった。「久しぶりに勉強をしましたね。勉強のやり方を思い出して、『これが勉強だ！』と感じました」と振り返った。恐竜好きではあったものの、具体的な知識の習得方法に悩んでいたといい、「本を読むのは好きだけど、知識として何を得たらいいのか、それが分かったのが楽しかったです」と試験勉強を語った。「記憶するのがめちゃめちゃ遅い」と自己分析する寒河江さんは、問題集を5周繰り返す学習法を実践。これが実際の試験で役立ち、「ほぼ同じ問題が出題されていました。ドリルをやってよかったです」と効果を実感した。小中学校時代は問題文の読解に苦労し、テスト形式すら理解できなかったという。高校で学習法を習得し、大学では学びを楽しんだが、純粋な「勉強」という意味では大学受験以来だったと話す。

普段から「恐竜好き」を公言する寒河江さんにとって、今回の合格は、その情熱に確かな自信を与えた。「中級は特に難しかったので、合格できてびっくりしましたし、嬉しかったです」と心境を語る。これまでは、恐竜の知識がない人から「どのくらい好きなの？」と問われても具体的な返答に困ることがあったというが、「これからは『私は恐竜検定持ってます！』って答えられます」と、自信が持てたことを喜んだ。

検定勉強を通じて、恐竜に対する認識も変化した。「これまで好きな恐竜にばかり注目していましたが、検定を受けると決めたことで、苦手だった三畳紀以前の海棲生物の時代も学ぶ必要がありました。それが全ていまの人間にもつながっていると思うと、とても楽しかったです」と語った。また、これまでは恐竜を「キャラクター」として捉えがちだったが、検定を通して「それぞれが生きていた時代や歴史といった部分を学ぶ機会になって、知識を広げる良いきっかけになりました」と意義を語った。

寒河江さんは検定を通じて改めて、「『この恐竜は何々と同じ時代なんだね』とか、体系づけて理解できるようになりました」と知識の深化を語る。「ティラノサウルスとステゴサウルスが同じ時代に生きていたと思っている人も多いですが、実は違うんですよね」と例を挙げ、 恐竜学検定がそうした誤解を解き、正確な時代背景を学ぶ機会となったことを喜んだ。

2025年を振り返り、寒河江さんは所属するアイドルグループ「LIT MOON」の活動にも触れた。「2周年ライブで1000人動員を達成しないと解散という目標がありましたが、ファンのみなさんのおかげで達成できました」と話す。これによりグループはステップアップし、「LIT MOONがどういうグループか、認識を固められた」と分析。6月から半年間の毎月楽曲リリース企画で表現の幅が広がり、多くの人にグループを知ってもらう機会になったという。メンバーも歌とダンスの技術向上に努め、「パワーアップできた年になった」と成長を実感している。

年末に向けての予定を聞くと、寒河江さんは「上野の恐竜イベントに行きたいのですが、グループのお仕事と重なりそうで」と、両者の板挟みに苦悩。来年に向けてやってみたいことは、普段から洋服も好きなことから「恐竜ファッションをやってみたい。いろんな恐竜をイメージしたコーディネートに挑戦したいです」と語った。恐竜への深い愛情と、アイドルとしての成長、そして日々の生活を大切にする寒河江さんの2026年の活躍が期待される。